アラカルト

熱量の計測

早いもので、5月がもう終わり。明日から夏ですねぇ。衣替えしないと。◆写真は昨日のフェスタで着ていたTシャツ。洗濯しました。実はこれ、2年前のデザイン。前のを使うとは知らず、新たに頂いてしまいました。年配のスタッフに「女の子みたい〜」とからかわれましたが、普通に着ますし、なんでも着ます。やはりこうしたプロジェクトでは、同じものを着ることで一体感が生まれます。また、昨日は会場内でかなり動き回りましたが、軽く1万歩を超えていました。スタッフや関係者の熱量を図るには、こうした一体感に協力しているか、どれだけ現場を動いているかで計測することができます。そこから、対価・報酬を引き算し、逆に経費をプラスすると、ほんとの熱量が残ります。なので、ボランティアと職員とでは熱量が全く異なるのです。ですがボランティアの方が低く見られがちです。私は誰がどう行動しているかを、活動しながら全て観察しています。熱量の高い人は周りに良い影響を与えていきますが、その逆もあるわけです。以前は市長も同じTシャツを着て下さっていましたが、最近はずっとスーツ。できれば上の人が率先して着て動くのがほんとは大事なことなのです。お金はかかりますが、色もテーマカラーに統一した方が良いのです。

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│-│-│2021/05/31(月) 21:44

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無事終了

快晴の日曜日。守山のルシオール音楽祭は無事終了しました☆感染対策をしっかり行い、屋内の公演は全て入場制限を実施。各会場の入口で全員番号でチェック。毎回座席を除菌。カフェテリアも全て孤食方式。初めてのことで、細かい課題は山のようにありましたが、大きな問題はなく楽しんでいただけたかと思います。また、約1週間後に市民ホール公演の多くがYoutubeのルシオールチャンネルでご覧頂けます。筋肉痛が酷かったので、帰りは水春で疲れを癒やしました☆ただ、フル出場しても大学教員は代休がありません。

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│-│-│2021/05/30(日) 22:58

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愛の蛍

いよいよ守山のルシオールフェスタは明日です!多くのスタッフと事前準備を行いました。私はおもに市民ホール横の立命館守山会場にいます。例年と違って、入場制限をかけるので混乱のないようにしたい。今回は初めて守山市内のホテルに宿泊しました。少し落ち着きたかったのと、一度守山の蛍をみたかったのです。部屋からは近江富士(三上山)が綺麗に見えました。あまりに形が整いすぎています。偽書とされる『ホツマツタヱ』によれば、この山は人工的に作られたという。史学者は誰も本気にしませんが、私は弥生時代頃に形を整えてより美しい神体山にするくらいのことはあってもおかしくないのでは、と考えています。可能なら土壌調査をしてみたいものです。というか、いつか登ろう。日が暮れてから、三津川まで蛍観賞をしにいきました。やっぱり守山はすごい。目の前で30匹くらいみました。蛍というと、2010年に放送された大河ドラマ「龍馬伝」の第24話「愛の蛍」で、武市半平太さんとその妻・冨さんのシーンが忘れられません。いい夜でした。

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│-│-│2021/05/29(土) 22:14

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立ち止まらない橘

新棟がオープンして間もないのに、今度は古い棟の改修工事が大々的に行われています。ほんとに忙しない大学です。私が来た頃からずっとこんな感じ。まさに「立ち止まらない橘」です。大学間競争を勝ち抜いて行くには仕方のないことなんでしょうけれど…もう少し落ち着きたいですし、変化を楽しむ余裕もないなぁ。新学期になって、やたら会議や打ち合わせが多くなったし。◆季節柄、最近カタツムリをよく見かけます。この虫のように、意識的にノンビリしたいものです。

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│-│-│2021/05/28(金) 21:09

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縄文の衝撃

天候のせいか、朝からすっきりせず。でも仕事はいっぱい。リモートの添削もドッサリ。私は一人一人丁寧に添削文を書きます。そうとうな時間がかかります。ただ、これはやりたいからやっています。また、対応したくなる課題を出すようにしています。◆ところで、昨日、ユネスコの諮問機関が「北海道・北東北の縄文遺跡群」を世界文化遺産に登録するよう勧告したとのこと。とてもおめでたいことです。記紀によって東北の文化は葬り去られたわけですから、記録の残忍性、また皇国史観の罪を改めて思います。我々の世代はそれに染まっていました。まさに洗脳。私が古代や東北にとくに関心をもったのは、2011年の震災以降、東北地方の博物館や史跡に足を運び、様々なものを見たからです。とくに衝撃を覚えたのが、写真の「垣の島遺跡」(北海道函館市)の「漆糸製品の復元」を記録した報告書を見たときでした。この資料は宝物の一つです。この遺跡から、9000年前の漆製品が発掘されたのですが、なんとそれは「漆の糸」なのです。漆といえば漆器ですが、9000年も前に糸に塗られていたとは最初信じられませんでした。縄文時代といえば、粗末な衣装を着ているとばかり勝手に思っていましたから。この漆糸製品がいかに手間をかけて作られているかを知れば、縄文人の文化・芸術がどれほど高かったのかが良く分かります。恐らく、知能的には我々より上だったかも知れません。また、「御所野遺跡」(岩手県一戸町)の復元住居を見たときも、目からウロコでした。「竪穴式住居=古くさい住居」くらいにしか思っていませんでしたが、この建築は地震に強く、電気がなくても寒い冬を過ごせるスーパーアーキテクチャーだと分かったときは、無駄にエネルギーを浪費する現代人の愚かさを思い知りました。ちなみに、この遺跡の復元住居は東日本大震災時に倒壊したものはありません、一方で現代住居は沢山壊れました。なので、その後、古代の文化に強い関心を持つようになったのです。世界遺産をきっかけに、遺跡を単に過去のものとするのではなく、当時の思想や文化を今にどう生かせるのかを考えていくことに繋がればと願います。

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│-│-│2021/05/27(木) 23:00

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