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アラカルトドタバタの年度末結局、近江高校は大差で負けてしまったようですが、補欠からよく決勝まで勝ち上がったと思います。おつかれさまでした。◆今日は年度末。スマートに終えられれば良かったのですが、朝から大問題が発生…。思いもよらなかったというか何というか…。もうバタバタで調整してなんとか奇跡的に今日中に後始末ができました。ただ、いろんな人にご迷惑をかけてしまい、大変申し訳なく思います。今日の反省点は、「常識を疑う」です。当たり前と思うことが、当たり前でない場合があるということです。◆終わったことはサッサと忘れて、1年間のご褒美として前から食べたかった苺大福を買っちゃいました。山科のうつみ農園さんの苺が使われています。地産地消の商品は応援したくなります。最後の写真は研究室からの桜風景(今日は雨なので昨日の写真ですが)。うっとりです。
│-│-│2022/03/31(木) 21:21│
アラカルト季節の変化、時代の変化甲子園の決勝は滋賀と大阪ですね。近江高校は補欠から勝ち上がり、主将の山田くんが脚光を浴びているようですが、足の具合も心配です。コロナを吹き飛ばしてほしいと思います。◆今日はあまりに天気が良いのと、新学期に向けて学内が慌ただしいので外で仕事しようと思い出たのですが、途中花見をしてしまいました。山科側の桜並木が素晴らしかったです。◆ところで、昨日と今日の日経新聞文化欄で「コロナ3年目のミュージアム」と題して、この間の文化環境の状況が整理されています(詳しくは新聞を参照下さい)。経営に行き詰まったところもあれば、新たにファンドレイジングを始める事例などもあり、企業もそうですが時代の変わり目を感じます。地域振興もそうですが、いままでと同じというわけにはいきません。それぞれが工夫をし、生き残りをかけて精一杯自己改善をしていく必要があろうかと思います。◆夜にたまたまテレビをつけたらNHKで「恐竜超世界」という番組が放送されていて、これが「超」面白かったです。NHKは、今国会で6890億円という巨額予算が可決されましたが、こうした番組をもっと作って欲しいし、アーカイブでもっと手軽に過去の関連映像も見られるようにしてほしいです。それに、番組多すぎてBSはほとんど見ないので、制作方法を見直して欲しいです。そもそも恐竜については、かつて岡山の林原自然科学博物館がかなり力を入れて世界規模な取り組みをしていました。私も文化政策研究センター時代に関係者がいたので一度ヒアリングを行っています。ただ、その母体である株式会社林原が2011年に経営破綻に陥り、この施設も2015年に解散したことは知っていました。その後、多くは岡山文理大学に移り、そこで研究が進んでいたことはこの番組で知りました。調べてみたら、昔活躍されていた石垣忍先生もこの大学におられるらしい。現在は次の世代が活躍されていました。中でも驚いたのは、同じ大学の生命科学の専門家である辻極秀次先生という方と共同し、化石の中に残るなんというかまだ化石化していない部分から、なんと「タンパク質」を取り出すことに成功したとのこと。1億年も前のものですよ。まさにジュラシックパークの世界そのもの。今後、この分野は化石の形態的な研究からさらに踏み込んだ生物学的な研究に発展していく可能性を示しています。ここでもクロスオーバー的研究が功を奏していることがわかります。その土台の部分で活躍されているのが、アマチュアの存在です。番組をみていると、結局大学の研究者は調査する時間がしっかりとれていないことが伺えます。今の大学はあまりにも教育に縛られすぎてしまっているので、文科省としても研究セクターの在り方をもう少し議論しないと、ほんとに世界的にどんどん低い水準になっていくことでしょう。それは学芸員に対しても同じ事がいえるのではないでしょうか。研究の世界ではなかなか結論がでないことも多いのです難しいこともあると思いますが、時代が変化する中で、どう生き残りをしていくのか悩ましい所です。そんな状況でも花は咲いてくれます。
│-│-│2022/03/30(水) 21:55│
アラカルト心の傷久しぶりに夜遊びをしました。夜に町中に行くのも、地下鉄に乗るのも何ヶ月ぶりだろうか。映画「ドライブ・マイ・カー」がカンヌ国際映画祭で受賞して、絶対スクリーンで観たいと思っていました。そうしたら、アカデミー賞まで受賞したので、週末は予約できなくなるかもと思い、平日のレイトショーでの鑑賞となりました。ただ、今夜の観客は20人ほどで、心配するほどではまったくありませんでした。むしろ少なすぎ。テーマが少し重いからでしょうか。簡単にいうと、心に傷を持ちながら、その自分とどう向き合うのかという内容です。全体的に淡々とした構成ではありますが、それでも随所に起伏があり、また主人公の生活と戯曲とが重なる面白さもあって、3時間があっという間でした(あくまで個人的感想ですが)。どんなに仲がよくても、どんなに愛し合っていても、人と人が分かり合うというのは難しい問題です。また、人は状況によっても心が移ろいます。良かれと思ってやったことが相手を傷つけてしまったり、また傷つくのを恐れて何もしないこともあります。ただ、過去には戻れませんので、いろいろ経験する中で人は良いモノだけでなく、悪いモノも抱えているわけです。自分の内面を見つめられる貴重な映画だと思いました。それと、全体的にアナログ的な要素満載な点も個人的にはとても嬉しいところでした。終電ギリギリでしたが、観て良かった。なんだか、今夜はいい夢が見られそうです。
│-│-│2022/03/30(水) 00:53│
アラカルト安土城の守護神比較的晴れていたものの、とても強い風が吹く1日でした。今日は午後から安土でミーティングがあったので、近江八幡の西の湖に行っていました。近江八幡市は来月の17日に市長選がありますが、どうなることやら。市長が変わるとプロジェクトの方針変更もあり得ます。ま、なるようにしかなりませんが。せっかくなので、打ち合わせ後に安土山にある「石部神社(いそべじんじゃ)」というところを見学してきました。この神社は山内にある?見寺(そうけんじ)のふもと、安土城の西門にあたる「百々橋口(どどばしぐち)」の近くにあります。道路に表示も何もないので、場所がわからずうろうろしていたら、石段を登った上にありました。第12代・景行天皇の時代に創建されたとされ、橘諸兄、藤原豊成、平時忠等の崇敬を集めてきたようです。祭神は、少彦名神(すくなひこなのかみ)、天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)、高皇産霊神(たかみむすびのかみ)、大己貴命(おおなむちのみこと)です。今は小さな境内となっていますが、実は天正4年(1576)に織田信長が安土城築城の際に守護神として祀ったとされています。ただ、本能寺の変の後、安土城とともに焼失し多くの宝物が消失したらしい。面白いことに、この神社にあった薬師如来像が現在京都国立博物館で保管されているというのです。この像は?見寺と関係するのかもよくわかりませんが、少彦名神は近くの沙沙貴神社と同じ祭神です。要はかなり古い由緒をもつ神社で、滋賀県にはそうした所がザクザクとあるのです。安土というと「戦国」のイメージが強いですが、古代の史跡も結構多い。地域の歴史は重層的ですし、地域の未来を考えるときにその歴史を詳しく観察することが重要(基盤的作業)と思っています。なぜか手水舎の脇に、大きくはないのですが結構風格のある磐座が祀られていました。この岩を見ていると、出雲・須賀神社奥宮の磐座を思い出します。日常を忘れる不思議なスポットでした。
│-│-│2022/03/28(月) 22:20│
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