アラカルト

研修 in 福岡

この2日間は出張で九州に行っていました。全国博物館学講座協議会西日本部会大会という長い名前の研修会。土曜日は福岡大学にて、福岡市美術館、北九州市立美術館、海の中道海洋生体科学館、北九州市立自然史・歴史博物館、到津の森動物園の報告を拝聴。非常に示唆に富んだ内容でした。研修会の後は学内のスカイラウンジみたいなところで、福岡の夜景を見ながらレセプション。とくに福岡市美術館の中山喜一郎館長と波長が合い、いろいろお話をさせて頂きました。美術館に1分の1スケールのゴジラを本気で作ろうとした話には驚きましたが、かなり破天荒というか規格外な感じで面白い方でした。土地柄なのでしょうか。年間50万人がコンスタントに来場しているとのこと。羨ましい限りです。2日目の今日は、いろんな施設を見たり、町の中でいくつか気づきがありましたので、また小割にしてアップしていければと思います。

1.JPG
続きを読む>>
│-│-│2019/11/10(日) 22:22

アラカルト

現代に残る隠れ里

確か昨日の事だったと思います。朝、スカーレットを見ようと8時ちょっと前にテレビをつけたら「木地師の里」についての紹介をしていました。どこかと思ったら滋賀県東近江市の山奥。実は今日は安土に行く用事があったので、帰りに思い切って行ってきました。永源寺のさらに奥に行き、山あいの道を登っていったところにありました。ただ、テレビで紹介されていた資料館には誰もおらず、鍵がかかっていました…。まわりに人の姿がなく、とりあえず場所を確認してきた感じとなりました。木地師については、学生の頃「奥会津の木地師」というドキュメンタリーを見たことをきっかけに関心を持ち続けていました。滋賀県にその拠点があったとはまったく知りませんでした。滋賀は奥が深いです。しかも、この蛭谷という地域や、ここに来る途中にある政所や箕川といった地区には、まだ古民家が沢山残されており、まさに現代に残る隠れ里といった雰囲気がありました。地域全体が文化財といって良いでしょう。プロジェクトの用事があったので、すぐに引き返しましたが、こんどゆっくり来てみたいと思いました。帰りのサービスエリアで買った「茶餅」は、とても香ばしいお菓子でした☆

1.JPG
続きを読む>>
│-│-│2019/11/08(金) 22:37

アラカルト

今の大学生

木曜日は授業が遅くまであるので、やっぱりヘトヘトになります。何か特別なことをしているわけではないのですが、終わるとしばらく動きたくなくなります。今日はメディア史に触れる授業があったので、大学の教務にあるOHPをお借りして、学生に実演して見せました。恐らく、もう私しか使わないでしょう、教務の人も機材庫のどこにあるかも知らなかったです。もう5年ほど前でしょうか、それまで教室に備わっていたOHPやスライド映写機が全部撤廃され、数台が機材庫に置かれることになりました。今の大学生、とくに1回生は2001年生まれなんです。ですので、ほとんどの学生はOHPもスライドも見たことがないとのこと。OHPに至っては名前を知っている学生は皆無でした。なので、結構面白がって触っていました。このOHPは1994年製ですから、学生よりも7歳年上。ボディーは金属製で、少々重いですが非常に頑丈。丁寧にホコリをとって整備してあげました。むしろ、ケースの方がパットが取れたりしていましたので、ボンドで補修。まだあと20〜30年は十分使えると思います。原理も単純ですし。これからプレゼンにOHP使おうかなぁ。

1.JPG
│-│-│2019/11/07(木) 22:37

アラカルト

地域デザイニング

旭川では初雪が降ったそうですが、まだ秋を楽しみたいです。◆さて、大学院の授業で院生が「デザインと地域」を考えるのに良い本があるというので、購入してみました。デザインの力で地域振興を行うといった趣旨の本で、非常にユニークな事例が沢山紹介されています。ただ、一見成功例のように見えますが、どこにも事業評価・成果に関するデータが示されていません。一時期、メディア等で取り上げられて話題になったとしても、その後どうなのかが私はとても気になるのです。まちづくり事業でも、最初の頃は成果が出ていても、長期的に見ると停滞している地域が少なくありません。デザインについても、誰がデザインするのかということと、それを継続的に維持する仕組みを作ってこそ長続きするものだと思います。また、ある特定のコアやエリアということだけでなく、地域全体のデザイニングをしていく仕組みが欲しいと考える次第です。継続した成果を出している所は、その地域に在住の画家やアーティストが関わる例が結構多いような気がします。その人の個性によることろが多くなりますが、デザインから地域への愛が感じられたりします。そもそも今の時代、デザインを考えない地域プロデュースは成功しないでしょうねぇ。人によって捉え方はさまざまですが、エリアデザインこそがパブリックアート(パブリックデザイン)だと私は考えています。日本はとにかくチグハグ。悲しいかな、京都も例外ではありません。

1.JPG
│-│-│2019/11/06(水) 21:19

アラカルト

1日1日

バームクーヘンプロジェクトがいよいよ詰めの時期を迎えています。今日はお店にご紹介頂き、パッケージ用のシールを製作していただく会社に行ってきました。印刷会社だと思って伺ったら、なんとレジスターなど精密機器を扱う会社でした。管理システムの関係でシール印刷機なども製造しており、その一環でシール印刷も請け負っているとのことでした。いろんな会社があるものですね。こうしたプロジェクトをしていなければ出会うこともなかったかも知れないと思うと、1日1日が貴重に思えます。広報までもうすぐです。

1.JPG
続きを読む>>
│-│-│2019/11/05(火) 23:33

page top