アラカルト

おもてなしの心

日中の車載温度計で20度!もう完全に春を超えているような。当然、学内の梅は満開。桜も咲いてしまうような気がしました。ついこの間雪が降ったのに。体調が安定しません…。◆守山の大庄屋諏訪家屋敷にて、滋賀の文化芸術センターが連携授業で支援した子ども達の陶器作品が2月24日まで展示されています。ミホミュージアムや陶芸の森が関わり、本格的に作っているモノ。この自分で作ったお碗でご両親をおもてなしをするというプログラムをもう10数年実施してきています。子どもの作品といえども、一つ一つのエピソードを読み解いていくと、とても見応えがあります。今回はそれぞれにカード化されているはずです。こうした作品が一同に展示される機会はめったにありませんので、ご関心がありましたらぜひご参加下さい。諏訪家屋敷はちょっと分かりにくい場所にありますが、近くに本願寺別院や古い町並みが残る地域ですので、お散歩にオススメな場所です☆

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│-│-│2020/02/13(木) 23:42

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困ったら図書館

朝起きたら喉がイガイガ…。これ以上悪くしたくありませんねぇ。◆昨日の新聞ですが、「困ったら図書館」という記事があり、面白く読みました。アメリカではかなり以前から図書館がビジネスサービスをはじめていましたが、日本でもかなり広がってきているようです。詳しくは、2月11日付けの日本経済新聞朝刊をご覧下さい。博物館も施設のリソースをどう広げていくのかを考えなくてはいけませんが、問題はそうした発想の転換を行う人材の育成と事業を実施する環境の見直しが必要かと思われます。利用されなくなったら終わりでしょう。◆今日は早く寝よう。

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│-│-│2020/02/12(水) 20:23

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複雑な日本の歴史

いい天気の祝日ですが、この2日間地方入試で出張でした。大きなトラブルもなく、無事終了。学生さんもお疲れ様です。◆昨日の夜にある本屋で見つけたのが写真の本。こんな民俗学に関する本が売っているお店ってスゴイ。ホテルで籠もって読んでいました。サンカについては、三角寛という人物が史実を曲げてしまったので、ただでさえ良くわからない実態がさらに捻れてしまった歴史があります。多くの方がいろんな論考をしていますが、沖浦和光という研究者が近世末期の大飢饉で窮民がサンカになったという説を発表してからさらに大混乱。ただ、個人的に沖浦説は荒唐無稽と捉えています。どんなに貧しくとも農民が長い間山で生活など難しいし、基本的にサンカは農業をしません。言葉も違いますし、生死観も違います。明らかに調査不足といえます。一方で、筒井氏の説にもどうも納得がいきませんが、古代発生説の部分は支持したいと思います。やっぱり、まつろわぬ民と考えるのがスッキリします。ともかく、定住をせず、戸籍ももたぬ日本人が戦後くらいまで少なからず実在していたのは確かです。もともと聖なる「竹」を扱う人々が差別されていく背景には、政治的な問題があったと感じざるを得ません。今となってはその実態をつかむのは難しいですし、自分にできることは限られますが、歴史としていつか明らかになっていくことを祈りたいです。◆ゆっくりお風呂に入りたいとおもったので、伏見の力の湯へ。休日だったのでもの凄い人。いつも行くのが夜だったので、併設している市場に入ったのは初めて。野菜を中心にいろんな商品が売っていました。苺が美味しそうだったので、それと京野菜ベースのドレッシングを購入しました。苺は甘くてペロッと食べてしまいました☆

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│-│-│2020/02/11(火) 21:45

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一生モノのマネジメント

朝カーテンを開けると、そこは雪国でした。今日は結構降りましたねぇ。この冬、初めて手袋をつけました。◆午前中にヨガワークに参加。波動を受けるワークで、とても頭がスッキリ☆コロナの件もあり、街に人が少ないと思ったら、寒いのに人出はけっこうありました。◆本屋で「一生モノ」に関する雑誌が売っていたので購入。最近、一生モノというか、時代を超えて使えるものづくりについて考えていて、勝手に「タイムレス・プロダクション」と称して、その概念に当て嵌まるモノを趣味的に調べています。この雑誌にいろいろ紹介されていますが、その多くが「ほんとに一生モノか?」と思える素材でしたが、「メタルペン」なるものは初めて知りました。ペンというと万年筆が思い出されますが、どうしてもインクを入れ替える必要があります。しかし、メタルペンはペン先が合金製になっていて、紙に触れると酸化して文字が書ける仕組みになっているとのことです。したがって、インクレスで半永久的に使えるようなので、機会があったら使ってみたいと思いました。そういえば、万年筆をまったく使わなくなったなぁ。ということは原稿用紙も使っていないということです。私は大学時代は原稿用紙に万年筆で書き、大学院時代はコピー用紙にワープロで印字しました。したがって、丁度メディアの境目を生きていたわけです。技術が進歩する一方で、多くの無駄も出ているわけで、このままで良いはずがありません。マスクなども大量のゴミとなるわけなので、何か無駄にならない方法を考えないといけませんねぇ。◆お昼は、おくどはんで「御幸御前」を頂きました。作るのは大変だと思いますが、少しずついろんなものを食べるのは大好きです☆今日のスイーツは、カスカードさんでホワイトチョコのパイでした。明日から2日間出張です。

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│-│-│2020/02/09(日) 22:26

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安土城の謎

今日は久しぶりに近江八幡と安土に行っていました。安土城再建を夢見る会のイタリア調査報告会への参加です。もちろんバチカンに行った安土城の屏風絵が見つかったわけではありませんが、いろんな方が調査の継続をされています。また、面白かったのは安土セミナヨ(日本初の神学校)の建設に関わった宣教師オルガンチノ(1533年頃〜1609年)の故郷カスト近くにあるマントヴァのサンタンドレア大聖堂のことでした。この大聖堂を作ったのは、レオン・バッティスタ・アルベルティ(1404年〜1472年)で、1470年頃に設計された彼の最後の作品です。彼の作品としてはヨーロッパではかなり影響力のある大きな作品で、当然オルガンチノも知っていたことでしょう。天正少年使節団もここを訪れています。安土城にはいろいろな謎があり、他の城に見られない「八角形」をしていること、また安土城の設計図と考えられている『天主指図』に4層の「吹き抜け」があり、その真偽がよく議論に上がります。このサンタンドレア大聖堂は当然吹き抜け天主構造であり、また基礎に八角形の禁足地があります。キリスト教で「8」は「復活」「再生」を意味し、八角形は非常に象徴的な形です。信長はその思想をも取り入れて城の設計を行った可能性は十分にあると考えられます。なんとなく、安土城はいろんな宗教を習合することを意図して信長が設計したと考えるとスッキリします。また、その先にあったのは「平安楽土」、つまり平和であったと思えてなりません。まぁ、いろんな説はあるので、ほんとのところは信長でないと分からないんですが、彼の精神性がだんだん見えてきた感じはします。◆会場となったのは、近江八幡市市民会館内にある「Vite」というイタリアンレストラン。Viteとはイタリア語で「生活」という意味らしいです。素敵な前菜と変わったパスタを頂きました☆この店のオーナーがイタリア語ができ現地の状況をよくご存じのため、今回の調査に同行されたようです。ごちそうさまでした。今日はその他いろいろ訪問したので、近江八幡の知られざる文化スポットをまた追ってご紹介いたします。

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│-│-│2020/02/08(土) 22:55

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