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アラカルトエミシの国の女神今日は月命日。東北震災から5年半。また、米同時テロから15年。早い物です。改めて犠牲になられた方々に哀悼の意を表しご冥福をお祈りいたします。今夜のNHK特集では地震予知をテーマに放送されていました。松本や仙台、南海トラフが危ないようです。予知もさることながら、私は対策率が大事だと考えています。また、その対策政策をより高度化していくことで、災害に強いまちにしていくことができると思っています。さて、今日は原稿をかかねばならなかったのですがやる気が出ず、ある本を読みきりました。以前買った『エミシの国の女神−早池峰・遠野郷の母神=瀬織津姫の物語−』です。著者のご努力に関心しました。私が以前から疑問に思っていた瀬織津姫の実態がほぼ明らかになっています。今年読んだ本の中で、1番でした。一番ツボにはまりました。伊勢の神もやはり元々は「アマテル」という男神と「セオリツヒメ」という女神が一対で祀られていましたが、天武・持統天皇の時代に「アマテラス」を国の神として祀るために、両神が隠されます。「神隠し」とは人がいなくなることではなく、まさにこのことだったのです。それが昭和時代になっても続いていたというのですから、その凄まじさを感じます。ただ、東北ではかなりの数祀られ続けており、特に不動明王と一体となっているところも多いそうです。さらには、オシラサマやザシキワラシにまで論考が及んでいるのが面白かったです。最も驚いたのは、皇室ではこのアマテル神=ニギハヤヒの鎮魂祭を毎年行っていることが近年明らかになっていることでした。想像はできましたが、公表されちゃっている点に、すでに平成の世を感じます。この本が出版されたのが2000年ですし、すでに5刷となっているので、関係者の方々はかなり目を通していると考えられます。今度皇學館の先生に聞いてみたいと思います。知らないふりをされるかなぁ。いったい神とはなんなのかということを考えさせられます。ともかく、天照大神の荒魂は瀬織津姫であり、その根源が「那智の滝」であることは改めて明確になりました。熊野の根源がわかることにより、本来の信仰が復活するように思われます。お昼はムッシュふらいぱんさんの牛ロースステーキランチでした☆ここのハンバーグも好きですが、ステーキもとっても美味しいんです☆
│-│-│2016/09/11(日) 22:23│
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