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アラカルトサツキとメイの家なんだか今日はかなり寒く、その関係か寒気がして夕方から偏頭痛が…でもようやく治まってきました。ところで、6月に入って、2005年に「愛・地球博」を開催したモリコロパークに「ジブリパーク」を作る計画が報道されましたね。当時の博覧会の計画案にはかなり問題があって、私も一時素案をまとめて「環境未来都市計画」として提案したことがあります。その中で、建物のデザインを宮崎さんにお願いしたらどうかということも盛り込みました。ちょうど彼がアニメに疲れていたころで、「まちづくりやりたい」と言っていた頃だったからです。日本版エプコットになれば面白いなぁと思ったのですが、結局どれも残念なパビリオンばかりとなりましたが、一つだけ「サツキとメイの家」だけは特別でした。制作手法にこだわりをもち、「張りぼて」ではなく、博物館の2次資料とほぼ同じクオリティで作られています。「これは絶対残るだろう」と直感しましたが、その通りになりました。その後、制作プロセスをまとめた『サツキとメイの家のつくり方』(写真)という本が発刊されましたが、まさに情景再構成展示手法そのままです。作り手はなかなかプロセスをきちんとまとめないので、貴重な本です。展示業界が忘れかけている再現性を、アニメ業界の人たちが挑戦していたのが印象的でした。今日は授業での話題提供として1回生にこの本を見せたのですが、建築志望の学生が多いこともあり結構面白そうに見ていました。貸し出すと絶対帰ってこないので、これは何代目かの本です。どのようにパークが計画されるかわかりませんが、この家は綺麗に残してあげて欲しいと願います。
│-│-│2017/06/08(木) 00:47│
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