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アラカルト1ミリの壁後期授業は終了しましたが、後処理がいろいろ残っています。今日はとにかく時間のかかる期末テストの採点をひたすら行う。学芸員資格に関わるもので、いろいろミュージアムの未来に関する問いも出すわけですが、その中でとても印象的な文章がありました。それは「私の周りには美術に対して1ミリも興味を持たない人が多い」というフレーズです。学芸員資格の授業を受ける学生はさすがに文化・芸術に多少なりとも関心はあるのでしょうが、学内には「1ミリ」も関心のない若者は多数います。また、個人的にも都市環境デザイン学科から経営学科に改組となり、極端に関心度が下がった気がします。それは仕方のないことですし、一般社会ではそんなものです。だからこそ、この「1ミリの壁」をどう乗り越えていくのか、文化・芸術との素晴らしい出会いをどう創出するのかについて、社会全体で考えていく必要があるのだと思います。とにかく、「待ち」の姿勢ではアカンということです。※写真はあくまでイメージです。
│-│-│2023/01/21(土) 21:48│
アラカルト愛されるデザインの条件全国的にかなり冷え込んできているようで、今朝はクルマが真っ白になっていて驚きました。意識的に暖かく過ごしたいものです。◆新聞をみていたら、「今ごろ?」と思った記事がありました。それは、ソニーが2025年までに使いやすさを追求した「インクルーシブデザイン」を原則全ての商品やサービスに応用するとのこと。写真のようなリモコンのボタンを減らすなどとありました。うちのリモコンもボタンが65個もあり、昔からあり得ないデザインだと思っていました。最近の商品はハードに限らずソフトも使いにくいものが多く、自分で作りたいほど。機能が豊富になればなるほど、逆に使われなくなる可能性が高くなることを理解する必要があると思います。それに、使いこなす前にバージョンアップしたり、壊れたり。長く愛される商品ほど全てにおいてシンプルなものが多いのです。◆やっと後期授業が終わってホッとしています。学部改変の関係で、そのしわ寄せが後期にきてしまいましたが、なんとか乗り切れました。展示も無事終了して、今夜はチョコクロワッサンでささやかなお祝い。しばらく食べていませんでしたが、基本パイ生地やチョコレートコーティングが大好きなんです☆
│-│-│2023/01/20(金) 21:32│
アラカルト行動の積み重ね今夜、いつもの深草のジムから御陵の家までなんと信号で止まらず、ノンストップで来ることができました!こんなこともあるんですね!何か良いことが起こるかも。◆ところで、東電の裁判が無罪となったようですね。いろんな意見はあると思いますが、こうした裁判そのものが人災だと私は思います。このことで原発推進が加速され、結局また被害者がでる。日本は災害大国ですからね。亡くなった人達はどう思うでしょうか。一方で、我々自身も電力に依存する生活を再考する必要があります。原発事故から少しは依存を戒める出版物が発行されたりしましたが、いまはさっぱりです。ちょっとした行動の積み重ねを心がけたいものです。
│-│-│2023/01/19(木) 21:43│
アラカルトセノグラフィカの資料画家水曜日は会議の日ですが、今日はとくに延々と続いた感じです。大事な事なので仕方ないですが、会議嫌いの私には辛いものがあります。◆年始から悲しいお知らせが届きました。以前の職場で一緒に仕事をしていた大先輩の中林啓治さんが永眠されたとのお葉書を奥様から頂きました。亡くなられたのは、昨年の11月15日とのことです。心よりご冥福をお祈り申し上げます。彼は1935年生まれで、多摩美術大学を卒業後、吉田謙吉舞台美術研究所を経て日活撮影所で映画美術デザインの仕事をされます。1971年にトータルメディア開発研究所に入り、とくに展示パースなどの絵を得意としていました。引退後に株式会社セノグラフィカという会社を立ち上げ代表をされていました。かなり精密な絵を描かれる方で、資料画家といったら良いでしょうか、写真よりも物の本質を捉えた作品を作られていました。代表的な著書(作品)に、写真の『記憶の中の街 渋谷』や、民具学会・展示学会等を通じて民俗学者の岩井宏實先生と関わられた『日本の生活道具百科』『民具の事典』『昔の道具百科』『ちょっと昔の道具たち』『昭和を生きた道具たち』などがあります。まだまだお元気とばかり思っていたので、とても残念です。私は彼の真っ直ぐな性格が好きでした。向こうの世界でもコツコツと絵を仕上げて下さいね。
│-│-│2023/01/18(水) 21:53│
アラカルト泣ける会議に参加今年初となる琵琶湖。風が冷たかったですが、比較的天気が良く山に雪がかかっていました。今日は朝からコラボしが21という所で滋賀次世代文化芸術センターの理事会・総会でした。コロナ禍が続く中でも、今年度も多くの依頼があり、とくに不登校児童対応が急増しているとのこと。昨年発表がありましたが、小中学生の不登校は24万人余りと過去最悪となり、今後ますます学校の在り方が問われてくるでしょう。また、だからこそ滋賀の取り組みは重要度が増してくるのだと思います。子どもたちに寄り添う話に涙する場面もありました。会議後にミホミュージアムの畑中学芸員から鳥獣戯画(レプリカ)の説明を受けました。館蔵品が国宝に指定されたことを受けての特別授業でした。2月・3月には滋賀事例の最終原稿をまとめられればと思います。湖面に水鳥が沢山いてとても癒やされました。が、大学にもどってからはずっと4回生の口頭試問だったので、もうヘトヘトです。まだ火曜日か…
│-│-│2023/01/17(火) 21:29│
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