アラカルト

意味性とアートの関係

今日も蒸し暑い1日でした。夕方には凄い雷雨も。今日は米原市の文化産業交流会館に行っていました。ICOMのイベントも沢山あったのですが、こちらを選びました。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』の著者であります山口周氏のご講演です。うちの大学によく似た先生がいてビックリ。突っ込みどころも多い内容ではありましたが、多くの示唆をいただきました。とくに分かりやすかったのが、役に立つ・立たない/意味がある・ないのマトリクスです。ご本人が考えたものかどうかわかりませんが、日本はこれまでサイエンスベースで役に立つものばかり作ってきましたが、それを踏まえつつもこれから必要なのは「意味のある」プロデュースとのこと。意味のあるものを作ろうとするにはアートが絶対に必要になってくるということでした。日本はこれが圧倒的に遅れています。同じ事は地域振興にも当て嵌まるのではないでしょうか。ビジネス分野の話ではありますが、こうした点にまだ芸術や文化の需要があるということです。また、私もこの辺の領域の人間なんだなぁという変な実感をもちました。実は未だに自分が何者なのかよく分からないのです。会場となった会館では10年以上前に何度かアートイベントを開催したことがあり、久々に当時のスタッフの方々とお会いいたしました。お仕事おつかれさまです、面白い企画だと思います。とにかく、ようやくインプットできる身分になってきたのが嬉しい。そういえば、今朝も夢を見ました。場所は砂浜が続く海岸沿いのサテライトオフィスのような場所。私が海岸とオフィスおよびそのスタッフの管理をしているんですが、少し間を置いて来てみると見知らぬ年配の先生がオフィスの奥を占領していました。医学系の先生で、人は温厚そうなのですが、なんでそんなことをするのか。しかも海岸の樹木に変な柵を立てています。立ち退きと撤去を依頼するのですが、次に来たときは若手の先生を引き込まれ討論になってしまうところで目が覚めます。「隙を見せるとつけ込まれる」といった教訓なのでしょうか。お昼は会場近くのお寿司屋さんでおまかせランチを。値段がわからなかったのですが、850円でした☆

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│-│-│2019/09/04(水) 23:06

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ICOM京都大会

真夏日のような京都。今日は国内で2番目に暑かったらしい…。さて、今日はICOM(国際博物館会議)京都大会に参加してきました。世界から4000名が参加しています。1日チケットで1万円!午前のセッションで「博物館の定義」を考えるということで、今後の日本の文化政策にも影響を及ぼすということで、しっかり参加。ただ、内容的には環境破壊や不公正・社会包摂にも対応していくということで、とくに個人的に新鮮味はまったく感じませんでした。むしろ文化施設が社会課題を考えることでの負担が増大する一方で、人や予算は減らされることになると思いますので、その方がよっぽど問題だと感じました。カリキュラムも増えていくんだろうなぁ。私は社会包摂センターのようなものを作って、そこに専門家を配置し、文化施設と連携しながら課題解決に当たるようなイメージを持っていました。が、全体的に概念論の討議ばかり。とにかく文化施設というのは変わらなければ今後確実に淘汰されていくことになるでしょう。久々に海外の方に混ざっての会議でしたが、とにかく男性も女性も香水の匂いが強く、頭がおかしくなりそうでした。私、鼻が犬のように敏感なので、基本外人が苦手なんです。会場には施設や関連会社の展示ブースが沢山あり、そちらはとても面白かったです。多くの知り合いの方、学生ボランティアにも遭遇。中でも、西尾製作所さんのこの日のために制作したという力のこもったレプリカや、驚いたのは大塚国際美術館の陶板技術を使った3D火炎土器の精度の高さに感動。制作費1点で500万円だそうです。制作期間は7年、すごいなぁ。抱っこさせて頂きました☆誰にも言ってませんが、私は今から30年も前に個人でICOM会員になっていたことがありました。ただ、その時期に関心をもつ日本人はほとんどおらず、また会の方向性が必ずしも日本の状況に合ってなかったので20年ほど前に退会した経緯があります。こうして国内で初めて大会が開催され情報が共有されるようになったことは良い事ではありますが、果たして今回の大会の意義はどれほどだったのかというのは今後検証していく必要はあるでしょう。昼食のランチパックの量があまりに少なかったので、帰りに会議場駅前のカフェでキッシュセットを頂きました☆キッシュよりカボチャのスープが美味しかったです。

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│-│-│2019/09/03(火) 23:21

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CONTACT

蝉の声が少なくなり、だんだんと秋虫の合唱が増えてきます。この時期の夜が好き。今朝も奇妙な夢を見ました。地方の農家にいます。なかなかお米が売れなくなり、加工品を考えることをしています。最終的にお米を使ったチョコクランチにラングドシャを乗せた細長いお菓子の開発をセッセとしています。その延長かなんだかわかりませんが、古い旅館の改装についての打ち合わせに参加しています。木造なのに地下があり、地上2階建て。そうとう大きい建物ですが建築的な価値はなく、構造的にも問題があるので、全部取り壊すことにします。ただ、立地的に風が強く吹き付ける場所なので、ここに何を作るのが良いのか検討中のまま目が覚めます。その時に不思議と「山田精機(器)工業」という固有名詞が頭に浮かびます。まったく聞き覚えのない会社ですが、起きてから調べたら愛知に「有限会社山田精機工業」という会社はありました。なんなんでしょう?寝てても仕事してるので、頭が休めていないのは確実。今日はICOM関連で始まった「CONTACT」という現代美術の展覧会を清水寺まで見に行きました。普段公開しないところのお堂での展示でしたので、両方楽しめるという点はありましたが、大人1800円の割に作品が少ないのでちょっとがっかりでした。まぁ、もう二度とない機会ですからいいでしょう。ちなみに、写真にある塔の作品は無料で観覧できます。胎内めぐりは100円です、こちらもオススメです。外人さんのリアクションが面白い。お昼は五条通のキャメルさんで、鱈のランチを頂きました。昭和の雰囲気そのままの私好みのお店です☆

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│-│-│2019/09/02(月) 22:39

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人の一生とは

いよいよ9月。もう暑いのはいやだなぁ。今朝も変な夢を見ました。地域はわかりませんが、かなり大きな空港に付属したホテルみたいな所。グランドスタッフをしていました。夢を見る度に職業が変わります。グランドスタッフを体験したこともなければ、エアポートで働こうと思ったこともありませんが、当たり前のように仕事をしている自分がいます。たまにホテルや百貨店などで立っていると従業員に間違えられることはありますが。とにかく大量の荷物を管理していて、それをエレベーターで降ろそうとするのですが、なかなかエレベーターが来ないというかいろいろトラブルなどもあって、結局荷物を降ろせないまま目が覚めます。これって、何か「背負っているものを降ろしなさい」という暗示なのでしょうか。徳川家康の人生訓に、「人の一生は重荷を負うて、遠き道を行くがごとし…」がありますが、個人的には荷物は少ない方が好きですし、あえて重いものを持とうとは思いません。ただ、立場上ものすごいストレスは抱えています。モノは結構断捨離しているので、仕事の断捨離を進めようかな。そろそろ研究テーマそのものを見直そうとは思っています。研究室も片付けないとなぁ。今日は家でぐうたらしていたのですが、ちょっと気になって本圀寺さんに行ってきました。大岩のことをわかる範囲で早めに確認しておきたかったのです。やはり、お寺ができる前からそこに存在していたようで、地名(御陵大岩町)の由来にもなった岩だとのことでした。面白いことに、昔は祠がなかったのですが、前の貫主さんの時代に、霊感の強い方々から祠を作るよう何度か要請されて作ったということ。今は「大岩尊神(おおいわそんじん)」としてお祀りしているそうです。また、霊力の強い関係者の方数名に「岩から強いエネルギーを感じる」と言われたり、また地域のある方からは「山の頂上に大理石の立派なお社が見える」(実際にはありませんが…)と言われるなど、不思議なことも多々あるようでした。ま、報告書にはそんなこと書けませんが…。ただ、寺務所の方もまだ来られて6年目だそうで、裏山の神奈備山が鏡山(神山)だということはご存じなく、岩屋神社との関係もまったく知らない様子でした。とにかく、偶然が重なり、これほどの大きな岩がとくに意識されることなく1300年もそこあったわけです。ほぼ関係者全員にインタビューは終わり、私なりに「上岩屋大明神はこの場所である」「この大岩は鏡岩である」「天智天皇陵の場所には本来の鏡池があった」との結論に至っています。おそらく、天智天皇陵(天智天皇社=上岩屋大明神)と鏡山(神山)・鏡石・鏡池の関係は、京都でいえば上賀茂神社と神山の関係と同じくらいの聖域空間と考えられます。つまり神社のあった場所に天皇陵を作っちゃったのです。すごいことしますね。他に同じ例はあるのかなぁ。古墳ではないですが、秀吉は生國魂神社があった所に大阪城を作っていますけど。そろそろ簡単な記録は作らないといけないなぁ。今日のお昼はロビンさんで夏野菜のドリアでした☆

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│-│-│2019/09/01(日) 22:01

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