Access: |
アラカルト卒論の季節に想ういよいよ卒業論文提出まで1週間となりました。月曜日はゼミのある日なのですが、今日はとても1時間では終わらずエンドレスの指導に。しかも、今年はゼミ生が20人もいるので、もう頭から湯気がでて、目も三角になってきています(笑)現時点でOKが出せたのは全体の3分の1くらいかなぁ。私が学生の時も、もう二度と論文など書きたくないとは思ったんですが、その後卒業論文を倍の分量に増やし本として出版することに。で、出版してみたら「うちの大学で卒論を本にしたのは君が初めてだよ」と言われてビックリ!結局自分以上やった人が居なかったことに気づき、そんなものかと思いました。そしてうろうろしながらも研究の道に進むことになったのは、やはり運命だったのでしょう。書くことよりは、何かを探求することが好きなのです。今の学生は調査といってもせいぜい数カ所。私が卒論を書いたときは100カ所くらい現地に出向いて調査をしてましたし、そのくらい調べるのが当たり前だと思っていました。調べることにまったく苦痛は感じませんでした。しかし、それが逆に異常だったということが後になってわかります。人間は何に秀でているかはわかりません。他の人にとって苦痛なことも、その人にとって何でもないことなら、やはりそれがその人の道なのだと思います。今夜のスイーツは先日買ってきた亀屋良長さんの栗菓子「野路の里」を。一見固そうに見えますが、ものすごく柔らかい触感です☆
│-│-│2016/12/05(月) 22:44│
アラカルト交流カフェ & 学生発表会今日は朝から区役所で交流カフェがあり、参加してきました。テーマはクリスマスなので、サンタの着ぐるみやシュトレン・大石内蔵助ブレンドも登場し、楽しい雰囲気で、多くの方々と交流をいたしました。中でも印象に残ったのは観光開発を進めたいという思いと、観光客が来ると渋滞や騒音の問題が発生し住民が迷惑するという課題がこの町でも議論されるようになってきたことです。また、せっかく旧道があるのに維持管理等の問題でどんどん古い家が壊される現状がありますが、なんとか管理をされている方の話をお聞きできたことです。すぐに解決ができるわけではないですが、まずは情報を共有化しておくことが重要で、まちの固有な資源や景観をどうつなぎデザインするのかを来年度の一つのテーマにできればと思いました。午後はそのまま学生が発表会をしているキャンパスプラザ京都に移動。1回生が陶灯路の発表をしているのを応援。とても緊張していましたが、なんとか質疑にも対応してやり遂げていました。たいしたものです、おつかれさまでした。別件のパネルセッションでは卒業生とも再会でき、不思議な出会いある1日となりました。ただ、お昼を食べる時間がなかったので、4時過ぎに駅でカレーを食べ、そのあとぶらぶら買い物(笑)電車に乗ろうとしたら、大階段のツリーがとても綺麗でしばし見とれました☆
│-│-│2016/12/04(日) 19:32│
アラカルトWhere culture meets nature今日はおとなしくしていようと思ったのですが、あまりに天気がいいので午後からちょっと気になっていた「Where culture meets nature(日本文化を育んだ自然)」という展示会に行ってきました。場所は四条油小路を少し上がったところにある「花洛庵」という町家。たどりつくまでうろうろしていたら、偶然職場のスタッフと鉢合わせ、一緒に見に行くことに。普段は非公開ですが、特別に中に入れます。もともと呉服商の方の家で、建物の一部が小堀遠州が使っていたものだそう。外観も中もお庭も素敵。もともと日本文化は自然の影響を大きく受けていて、それだけ生活の一部だったのですが、いまは生活文化と自然が乖離しすぎているので、改めてそのことを認識しました。私は一応柳田國男先生の孫弟子ですので、蝸牛考の展示があったのがとても嬉しかったです。チラシも展示デザインもセンスが光っていましたが、受付で対応してくださった卒業生の話では知人の展示デザイナーが手がけたようです。独立しても頑張っているようで嬉しかったです。この展示会は明日までです。今、大学のサテライトを探していますが、こんなスペースだったらいいのにと勝手に思いました(笑)四条堀川の近くには真新しいお菓子屋さんがあったので、思わず入店。亀屋良長さんと言って今週リニューアルされたとのこと!いくつか購入。今夜は「烏羽玉まんじじゅう」というのをいただきました。中は栗だと思っていたら、黒糖の餡でした。とても新鮮な味で、一度食べたら忘れない感じでした。
│-│-│2016/12/03(土) 22:37│
アラカルト出席の取り方朝から寝違えたのかなと思える首の違和感があったので、ちょっと動かしていたら余計に痛くなってしまいました(笑)空気が冷えてきたので、身体も硬くなっているのでしょうか。さて、先日FDのことを少し書きましたが、基本大学の授業というのは教員の裁量に任されいる部分が多く、それぞれ独自の方法を展開しています。大学は専門学校ではないので、個人的には多様な方法があった方が学生も視野が広がってよいと考えています。なので、他の先生方がどのように授業を進めているのかはあまりよく分かりません。FDで授業公開もたまにありますが、いろんな仕事が入っているのでなかなか見に行くことができません。よく思うのはみなさんどのように出席をとられているのかということです。私は昔から人数の多い授業ではいわゆる「出席票」という紙をあえて使っているのですが、5・6年ほど前でしょうか、カードリーダー式の出席チェックシステムが全教室に設置され、ほとんど「出席票」は使われなくなっているのかもしれません。ただ、機械はカードを忘れてくる学生も多く、また正しくチェックされていないケースもあり、確認・修正する必要があるのと、最初にチェックしてそのまま退出してしまう学生もいます。また遅刻者の情報がきちんと表示されません。昔も出席票を配ったら友達に渡して出てってしまう学生がいたので、授業のリアクションを出席票の裏に書いてもらい、一人ひとり回収するという方法をずっと採用しています(授業によっては別のやり方をする場合もあります)。遅刻した学生は遅刻カードと言って、色の違うカードを最後に渡すようにしています。結局リアクションシートを書いてもらう場合は機械は2度手間になってしまいます。機械化される前は、紙で出席をとることを少々面倒に思っていましたが、いざ機械化されてみると、紙を配る時に学生の様子を観察していたこと、あるいは回収するときに一人ひとりに挨拶するちょっとしたコミュニケーションが大切だと改めて気づかされました。学生側にそれは伝わっていなくても、心の中では「しっかり成長してね」とつぶやきながら顔をみています。中には出席票を両手で丁寧に出してきてくれる学生もいて、嬉しくなります。今後、出席票を使う教員はどんどん少数派になっていくことでしょうが、あるうちは最後までねばってみたいと思っています。
│-│-│2016/12/02(金) 22:42│
アラカルト再建城主今年もあと1ヶ月になってしまいましたね!年々時が早く感じますが、まぁ1日1日悔いのないように生きるようにしています。さて、新聞をみていたら、熊本城のことが取り上げられていました。大天守の復旧は3年、全体は20年で修復されるそうです。修復のための費用は総額で634億円もかかるそう。ただ面白かったのは、復興に際して「復興城主」寄付制度を導入し、1口1万円以上を寄付した人には城主証と手形が発行され、デジタル化された芳名版に名前が掲載される仕組みを作ったことです。このことで、寄付したい市民が窓口で行列をなしているそう。現在までに16億円が集まっています。記事を読んでいたら、そのまま安土城の再建に応用している光景が頭に浮かびました。あと30年はかかるとは思いますが、今から「復興城主」ならぬ「再建城主」のような制度を始め、再建のための資金を積み立てていくことは大事なことです。手形だけでなく、たとえばお寺のように石垣・柱・瓦などに名前を入れる仕組みがあっても面白いですし、完成時には優先的にプレ公開に参加できる資格を付与するなど、様々な特典を考えるのもなんとなく楽しい。再建費は1000億近く必要かな。2020年の東京オリンピックまでには再建の目処が立てばと思っています。願わくば2033年の信長生誕500年に合わせられるとすごいです。実は私の頭の中にはすでに完成された安土城と楽市楽座、それに安土城博物館があるのです。ほんま不思議です。夢ではなく現実に近い感覚です。それにお城だけでなく、お城を核としながら滋賀県の文化を内外に伝えることが特に大事と考えています。滋賀県は市の単位で政策がぶつ切れで、たとえば観光などでの連携が十分とれていません。その辺も視野に入れたいと思っています。今日のお菓子はマールブランシュの「どら小判」。初めて食べますが、ふわふわでカカオの香りが香ばしい上品な仕上がりでした☆
│-│-│2016/12/01(木) 22:59│
|