アラカルト

クルマの解体に思う

昨夜はたまたまNHKの「解体キングダム」という番組で自動車の解体現場にカメラが入っていたので、ガチで見ました。2006年製のクラウンがなんど60分で解体される。リサイクル率は99%と世界最高水準と説明されていましたが、そもそもまだまだ使える部品が沢山あるのに解体するのは「もったいない」と感じたのと、社内にモーターが40個もあることに呆れました。また、EVは解体しにくい箇所が多く、このままEVが増えれば石油よりリチウムに使われるコバルトが枯渇するほうが早いのではないかとも感じました。あとは、リチウムイオン電池は衝撃に弱いことを再確認しました。クロスカントリー車には現状では向かないでしょう。また、武装すれば重くなりすぎます。それでもEVシフトは止められないでしょう。私のジムニーは今年で29年目の個体。普通に動くし、モーターも数個。このハンドルはかつて存在したイタリアのイタルボランテという会社のもの。デザインが気に入っています。アフターパーツではなく純正品。エアバッグの登場で多くのハンドルブランドがなくなってしまったので貴重です。以前、リペアの専門家と話したことがありますが、大事にリペアしながら使えば大抵のクルマは50年は使えるとのこと。会社の利益確保、システム変更、保安基準変更、計画的陳腐化、環境問題、ライフスタイルの変化、飽きの問題、商品知識のなさなど、様々な理由から高価なクルマが簡単に捨てられている現状をなんとか改善したいと思っています。

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│-│-│2024/01/11(木) 09:34

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面白いストーブ

家が古いと、この時期エアコンでは気温が上がりません。ですので、膝掛けと足下の電気ストーブを加えて凌いでいます。先日お稲荷さんに参拝した後に入った茶店には石油ストープがおいてあり、とても暖かかったです。写真写りが悪いですが、よく見るとSL風のデザインで、レトロですが2022年製。気になったのでネットで調べてみると、コロナが1000台限定で開発した蒸気機関車型ストーブ「SLばんえつ物語」という商品だったようです。正面の「C57 180」は国鉄C57形蒸気機関車180号機のことで、「SLばんえつ物語」はJR東日本が新津駅〜 会津若松駅間を磐越西線経由で運行している臨時快速列車として機関車の実物がレストアされ動態保存・運行されているようです。SLの質感を忠実に再現されていて、私の感性を刺激する商品です。こんなストーブが欲しいとは思いましたが、化石燃料を使うストーブを今から買うのもどうかと思案するところです。でも、ストーブにやかんを乗せたいタイプなんです。電気ストーブは味気ない。ともあれ、リフォームの際はまずは断熱材を入れたいと思う日々です。エネルギーを極力使わないことが大事。

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│-│-│2024/01/10(水) 11:28

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オークヴィレッジの椅子

今朝は寒かった…新居は冷えるので寝るときに頭にタオル巻いてます。本格的に授業がスタートし、学内も賑やかになりました。が、2回生は昨日成人式だった学生が多く、欠席が目立っていました。◆ところで、この週末は連休で少し時間がとれたので、大阪に行きました。阪神百貨店のバーゲン目当てではありません、新居のリフォームを考えるのに家具も一緒に検討しているのです。親からもらった家具を大切に使ってはいるんですが、どうしても椅子の具合が悪く、腰に来ます。家具といったら昔からオークヴィレッジの椅子に座ってみたいと思っていて、それが実現しました。他のお店もいろいろ座ってはみましたが、やっぱり作りが違います。昔はとても買える商品ではありませんでしたが、相応の年齢になったということでしょうか。一度、岐阜の本店に伺ってみたいものです。

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│-│-│2024/01/09(火) 11:19

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「光る君」のモデル 〜藤原道長〜

京都は雪の降る寒い朝となりました。すぐに起きれず、布団の中でぐだぐだ。ただ、能登ではほんまに大変な思いをされていると思います。少しでも暖かく過ごせるようにと願います。◆さて、昨日からNHK大河ドラマ「光る君へ」がスタートしました。光る君のモデルである藤原道長とは少なからず縁があります。かつて、道長研究の第一人者であった山中裕先生(1921-2014)とは、非常に懇意にさせて頂いていて、年始には金沢八景にあった先生の家に伺うのが恒例でした。また、京都や様々な地域への旅行にご一緒する機会が多くあり、その時に道長や紫式部のお話をよく聞かせて頂きました。最近、写真の復刻本が書店に並んでおり、昨年末に丁寧に読みました。古典資料に基づいた一級の研究成果です。一般の人には読みづらいとは思いますが、基礎出典としてはとても重要なものです。先生は道長が好きすぎて、一部依怙贔屓的な表現がある点は大目に見て下さい。ご存命なら、大河の時代考証をされていたことでしょう。そもそも、紫式部や藤原道長についての前半生はほとんど分からず、ドラマ前半は創作やと思われます。また、『御堂関白記』の内容の多くは身内のことばかりで、そこから個人的に人間的魅力を感じることはほとんどありません。ドラマではむしろ脚本の面白さや時代の雰囲気、あるいは映像美術を中心に楽しみたいと思っています。また、ここ山科は藤原氏発祥の地であり、関連する宮道神社(みやじじんじゃ)や元慶寺(がんけいじ:古くは「がんぎょうじ」)があり、地域振興にも少し結びつけばと願っています。

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│-│-│2024/01/08(月) 11:12

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祓いの神の復権

年末はバタバタしていたので大祓ができず、この時期に大津の佐久奈度神社さんに参拝しました。毎年おみくじはお稲荷さんで引きますが、家のお札はここの祓戸四神(はらいどよんしん)さまにしています。お隣の立木観音さんは行列ができているのに、佐久奈度さんの参拝者は私ひとり。立木さんは空海が仏の力を高め神の力を削ぐ目的で造られたと考えていますが、その呪力が今でも生きているわけです。ただ、本来のアニミズムはこの自然環境が大事なので、この場所が復権していくことをいつも願っています。今は大変ですが、だんだんと良くなっていきますように。

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│-│-│2024/01/07(日) 11:03

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