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アラカルト地方を再生する「鍵」とは残暑はまだ残りますが、確実に日は短くなっていて、夜が早い。日のあるうちに帰れるといいのですが、暗くなると鹿がうちの門の前の草を食べ始めます。鹿は人影があるとすぐ逃げますが、車が近づいてもなぜか逃げません。3メートルくらいの距離まで迫ると渋々どきます。鹿は襲ってこないのでそのままですが、さすがにイノシシが出たら通報するようにしています。◆昨日、石破首相の所信表明演説があり、今朝は新聞で全文をしっかり読みました。期待はしていませんでしたが、正直がっかりです。綺麗事を並べた感じで、裏金議員は「反省」のみで甘々やし、驚いたのは「宗教」の文字がなかったこと。それに「守り」ばかりで「攻め」の姿勢がほとんどない。ちょっと特色があったのは「防災庁」と地方創生交付金の「倍増」くらいでしょうか(その資金はまた増税か…)。これまで、多くの資金を投入しても人口減は押さえられず、東京一極集中の是正はできていません。写真の本の著者は、そうした地方創生政策の失敗をかなり手厳しく指摘しています。地方を元気にする企業にはどんな形があるのかはこの本を読めば分かります。結局その鍵となるのは、当たり前ですが「優秀な人財」です。ですので、ばらまき交付ではなく、優秀な人の多様かつ長期的な派遣、優秀な地域人財への支援、人の教育に重点的にまわる施策とし、政策立案・実施で目標達成できなかった担当者は何らかの処分を行うくらいの覚悟がないとうまくいかないでしょう。それができないと格差が広がるだけです。とにかく、このままでは次の衆院選と今後の政局はかなり荒れることになり、日本の混迷は長引くように感じられます。結局、自分の身は自分で「守る」ことになったりして。
│-│-│2024/10/05(土) 09:42│
アラカルト変わる風景アメリカの雑誌タイムは、ドラマ「SHOGUN」で主演女優を演じたアンナ・サワイさんを世界で最も影響力がある「次世代の100人」に選んだとのこと。大変おめでたいことです。世界では大いに沸いていますが、配信映像なのでまだこのドラマを見ていない日本人は多いのではないでしょうか。youtubeなどで概要紹介などを多数報じているので私もなんとなくは知っていますが、ドラマの作り方も昔とは大きく変わってきていますね。◆先日、大学周辺を歩いていたら、この時期らしく稲刈りした藁束が摘まれていました。昔ながらの光景ではありますが、背後に巨大マンションができたので少し異様な風景に変わってきています。国防、経済、福祉、地域創生など国の課題は山積していますが、先人が守ってきた足下の美しい風景をどう次代につなげていくのかという点も忘れないようにしたいと思います。
│-│-│2024/10/04(金) 09:19│
アラカルト明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい前線の影響で京都は朝から雨。半袖では少し肌寒い感じでした。衣替えの用意をしないとですね。◆昨日の日経夕刊の国際欄に、「不老不死」に関するビジネスが活発になってきており、「不死サミット」なる組織の主催者は常時全身を検査し、一日100錠を超えるサプリメントを飲んでいるという(詳細は記事を参照下さい)。この記事を読んで、ちょっと行きすぎている感じを受けました。不老不死といえば、「秦の始皇帝」を思い出す人も多いのではないでしょうか。彼は権力を手に入れると、最終的に「不老不死」を目指します(結局死ぬわけですが)。私の実家近くにある山梨県富士吉田市には始皇帝の命をを受け中国から不老不死の薬をもとめて辿り着いたとされる「徐福」の伝承が多く残りますが、そこの中に徐福たちが驚いた村があったそうです。それが、いまの郡内地域にある「上野原」という所で、当時(伝承が本当なら弥生時代になりますが…記録がないので伝説扱いになっていますけど)そこには多くの長老が住んでいて、徐福たちがその秘訣をいろいろ調べたところ、「菜食」の割合が非常に高かったとのこと。今でも和食は菜食の割合が高いですが、西洋化と近代化で現代人は本来の和食を忘れつつあります。和食の叡智は大事です。食べるものということもありますが、一方でインド独立の父といわれる「マハトマ・ガンジー」さんの言葉で、大切にしているものがあります。それは、「明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい」というものです。どんなに健康に気をつけていても、不慮の事故ということもあります。体を大事にすることも大切ではありますが、1日1日を「目的をもって丁寧に生きること」も大事だと思います。それから、不死を突き詰めて考えると、「ヨガ」に行き着くと思います。ヨガの叡智の中には、サプリメントがなくても長生きできる要素が沢山あるのです。日々修行。
│-│-│2024/10/03(木) 09:57│
アラカルト学内カフェプロジェクトがスタート考えてみたら、もう10月ですね!今年も残すところあと3ヶ月です。夏に十分原稿チェックができなかったので、残りの期間にどれだけできるだろうか。◆昨日から学内のカフェプロジェクトがスタートしました。うちのゼミのカフェプロジェクトではなく、昨年うちの学科で実施した「アントレプレナーシップ事業(起業家精神育成事業)」の一環として始めたもので、今年は少しパワーアップしていました。ゼミ生や昨年担当したスタッフもいたので、会話も弾みます。いただいたカップにイラストとメッセージが書かれていて感激。しかも、メガネまでちゃんと表現されています。これは捨てられないなぁ。
│-│-│2024/10/02(水) 10:31│
アラカルト民俗(民具)学の意味と未来内閣の顔ぶれが決まってきました。「株価大幅下落」や「おきて破り解散」などすでにいろいろありますが、女性が少ない点が気になります。それに、今朝の日経社説では大いに岸田さんを持ち上げる文章となっていて、宗教・利権・物価の話は全く触れていなくてなさけない。期待はしませんが、希望は捨てないようにしたいと思います。◆一方で、日経の文化欄の方は面白い。以前山下真奈良知事による収蔵品廃棄発言があり、それを受けて「民俗学の意義」を問うような記事を作られています(詳細は記事を参照のこと)。社会的に議論する場が最近なかった感じでとても良いと思います。博物館は単なる保存の場ではないのですが、「収蔵品の社会的な意義」をどこまで問うてこられていたのかは熟考する必要があります。今日の記事では「アート」や「記憶」などのキーワードが出ていましたが、私はそれでは弱いと思っています。民具などは「SDGs」と結びつけて議論・活用すべきと考えていて、昔は何もないところから自然と共生しあれだけのものを創造してきたルーティンがあったからこそ、日本文化はこれほど長く続いてきたのだと思っています。今はその価値が分からなくなっている時代なので、それらを少しでも分かりやすい形で表に出すのが自分の仕事と思っています。時間はかかりますが、ゆっくりできることをしていきます。一方で、現代の生活道具というものも、どう精緻化し資料化するのかも考えていく必要があるでしょう。
│-│-│2024/10/01(火) 08:08│
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