アラカルト

進化するコンサート

上着を持っていかなかったので、帰りはかなり寒く感じました。今月は気温の変化が激しすぎますねぇ。まぁ、暑いより少し寒いくらいの方が好きですが。◆さて、実は先週末から学内で博物館実習の写真展を開催しています。今回のテーマは、防災・ペンライト・和菓子・レトロです。とくに学生らしかったのがペンライトで、近年コンサートで良く使われるツールではありますが、ほんとに多様な種類があります。私のまったく知らない世界なので面白かった。調べさせたら、もともと1974年に西城秀樹さんのコンサートで懐中電灯が用いられたのが起源のようです。その後、格段に進化を遂げ、BTSやBLACK PINKのコンサートでは無線コントロール機能が内蔵されたペンライトが使われているそうです。これらは、将来的には応援道具に分類される文化財となるのかも知れません。もはや民具の定義が曖昧になってきて、やはり広く「道具」ととらえる方が望ましい。昔、GKデザインの榮久庵憲司先生が道具学会というのを設立されたのを思い出しましたが、調べてみるとまだ続いているようです。多様になりすぎたモノの歴史ではありますが、だからこそきちんと整理する必要性を感じます。

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│-│-│2023/05/23(火) 22:18

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お華と大福

昨日から一転、不純な天候が明日も続くようです。昨日はほんまに晴れて良かった。昔、大雨の中でフェスティバルを行ったことが何度かあったなぁ。◆今週のお華は「紫のカラー」でした。花言葉は「夢見る美しさ」とのこと。派手さはありませんが、落ち着いた雰囲気が好き。なんだかクラシック音楽が聞こえてきそうです。◆実は今日が健康診断の日でした。採血担当者が結構お上手で精神的に楽でした。検査の関係でずっと食事制限を続けていたので、今夜は萬屋琳窕の大福でお祝い。ほんとは苺大福を食べたかったのですが、売り切れだったので豆大福をチョイス。餡子と豆の塩梅が最高でした☆

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│-│-│2023/05/22(月) 19:54

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満員御礼

滋賀県守山市で開催した第12回ルシール・アート・キッズ・フェスティバルは盛況のうちに無事終了いたしました。ただ、盛況すぎて運営が大混乱でした。コロナが落ち着き青天にも恵まれたため、これまでにない程の人が来場し、予約のワークショップはほぼ10分で売れ切れ、残りの人が随時受付のブログラムに殺到しました。そのプログラムは、立命館守山のコミュニティーサービスセンターで滋賀県立美術館が提供しているものでしたが、会場が人で溢れて危険なため、急遽整理券を制作するなどして対応していたら1日が終わっていました。ここ数年、コロナ禍でワークショップをずっとお断りしていたので、今回多くの方に体験いただけて本当に良かったと思います。なんだか、みなさんこれまで身動きとれなかったので、こうしたイベントにとても飢えていた感じでした。他の会場を全く見ることがはできませんでしたが、とても充実感がありました。職員のみなさん、出演された方々、学芸員さん、美術館ボランティアのみなさん、滋賀次世代芸術文化センターのスタッフの方々、学生さんたち、ほんまにお疲れさまでした。最後の大ホールのコンサートだけは滑り込みで鑑賞することができ、ピアニストの金子三勇士(かねこみゆじ)さんの演奏が素晴らしかったので、CDを一枚ゲットしました。しばらくはこれを車の中で鑑賞して余韻を楽しみます☆

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│-│-│2023/05/21(日) 23:07

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石の花 ー戦争と平和ー

明日の守山での音楽祭に向けて、朝早いので今夜から市内のホテルに入っています。◆さて、G7広島サミットが始まりました。各国首脳は40分も原爆資料館の見学をされたそうです。今は東西冷戦以降で最も核使用の危険性が高まっている時だといえます。誠に愚かなことです。技術の進歩はあっても、人間はそれほど進歩していないのでしょう。ところで、ウクライナ侵攻で世界的に再評価されている日本の漫画があります。坂口尚(さかぐちひさし:1946〜1995)さんの『石の花』(全5巻)です。今年、「漫画のカンヌ」とされるフランスの国際漫画賞を受賞しました。私はまったく知らなかったのでGW中から読み始め、先日読了しました。1941年にナチスドイツ軍が平穏であった旧ユーゴスラビアに侵攻し、その後の紛争がクリロとフィーという若者の目線から描かれています。複雑な環境であるからこそ、その問題を正面から取り組んだ傑作です。坂口さんはとても才能のある方だったようですが、巨匠手塚治虫氏の陰に隠れてしまった人という印象を持ちました。この作品を知らなかったことが日本人として恥ずかしく思いました。作中には悲惨な表現がこれでもかと出てくるので、読むには覚悟が必要ではありますが、戦争の実情をリアルに追体験することができます。タイトルは『石の花』ですが、私は『戦争と平和』というタイトルでも良いと思っています。人類はいつまで「戦争」という行為を続けるのでしょうか。また、もし日本が戦争に巻き込まれたら自分はペンを銃に持ち替えるのだろうか。防衛のためとはいえ人を殺すことに変わりありません。クリロとフィーの葛藤はそこにあります。◆今夜のブラタモリは「山科」でした。うちの裏山からスタートし、いつも生活している所や、いつもお世話になっている人たちが登場し、とても嬉しく思いました。これだけしっかり山科が全国放送されたのは、私がこのまちに来て初めてのことかと思います。今後も可能な範囲でまちの魅力を発掘し発信していければと思います。

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│-│-│2023/05/20(土) 20:50

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風呂敷へのアプローチ

授業前に京都文化博物館で今日明日と開催の風呂敷展を鑑賞。昨年ゼミ生がお世話になり、彼らの展示もちょこっとあったりして。空間全体をうまく利用した展示で、風呂敷体験なども楽しめます。普段風呂敷はあまり使わないので、この機会にどうアプローチできるか考えてみたいと思います。

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│-│-│2023/05/19(金) 22:15

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