アラカルト

木々との会話

昨日は会議があったので結構職場に人がいましたが、今日は本格的にテレワークが始まった実感がします。今日は結局誰にも直接会いませんでした。暖かくそこそこ晴れましたが、明日から天気が崩れるようです。◆人には会えないので、植物と対話。いつもお世話している酔芙蓉の新芽がすでに出始めています。表示サインのテープが剥がれかけていたので、貼り直します。ついでに文字も綺麗に塗り直し。昔は瀕死状態の木でしたが、もう今は元気もりもりです☆この木は私の希望です。味気ない電子会議は苦手ですので、しばらく木々や鳥たちとリアルな会話をすることにします。でも、今日はご祈願の道中でクマンバチを6匹確認。ハチたちに悪意はありませんが、山に入るときは別な意味で気をつけないといけません。一方でミドリセンチコガネ(山科東部地域の固有種)が地面をウロチョロしているのも発見。こちらはいつ見ても綺麗なお姿です☆

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│-│-│2020/04/16(木) 23:59

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アンネ・フランクに学ぶ

今朝は寒いくらいでしたが、昼間は暑い。寒暖の差が激しくなっています。おかげで体がだるい。会議もあったので、今日のご祈願は夕方にしました。やっぱり山に行くと気持ちが落ち着きます。◆今朝は2つの夢を見ました。一つは大学の友人とアメリカの町を歩いているのですが、私はズボンを落としてしまいはいていません…さすがにパンツははいていました。友人はそれに気づかず、どんどん進んでいくので、「頼むからズボンを取りに行かせてほしい」と頼み込む私。二つ目は京都市内で行われているビエンナーレのような芸術祭に参加。お寺に巨大なトマトが屋根の上とお堂に中にありました。また、夜に行われる演劇祭に参加しようとしましたが、トイレに行っている間に入場口で待機していた他の観客が皆いなくなり、出遅れてしまいます。会場を探してウロウロしてしまうというもの。どちらも、かなりドジな私でした。◆ところで、このところ世界中が引き籠もり生活になって、ネットなどを見ているとストレスからか、誹謗中傷が多くなっているように感じます。とても悲しいことです。それで思い出したんですが、かつて第2次世界大戦でナチスから身を隠して生活していたアンネ・フランクは、いったいどのくらいの期間籠もっていたのか。調べてみたら2年間でした。その後、隠れ家住人の中でただ一人戦後まで生き延びた父オットー・フランクによって、彼女の日記が世に出るのですが、その記述から隠れ家生活という苦しい中でも夢を諦めず前向きに生きていたことをうかがい知ることができます。この機会に自分の心の内を日記にしてみるのも良いかと思います。写真は福島県白河市にあるアンネ・フランクの家(アウシュビッツ平和博物館の敷地内にあります)。震災以降、福島に行ったら必ず寄るところです。関連資料が数多く展示されています。この写真は2011年8月に撮影したモノ。展示の中に忘れられない彼女の言葉があります。「なぜ人間はなかよく暮らせないのだろうか」。科学技術は進歩しても、人間の方はそれほど進歩していないのだと気づかされます。

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│-│-│2020/04/15(水) 22:07

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同じモノでも見方を変えてみる

これほど変わるのかと思うほど良く晴れた火曜日。でも一日中研究室に籠もりきり。スーパー・コンビニ以外で、今日お会いしたのは学部長一人だけでした。それも1分くらい。◆お昼休みだけ、またちょっとご祈願のために裏山に登りました。珍しく誰かが先に上がっているようでしたので、まぁ避けるほどではないのですが、参道を通らず、道のないところをわざわざ迂回してゆっくり奥の院を目指しました。この時期は虫が少ないので思ったより歩きやすいです。迷ったら戻れば良いのです。最近は会議も少なくなったので、いつ山に入っても良いようにフィールド用のシューズとミリタリージャケットを常用しています。そうしたら、以前発見した石の下に到着。この石が思ったより巨大であったことを発見!下から見るのと上から見下ろすのでは全く異なるんです。今は周りに木が沢山ありますが、木がなければ恐らく椥辻辺りからこの石は確認できると思います。鏡石ではないだろうと思いますが、太古の時代目印にはなっていたかも知れません。もちろん、この石の上からは今でも山科盆地を一望できます。ちょっと木が邪魔ですけど、隙間から見えます。この場所はいろいろな偶然があって神聖視されたのだろうと、なんとなく思ったりしました。また、何度来ても「怖い」という印象をもちます。ともかく、同じモノでもちょっと見方を変えるだけで新しい発見があるという体験でした。◆今日のスイーツはコンビニで買ったイタリアンプリン。プリンというよりはチーズケーキに近い感じでしたが、濃厚で美味しかったです☆

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│-│-│2020/04/14(火) 21:16

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身近なことに注意を払う

朝からなんだかずっとバタバタしていた感じ。一部テレワークが始まったとはいえ、細々した用事がいろいろ。それに5月までの追加課題を考えないといけないし。粛々とお仕事。◆今日も冷たい雨が降る一日でした。昨日は家で座ってばかりだったので、天候は悪かったのですが奥の院まで登ってみると、意外にすんなり行けました。ただ、下りの方が滑って危ないので、こういう日の登山はオススメしません。正門前にある誘導看板が今にも道路に落ちてきそうだったので、神社の方にお伝えすると、すぐに対応頂きしっかり止めて下さいました☆それにしても、ここにある楠(?)は見事です。強い生命力を感じます。近くにあっても日頃あまり目を止めなかったりしますが、こういう時期だからこそ、身近なことに注意を払ってみたいと思いました。

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│-│-│2020/04/13(月) 22:33

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「何を伝えたいか」ではなく、「何をしにきたか」を探る

始終雨模様で、かつかなり寒い1日でした。一日籠もって、結構Youtube見ていました。最近、古くなってボロボロになった道具をピカピカに修復する映像を見るのになぜかはまっています。ちょっと買い物がてら外に出たら、京都薬科大学の入口にある桜がまだ綺麗に咲いていました☆◆日経新聞の日曜版を読んでいたら、水族館プロデューサーで有名な中村元さんの記事が掲載されていました。彼はかつて三重にある鳥羽水族館の経営を立て直した実績のある方で、その後独立して様々な地域の水族館計画に関わっています。最近の水族館は、映像を使った展示手法が流行でとても綺麗なんですが、動物たちにとってどうなのかという疑問を感じてはいます。が、考え方に同意する点もありました。その一つが「何を伝えたいか」ではなく、「何をしにきたか」を探るということ。彼もかつては飼育員として展示情報を来場者の方に一生懸命伝えていたそうですが、ほとんど耳を傾けてもらえなかったという経験があったようです。その後、来場者が何を求めているのかを調査し、彼らのツボにはまることを展開していったら来場者が増えたとのこと。マーケティングの世界では当たり前のことですが、文化施設においてはそれがなかなかできません。優秀な人が多いので、思いが強すぎるのです。一方で、文化施設の場合は利用者に迎合ばかりしていてもいけないと私は思います。できれば、来場者の興味関心に応じた対応をしながら、効果的にこちらの伝えたいことを差し込んでいくという仕組みが望ましい。それをなんと言ったら良いのかわかりませんが、「インタラクティブ・アプローチ・プログラム」とでも名付けましょうか。そのためには、日頃から世間の情報にアンテナを張っておくことが大事になるでしょう。これは、一般の教育にも同じ事が言えるかも知れませんね。

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│-│-│2020/04/12(日) 23:10

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