アラカルト

福島への思い

後期の授業があと数えるほどになってきました。私の場合、1つの授業でも、その時間だけでなく前後の時間でかなり精神力を使うので、頭も体もひどく消耗をいたします。学生から見たらそんな感じはしないのでしょうが、教壇に立つというのは端から見るより大変なことなのです。しかも学生の意識を向けようと思うとそうとう疲れます。それに、あんまり手を抜くということができない性格でもあります。ただ、教員生活が今年で18年目になるので昔に較べたらかなり効率的になりました。さて、今日は福島のアウシュヴィッツ平和博物館から年始のニューズレターが届きました。今年開館15周年とのこと。しかしその半分は原発や核と向き合う日々。大変なご苦労だとお察しいたします。だから後藤理事長の挨拶文にありますように「新年を祝うにはあまりに過酷な現実と辛い生活」という言葉に胸が苦しくなります。見にくいかとは思いますが、理事長と館長の言葉を掲載しておきます。多くの人に読んでもらいです。関西で生活していると、あの原発事故は無かったのではないかと思えるほどの空気感があります。今後、自分に何ができるのかを今一度確認したいと思った次第です。少なくとも電気の使い過ぎに対する政策と実践は今後も継続したいと思います。日米協定も不透明なまま継続されたようですから、プルトニウムの利用が深刻です。安倍さんは核を持ちたいのでしょうか。その前に日本に核が落とされやしないか心配になります。今夜はジムに行く前に、かな〜り久しぶりにアイローロさんで日替わり定食を。焼き肉の味噌ダレと上のシソのハーモニーが絶妙でした☆

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│-│-│2018/01/19(金) 22:06

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京都新聞に掲載されました☆

今日は少し暖かく感じた陽気でしたが、なぜか朝から片頭痛が続き動きの悪い1日でした。夜になってようやく穏やかな感じ。さて、今日の京都新聞の朝刊にアイスモナカ「RICHA(リッチャ)」の記事が掲載されました☆月曜日に取材いただき、学生もかなり緊張していましたが、とてもいい顔で写っています。記事の内容も的確に書かれていて嬉しい限りです。お忙しい中、本当にありがとうございました。ただ、販売所についての詳細な記載がありませんでしたので、改めて下記にご紹介をしておきます。また、今後販路が広がる可能性がありますので、逐次情報を提示できればと思っております。寒い時期なので、アイスに気持ちが向かないかもしれませんが、学生の苦心の作を末永く見守ってい頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。まぁ、教育活動の一環ですので、いくら売れても我々には1円もお金は入らない構造になっているんです。

「RICHA(リッチャ)」販売場所(2018年1月現在)
<フレスコ>
 五条店、修学院店、勧修寺店、北花山店、向島店、
 四ノ宮店、四条店、小倉店、山科店、木幡店、
 桃山店、竹田店、西野店、五条西洞院店、今熊野店、
 堀川今出川店、墨染店、宇治店、川田店、
 桃山南口店、深草店
<大国屋>
 今出川店、今宮店、今熊野、白川店、河原町店
<学校>
 京都橘大学・京都橘高校の購買

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│-│-│2018/01/18(木) 22:36

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蹴裂伝説の真相

震災から23年。ご冥福をお祈り申し上げますとともに 被災された方々に 心よりお見舞いを申し上げます 。当時東京のディスプレイ会社に勤めていましたが、縁あって会社が設計した多くの文化施設の被災総合調査をさせていただきました。その時に驚いたのは、兵庫だけではなく大阪市立科学館の天井に設置していた展示モニターがほとんど外れ床に散乱していたことでした。大阪でもそれだけの被害があったのです。地震発生が昼間で、下に子供がいたら大変なことになっていたろうと思います。その後、吊りモノの展示についてはかなり注意したのを覚えています。うちが展示をしてはいないのですが、科学館のすぐ近くにある東洋陶磁美術館では借り物の陶器が無残な状況に。被災後、国内でいち早く免振装置を導入したのは東洋陶磁美術館でした。災害とは、ほんとに忘れた頃にやってきます。いつもあの日のことを教訓に日々の生活をしたいと思います。ところで、ちょっと前に亀岡の洪水のことを少し書きましたが、関連する本が届きました。『蹴裂伝説と国づくり』。私が疑問に思っていたことを、30年かけて調べ上げた方がおりました。上田篤先生です。同じ展示学会に所属している建築を専門とする先生ですが、文化史にも関心があり幅広い視点で研究をなさっています。ただ、まさか蹴裂伝説を研究されているとは夢にも思いませんでした。奇遇な出会いです。蹴裂(けさき)伝説とは、全国各地に残る伝説で、巨人が土地を蹴ったり裂いたりして国土を開くというものです。もちろんそんな巨人がいたわけもありませんので、何らかの力が働いたとしか思えません。なぜ亀岡で大洪水が起きるのか。いろいろ見ていく中で、もっとも疑問に思ったのが「保津峡の入口で大水がでると逆流現象が起きる」ということでした。最初はそういうこともあるのかと地質のことが分からないのでスルーしていましたが、考えれば考えるほど不自然に思うようになり、歴史事象を調べる中で蹴裂伝説が浮かびあがり、ハタと気が付きました。そう、亀岡盆地は湖だった。上田先生は古墳や遺跡の位置から湖の範囲を想定しています。恐らく、現代でも歴史学や土木学でこの論は受け入れられないかも知れません。しかし、明確な文献がなくとも状況証拠の中から歴史を比定していく作業もできるのではないかと考えます。恐らく弥生時代か古墳時代に保津峡は掘削工事がなされているはずです。そのことで盆地の水を排水したのですが、大水が出るともとの地形が出現してしまうのです。人間がどれだけ地形を変えようとも、自然の力というのは正直です。それを証明したのが三陸の津波でもあります。では、どうやって当時の人が磐を掘削したのか。上田先生は火によって磐を砕くという説を提示されています。江戸期にそうした工事をした記録もあるようです。大国主なのか秦氏なのかはわかりませんが、渡来人がそうした技術をもっていた可能性は高く、全国の古代国土開発に影響を与えているように思われます。なかなか面白くなってきましたが、大学院の授業はもう今週で終わりなので、機会があれば追いかけてみたいと思いました。今日は地域連携センターの会議があったのですが、センター前の棚に綺麗な生け花が飾ってあって、とても癒されました。いつもありがとうございます☆

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│-│-│2018/01/17(水) 22:50

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きみが心に棲みついた

ついにうちのゼミ生にもインフル患者がでてしまいました!もう時間の問題でしょうか。実は今までにインフルにかかったことがなくて、しかも予防接種も受けたことがないんです。まぁ、その時はその時です。が、予防のマスクはしたいと思います。さて、今晩から吉岡里帆さんが初めて主演する連続ドラマがスタート(写真は公式HPより)。恋愛ドラマですが、なんとなくホラーな要素も。彼女が演じるヒロインは、自己評価が異様に低く他人の前では挙動不審になってしまうという設定。なので、小川今日子というのですが「キョドコ」というあだ名がつけられています。サディスティックな元カレである星名(向井理)と、誠実で熱い男・吉崎(桐谷健太)との間で揺れ動く関係を描いていくようです。結構体当たりな演技で、「この先どうなるのだろう?」という、どちらかというとハラハラ感を残すような感じでした。吉岡さんは、山科の大学で学んでいたとのことで、来月「山科区民栄誉賞」を受賞することが決まったようです。今後もがんばって欲しいところです。キョドコほどではないですが、いろんな課題を抱える学生はたくさんおり、ドラマを見ていて思うのは、周りに彼女をしっかりと守る人の存在のなさです。とくに身近な家族に守られていない学生は、どうしても精神的に不安定になり、結局休学や退学になるケースが多いので、そんなところも見ていて感じたりしました。

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│-│-│2018/01/16(火) 23:35

アラカルト

何事も1枚から

学内はこの数日で相当インフルエンザが流行しました。感染者が大学に来てしまったからも知れません。くれぐれも気を付けましょう。今日はもうバタバタの1日となってしまいました。自分でも何をしているのかわからないくらい。通常の仕事に加え、外部からの問い合わせ等が集中するともうパンクしてしまいます。中でも驚いたのが、大学時代に研究していたことへの問い合わせでした。私は卒業論文を大幅に加筆して本にしたのですが(写真の本)、その内容に関わる質問でした。もう30年も前の事なのですが、当時はパソコンなどありませんでしたので調査の時に必ずA5判のシートを使って調査カードを作成していました。いつ、どこで誰に何を聞いたのかを項目ごとに整理し、1枚1枚記録を作成してファイル化します。いわば、ヒアリング調査のアナログデータベースです。したがって、この調査カードを紛失しない限り、当時の状況をすぐに詳細に確認することができます。逆に言うと、この1枚1枚の積み重ねで本ができているのです。かなり根気のいる作業です。今はパソコンやデジカメがあるので便利になりましたが、逆に便利になりすぎて今の学生は根気が弱くなっているようにも思えます。でも、どんな時代になろうとも、何かオリジナルなことをしていく場合は、一つ一つの積み重ねを行うという基本に変わりないかと思います。むしろ不便な方が精神的な部分は成長するのかも知れません。夕方からなんだかまた喉の調子が悪くなってしまったので、龍角散飴で乗り切っています。これ以上悪くなりませんように。

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│-│-│2018/01/15(月) 22:50

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