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アラカルト凍れる音楽:1000年のものづくり東京の感染者数が47名!解除は完全に失敗ですねぇ。いつになったら東京に行けるのだろうか…。◆今日はジムニー部品の色調整のために奈良・斑鳩のリペアスタジオFUKUROさんを訪問。帰りに西ノ京の薬師寺さんに寄ってきました。代車だったので、ナビも地図もありませんでしたが、感ピューターでドンピシャ。12年に及ぶ国宝東塔の解体修理が終了したので、ご対面をしてきました。この春に落慶法要を行う予定だったそうですがコロナの関係で延期になっているとか。この三重の塔は非常に繊細かつ優美な造形を持つところから、「凍れる音楽」という愛称で親しまれています。もともと薬師寺は火災等で堂宇のほとんどがなくなり、創設当初の建物はこの東塔のみです。1300年間、ここに建っているわけです。学生のころは何度も訪れ、その都度境内が復興していくという感じでした。作業場もよく見せていただきました。基壇の高さも東西でやっと揃った感じです。1000年もすると地面が1mくらい上がるそうです。そういえば、昔、東塔の中には大蛇がいるということを和尚さんに聞いたことがありましたが、修理の時にはどうしたのでしょうか。1000年持たせるように作ったり修理したりする作業というのは、耐用年数が数十年程度のものに囲まれた我々にとっては認知を遙かに超えます。ただ、1000年以上も前にそうしたものづくりができたわけですから、我々も見習う必要があると痛感します。
│-│-│2020/06/14(日) 22:38│
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