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大学生が運営する博物館を訪問 〜シャープペンシル博物館(広瀬鐵筆堂)〜

台風や前線の影響で全国的に大雨になっているようですが、この週末の京都は比較的穏やかだったので外出しました。久しぶりにヨガワークに参加したり、ゆっくりお買い物ができました。◆土曜日の日本経済新聞・夕刊に、大学生が自分の集めたシャープペンを展示する博物館を6月に京都にオープン(日曜日のみ・完全予約制)したという報道があり、思わずその場で連絡して予約し、さっそく昨日訪問しました。運営するのは立命館大学3回生の広瀬健吾さんです。草津キャンパスの方で建築を学んでいるとのこと。小学3年生の頃にシャープペンの魅力にはまり集めだし、現在までに約5000本を収集し、その魅力を共有できる場を作りたいとのことで、博物館のオープンに至ったということです。場所は錦市場のすぐ近くで、自身は別の場所に住まわれていますが訪れやすい所にオープンしたいということで、この場所を探したという。3畳ほどのスペースに展示ケースなどが並び、膨大な数のシャープペンが所狭しと置かれていました(1番目の写真)。このスペースにいたら、昔、山科にあった「京都お箸の文化資料館」を思い出しました。館長が世界中から集めたお箸を展示されていましたが、いつのまにか閉館してしまいました。あのコレクションはどこに行ったのだろうか。この日は、広瀬さんのコレクションの中でも、とくに歴史的に重要なシャープペンをピックアップして見せていただきました(2番目の写真)。写真の一番左にあるのが「ぺんてる」が最初(1960年)に発売したノック式シャープペンです。使わせていただきましたが、非常にガッチリしており、書き味もなめらかでした。とても66年も前のものとは思えません。写真の真ん中に映っているのが「ぺんてる メカニカ」で、広瀬さんがシャープペンシルに目覚めるきっかけになったものです。ノックを押すとペン先が現れるメカニカルな構造をしています。私が中学生の頃に使っていたペンなどもあり、懐かしく感じるものもいくつかありました。繁華街に立地するため、それなりに家賃がかかりますが、自身が制作しているシャープペンシルを販売することでまかなっています。それが「広瀬鐵筆堂」です。真鍮やアルミなどをから削り出し、オリジナルな作品を作られています(3枚目の写真のペンが彼が作った作品)。つまり、すでに起業されていることにもなります。工場はまた別なところにあり、授業後に作業して家に帰る生活をされています。これから就職活動もしないといけない学年ですから、無理のない範囲で続けて欲しいと思いますし、将来的にも期待してしまうことなどもあります。なんとか、在学中いっぱいまではこの活動を続けたいということでした。彼は学芸員資格の講座はとっていないとのことでしたが、私も長年博物館業界にいますが、恐らく大学生が単独で博物館を経営している例は知りません。もしかしたら「日本初」かも知れません。どなたか他の例を知っていたら教えてください。世界的にも珍しいことだと思っています。ここに訪れたもう一つの目的が、「オリジナル作品の依頼」です。実は、私は30代頃に鉛筆やシャープペンをほとんど使わなくなりました。「消す」という行為を極力やめ、どんなこともボールペンで書く(書くことに極力責任を持つ・消すという甘えを捨てる)という習慣というか覚悟を身につけるようにしました。また、大学業界に入ってからは「添削」という行為が多くなり、黒ペンだけでなく赤ペンを非常に多く使うようになりました。2003年に、斎藤孝先生が『三色ボールペン情報活用術』を発刊して多色ペンブームが起きましたが、個人的に黒と赤以外のペンを使うことがなく、多色ペンだとどうしても黒赤以外の色が無駄に残るという点がいつも気になっていました。そこで15年くらい前から「2色ペン」を探すようになりましたが、世の中にはほとんど存在せず「いつか特注品を作りたい」という思いが心の中でずっとありました。シャープペンではありませんが、彼にそのことを伝えると快くOKしていただき、2色ペン制作への道が切り開かれました。どんな作品ができるのか、今から楽しみです。

<関連記事>
集めたシャーペン1000本展示 京都の大学生「博物館」開く
日本経済新聞(2026年9月5日)
 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD28AU00Y6A820C2000000/

<関連サイト>
広瀬鐵筆堂のインスタグラム
 https://www.instagram.com/syake1505/

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│-│-│2026/09/07(月) 09:05

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