アラカルト

東京駅発大垣行き夜行列車

日中はまた気温が上がった感じですが、朝夕が涼しくなったのでとっても有り難いです。もうそろそろ後期が始まるので、今日は授業関連の挨拶回りやその準備。コロナの関係があり、後期授業は大学院を含めると最大11コマなので、恐らくまったく余裕がなくなります。今のうちに仕込みをしておきます。◆先日帰省した折に、山科駅から京都駅にいくのにたまたま湖西線に乗車しました。普段、電車に乗ることも少ないですし、電車をまじまじと見ることはないんですが、とっても懐かしい列車でした。「ザ・昭和」というか、国鉄時代の列車なんじゃないでしょうか。鉄道遺産級。色は違うけど対面式の座席が私の青春時代を思い出します。東京駅から青春18切符で数え切れないほど大垣行き夜行列車に乗りました。ほとんどが自主的な奈良研修。数多くの文化遺産を見ましたが、最も好きなのは東大寺の執金剛神像。1年に1日のみの公開。夏はよく冷凍ミカンを食べたなぁ。この列車は冷房の関係か、窓が開けられないようになっていました。そもそも昔は扇風機しかなかったし。冷房など付けず、窓を少し開けて、冷凍ミカンを食べたい。お金はなかったけど、時間と夢はそこそこあった。壁面に付けられていた木製の温度計がいい味出していました。この温度計に合わせた内装をデザインしたい。新しいデザインの電車を作るのもいいけれど、こうした電車を適度にレストア改良して残しておいてほしいものです。

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│-│-│2020/09/10(木) 22:41

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京野菜の危機

今日はだいぶ気温が下がって、体が楽でした。もう熱帯夜は来ないで欲しい。◆このところ少し時間ができたので、4回生と取り組んでいる京野菜プロジェクトの関係で山科なすを買いに行ってきました。が、売っていない!種の保存をしていた「はいから園」さんではもう販売をしておらず、「渡辺農園」さんでも置いていませんでした。唯一、新十条通と醍醐のコープさんに地元農家さんがおろしていると伺ったので、やっと買えました。一時はご当地キャラクターになるほど知れ渡ったのですが、結局みんなが買って食べないと農家さんも販売しなくなってしまいます。唯一の地元野菜なのにもう危機的状況だというのが、今日分かりました。しばらく眼を離している間にレッドデータ並みになっていました。私が苗を作るわけにはいかないので、鼓舞することくらいしかできませんが、何か考えようと思います。この杉野さんという方は女性のようですが、一度お会いしたいと思いました。5個入りで189円は安すぎるような…。料理は下手なので、超簡単山科なすカレーを作ってみました。油で炒めただけ、カレーはレトルトです…。このなすは柔らかくすこし甘味があります☆もう夏すぎましたが、夏らしいレシピ。学生にも販売先を教えておこう。

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│-│-│2020/09/09(水) 22:18

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北村義典先生

今日は悲しいお知らせです。今月、9月5日に現代ビジネス学部都市環境デザイン学科の北村義典先生(68歳)がご逝去されました。昨年から少しご病気をされていて、今年の5月から手術のため療養中だったのですが、突然のことで心の整理がつきません。ご冥福をお祈り申し上げます。文化施設に関する大学院の授業を二人で受け持っており、「深刻な手術ではないので、後期からは元気に復帰します!」とおっしゃっていただけに、残念でなりません。先生は、千葉工業大学大学院およびジョージア大学大学院にて建築学や環境デザインを学び、沖縄県立芸術大学を退官後、2018年度から縁あって京都橘大学で教鞭をとられておりました。研究課題(テーマ)は、「建築、環境デザイン領域における表現研究」と「環境デザインにおける伝統象形及び色彩の活用に関する研究」で、沖縄時代に「沖縄の伝統文様・色彩を活かしたブランド化に関する研究」をされていました。近年の作品としては、沖縄全戦没者追悼式典会場デザイン「さとうきび畑」(沖縄県)や、ショーモン国際庭園フェスティバル・コンペ制作展示(仏国・ショーモン領)など、国際的にご活躍されていました。性格はとても温和で、笑顔の素敵なまさに紳士でした。仕事でご一緒した期間は短い間でしたが、いろいろとお世話になり本当にありがとうございました。どうか、安らかにお休み下さいませ。

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│-│-│2020/09/08(火) 21:15

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直感はどこから来るのか

研究室の資料や本があまりに増えてしまったので、この時期に一気に整理をしています。作業中に、何を残し何を捨てるか止まってしまうことがありますが、少しずつ断捨離します。◆昨日の話になりますが、新幹線に乗る際に駅で『眠れないほどおもしろい古代史の謎』という本を買って車内で読んでいたんですが、京都駅に着いたことに気がつかず乗り過ごしてしまいました…。新幹線を乗り過ごしてしまうほどに面白い本でした。古代史は複雑でわかりにくいことが多いんですが、非常にかみ砕いて書かれているので、頭の中にスッと入ってきます。この方、結構UFOの本とか書かれていますが、古代史にも関心があるようですね。最近の研究成果なども整理されているんですが、専門の研究者こそこの手の本を書いて欲しいと思いました。古代史は細かい話より全体像をきちっと掴むことが結構大事だと思いました。各章でそれぞれ概要が整理されているのはいいんですが、最後にちょろっとご自身の考えが書かれていて、それが私の考えとはことごとく違っていたのも興味深かったです。資料がほとんど無いわけですから、考え方はいろいろあって良いとは思いますが、こうしたインスピレーションの違いはどこから来るのか関心を持ちました。研究におけるインスピレーションという意味で、昔柳田国男先生の秘書をされていた鎌田久子先生のお話を思い出しました。とくに印象に残っているのは、柳田国男先生と折口信夫先生の考え方の違いについてでした。柳田先生はかなり地道なフィールドワークを重視するのに対して、折口先生は直感力を重視するスタイルをとっていたとのこと。それを楽しそうにお話されていたのをつい昨日のように思い出します。直感というのはどこから来るのかよく分かりませんが、私も過去に「なんとなくこう思う」ということが結構あり、長い時間経過の中で結果的にそれが正しかったことがわかったりしました。その時点で明確な結論が出ないことでも、仮説なり自分の考えを提示しておくことは次に繋がることになるわけです。

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│-│-│2020/09/07(月) 21:42

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久々の帰省

この週末は実家の御殿場に帰っていました。台風の接近があって新幹線が心配でしたが、この機会を逃すといつ帰れるかわからないので、決行。駅に着くと、新しい観光案内所ができていてビックリ。御殿場市は人口約9万人ですが、人口約13万人の山科に観光案内所がないという現実。知りませんでしたが、今年は富士登山ができなかったようで、来年に向けた巨大な看板がありました。夜に家族と最近アウトレットにできたホテルのレストランでお食事。私はすき焼き御前をいただきました☆車椅子用のスロープもきちんと作ってあって、ストレス無く利用できました。アウトレットも年々進化していて、敷地内に温泉やレジャー施設もできたようで、もう外に行く必要がないレベルです。が、それがいいかは別な話かも知れません。2日間とも雨や曇りで富士山をまったく見られませんでしたが、帰りの新幹線の中で運良く雲の切れ目から拝見することができました☆

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│-│-│2020/09/06(日) 20:31

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