アラカルト

女性が輝く社会になるためには

1日50人でも多いと思っていたのに、東京はもう300人に迫っています。完全に逆戻りで、あの自粛はなんだったのでしょう。来週、最後のゼミナールを大学でやる予定でしたが、大事をとって中止にせざるを得ませんでした。ずっと準備してきたのに水の泡…。学生にも申し訳なく思います。◆今週の日経新聞の夕刊に、今年から東京・六本木にある森美術館の館長に就任された片岡真美さんの連載記事が掲載されています(詳しくは新聞を参照下さい)。前の南条館長には慶応大学の時にお会いしたことがありますが、彼女との面識はありません。2012年に光州ビエンナーレの共同芸術監督、2018年にシドニービエンナーレのアジア人初となる芸術監督を務め、今年の1月には国際美術館会議(CIMAM)の会長に就任し、森美術館の館長にも就任と、すごい経歴です。海外の美術館では女性館長は珍しくありませんが、日本はまだまだ男性社会です。うちの大学教員も看護学科を除けば男性が多くを占めています。ちなみに、政府が「2020年までに指導的地位に占める女性の割合を30%にする」という目標を掲げていましたが、昨日断念してしまい、「できるだけ早期に(達成する)」との表記に変更されました。なんだか情けない。そんな中での館長就任ですから、とても新鮮でした。恐らく今年のウーマン・オブ・ザ・イヤーに選出されると私はみています。

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│-│-│2020/07/16(木) 21:37

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