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メモの作法

日頃ボールペンを使うことが多いのですが、たまたまシャープペンしかなく、使おうとしたら芯が無くなっていました。芯の補填をしようとして、ふと「あれっ、シャープペンに芯を入れるのは何年ぶりだろうか?」と自分に問うていました。それほど、鉛筆やシャープペンを使わなくなっています。社会人になってからだと記憶していますが、何かの本で「社会人は鉛筆は使わない」「間違えないよう、しっかり考えてペンで書く」的な内容を見て、ほとんどペンしか使わなくなりました。仕事柄校正をすることが多いので、黒と赤の2色を使います。3色は必要ないのですが、2色ボールペンってほとんどないので、見つけたら買ってストックしておくようにしています。そろそろシャープペンを断捨離しても良いかなぁと感じました。あと、仕事で手放せないのがメモ帳です。最近『メモの魔力』という本が売れているようですが、斜め読みしたところまったく内容に同意できませんでした。使い方がまったく違う。何でもメモるということはしません。必要なこと、重要なことのみメモします。不思議なのですが、重要なことでもメモらないとすぐ忘れます。私は長期記憶は良い方ですが、短期記憶は悪い方なのです。いま書いていることも、書いておかないと明日には忘れているでしょう。持ち運びに便利なので一番小さいサイズのメモ帳を使います。胸ポケットや尻ポケットにも入ります。いろいろ持っていますが、このロルバーンが大好きです。紙質や雰囲気がいいんです。表紙の色は黒か白が落ち着きます。なかなか黒が売っていないので、見つけたときに何冊かまとめ買いをします。これに小さいペンを付けていつでもどこでもサッと取り出しサッと書く。字は汚いですが…。昨日も誰かに「先生はどんな時にアイデアが出ますか?」みたいなことを聞かれましたが、アイデアはいつ出るかまったく分かりません。歩いている時もあるし、カフェで座っている時もあります。テレビを見ている時もあります。だから、すぐ取り出せることが大事なんです。フィールドワークでもこれを使います。フィールドワーク時はアイデア記録とは違うので、全てを記録していきます。メモの取り方は人それぞれで良いと思います。私は書いたメモは基本全部捨ててしまいます(字が恐ろしく汚いので残したくないということもありますが…)。情報はまとめてパソコンで整理してしまうのです。また、記録メモが残っているといつまでも頭の整理ができない感じになるので、未整理のまま残ってしまったメモは思い切って捨ててしまうこともあります。とにかく、私にとってメモ帳とペンは無くてはならないものの一つで、今ではデジタルツールもありますがやっぱりとっさの記録には紙が使いやすいです。

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│-│-│2019/07/10(水) 23:27

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人はそれほど気にしない

ここ最近、これまでお世話になっていたヘアーサロンの電話が不通になり、お店に行ってもいつも閉まっている状態が続いています。何かあったのではないかと心配なのですが、連絡の手段がありません。髪もボサボサになってきたので、仕方なく家の近くのサロン「オーキニ−」に予約をして行ってきました。人気店なのかとにかく予約が凄くて平日しか空いていません。今日は午後からの授業でしたので、なんとかカットして頂けました。ただ、授業準備もしないといけないので、ギリギリでしたが。とにかく丁寧なお仕事で、カットもさることながらヘッドマッサージも気持ちが良く、頭・首・肩がひどく凝っていることに気がつきました。ま、凝りはいつものことですが。かなりカットして頂いたんですが、人ってそんなに気にしないものです。ゼミ生からは何も言われませんでしたが、ずっと学内にいて学生1名に「先生、髪切りました?」と気づいてもらえました。やっぱりそう言ってもらえるのは嬉しいものです。そういう私は結構鈍感なんですが…。話は変わりますが、今週の日経新聞夕刊に旭山動物園の坂東元園長の記事が掲載されています。動物園の使命について書かれていて面白いです。授業でもよくミッション構築やリニューアルマネジメントの事例としてこの施設を取り上げています。今日のスイーツは授業で使ったニジュウマルさんのバームクーヘン。私はアーモンドをチョイスさせていただきました☆アーモンドが好きです☆

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│-│-│2019/07/09(火) 22:32

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昭和の面白さ

やっと晴れ間が見えた感じですが、また崩れるようですねぇ。今日は守山で会議があったのですが、白熱してかなり拘束されました。どこの地域も大変。ただ、厳しいことをいうのが私の立場でもあるのですが、いうのもストレスがかかります。適当にできない性格なので、いつも損だなぁとは思いますが、うまく付き合っていければと思います。ところで、先日まちを歩いていたら久しぶりに三菱のジープに遭遇しました。無骨な車が好きなんです☆まるで新車のようなクオリティ。とっても大事にされているのが伝わってきます。昔は幌車が結構ありましたが、いまはほとんど姿を消しました。昭和は面白い車がたくさんあったなぁ。発展過程ということもあり、大らかだったように思います。この車はドアを取ることができますし窓も倒せるんです。クライスラーのジープも嫌いではないですが、大きくなりすぎましたね。今夜はサクランボを頂戴したので、美味しくいただきました☆ごちそうさまでした。

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│-│-│2019/07/08(月) 22:17

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前方後円墳のデザイン的意味

百舌鳥・古市古墳群の世界文化遺産への登録が決まりましたね!おめでとうございます。タイムリーなので、ここで前方後円墳のデザインとなる私の神奈備太陽説について、簡単に最後までまとめておきたいと思います。元々、縄文時代には生命を生み出す対象として形の良い山(神奈備山)と毎日生と死を繰り返し再生し続け恵みを与える存在としての太陽を信仰していました。その最も高貴な瞬間が二見ヶ浦に代表される夏至の日に神奈備山から昇る朝日です。弥生時代になると鏡や銅鐸などの青銅器が登場します。鏡はカガミとして信仰され、銅鐸は神奈備山から昇る太陽を象徴するシンポルとして信仰され巨大化していきます。しかし、古墳時代が始まると銅鐸文化は排除されますが、古墳の形として神奈備山から昇る太陽のデザインが採用されます。そして古墳時代が終焉を迎えると同時に仏教文化が花開きます。日本の国家プロジェクトとして作られたのが東大寺の大仏です。大仏は大日如来であり毘盧遮那仏です。天照大御神の本地仏でもあります。昔は仏像の光背あるいは頭光は仏から発するオーラか何かだとばかり思っていましたが、これは太陽とその光芒なのです。つまり、巨大古墳がなくなってから国の精神的支柱として「山のような巨大な仏像」とその光背「=太陽」を作ったわけです。それが今日まで続きます。これらは同じモチーフをそれぞれの立場でデザイン化しているのではないかというのが私の考えです。現代では山の霊力も太陽への感謝も薄くなってしまったため、前方後円墳などという形だけでしか捉えられなくなりました。それでも人々の根底には「死者は山へ帰る」ということを何となく感じていたり、ダイヤモンド富士を尊い存在だと感じる人は多いと思います。ちなみに、富士とは不二であり不死なのです。つまり、富士や神奈備山は輪廻転生の象徴ということでもあるのです。また、「日本」という漢字も縦書きにするとほぼ同じデザインとなります(本が山で、日が太陽です)。今日のお菓子は萬屋琳窕さんの七夕限定の笹葛餅とレモン道明寺入り生菓子でした☆限定に弱すぎる。

<写真の引用先>
大仏(https://www.yoritomo-japan.com/nara-kyoto/todaiji/todaiji-daibutu.htm)
二見ヶ浦(夏至祭のポスター)
銅鐸(https://4travel.jp/travelogue/11266747)
前方後円墳(http://www.preo.co.jp/blog/koriyama/m-ogino/%E5%89%8D%E6%96%B9%E5%BE%8C%E5%86%86%E5%A2%B3.html)
天照大御神(http://www.pauch.com/kss/g022.html)

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│-│-│2019/07/07(日) 23:01

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武術に学ぶ

前から少し楽しみにしていたセミナーに参加しました。武術研究家の甲野善紀先生のご講演です。この方の武術探究には目を見張るものがあり、一度お会いしたかったんです。たまたま新聞を見ていたら京都に来られる講座があったので、即応募しました。いろいろ学びましたが、中でも面白かったのが、意識の動きと無意識の動きを同時に行うという方法。普通はできませんが、訓練によってできるようになり、それが思わぬ力を生むという点でした。また、紐をつかったワークショップもあり、「誰か手を痛めている人はいませんか?」と問いかけられたので、半年以上痛みが消えない右手の中指を看て頂きました。先生に巻いてもらうとあら不思議、痛みが半減しました。ただ、家に帰って解いたらまた痛みが…。もう戻せない…。今回のお話を聞いていて、まだ知らない世界は沢山あるのだなぁとつくづく思いました。また、機会ある毎に気になることを学んでいきたいと思います。今日のスイーツは久しぶりのカスカードさんで林檎と蜂蜜のドーナツパンでした☆

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│-│-│2019/07/06(土) 23:56

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