アラカルト

勇気ある広告

この後期から博士課程の授業を持つことに。社会人の方ですので、6限に授業があります。開始は19時からですので、完全に夜間部です。考えてみたら、麹町で働いていた頃はよく仕事終わりに上智大学の夜間部に登録していろんな講座に出ていました。好奇心旺盛というか何というか。やっぱり「学びたい!」っていう気持ちが大事なんだろうと思います。最近は仕事前に「学びタイム」を持つのがマイブームです。◆ところで、今朝の新聞広告にドキッとしました。さわかみ投信の澤上篤人という方のメッセージですが、核心をつくような言葉が心に刺さりました。文字だけですが、おそらく下手な広告よりよっぽどインパクトがあります。個人的には、スタグフレーション(継続して物価が上昇すること)が起こるとは思えませんが、ゼロ金利やマイナス金利という、いわば非現実的なことが日常化し、なんとなく経済が回っているという異常な状態が続いていて、そこから抜け出せていないわけです。そういう意味で勇気ある広告だと思いました。まぁ、これも何か裏があるのかも知れませんが、おかしいことに蓋をせず、きちんと改善できる社会であってほしいものです。

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│-│-│2021/09/27(月) 23:33

アラカルト

2030年の世界

小雨が降る一日でした。半袖だと肌寒く感じるときもあり、上着を羽織ったりなどしていました。いよいよ本格的な秋の到来を感じます。ちょっと映画でも見ようと思い、二条シネマへ。いろいろ見たい映画が沢山ありましたが、1995年公開の「攻殻機動隊」(押尾守監督)が巨大スクリーンのアイマックスで再公開されるというので、予約しました。案の定、巨大空間に30人程度しかおらず、まったく密ではありません。この映画は、2030年頃の日本を舞台(といっても昔の香港にしか見えない)にしたSFで、サイボーグが普及した世界を描いています。また、サイバーテロも日常化し、その犯罪を未然に防ぐ特殊警察組織(通称:攻殻機動隊)の活躍を描きますが、根本課題として「ロボットにも魂は宿るのか?」ということではないかと思われます。そもそも「魂は存在するのか?」という問題もありますが、いろいろ考えさせられる映画です。アニメーションではありすが、実写を超える完成度だと思いますし、だからこそリバイバルされたのでしょう。DVDでは見たことがありましたが、一度スクリーンで見たいと思っていました。1995年というのは、まさにインターネットが普及しはじめた頃で、マイクロソフトのウィンドウズが登場した年でもありました。原作とはかなり表現が異なるようですが、映画としての世界観が半端ありません。その後、1998年に公開されるハリウッド映画の「マトリックス」に影響を与えたというのは頷けます。この攻殻機動隊は、完成年度とその後の派生シリーズを考えても、今の40代か30代の人に支持されるものと思いましたが、実際の来場者のほとんどは20代と思われました。1990年代のアニメを若者が見るというのはどういう感覚になるのか、一度聞いてみたいところです。すでに「古典」かも知れません。そして、中でも印象に残ったのは主題歌の「謡 III Reincarnation」です。民謡グループの西田社中さんのものですが、まさに鎮魂歌です。御詠歌にも近い雰囲気をもち、この映画作品の世界観を際立たせています。謡の意味まで考える人はあまりいないと思いますが、歌詞の最後に「トホカミエミタメ」という言葉が出てきますが、これは太古からの言霊です。ヲシテ文字で書かれた『太占(フトマニ)』という占書では、中心に表現される神の名の頭文字で、「トホカミヱヒタメ」と表記されるのが原型と思われます。この言霊を唱えると、あらゆる罪と穢れを一瞬のうちに消し去り清浄に戻すされます。どのような意図で作詞されたのかは不明ですが、一度聞くとずっと頭の中に残ります。一説に、天皇は日本の安寧を願い、この言霊を1日何十回も唱えているとのこと。そういえば、小室氏の影響で今後の皇室が心配です。10年後の未来はどうなっているのでしょうか。サイボーグはまだやろうけど、ロボットは沢山いるかも。

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│-│-│2021/09/26(日) 22:21

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素敵な秋の草花

だんだん涼しくなってくると、体調も良くなっていく感じがします。目覚めも良いので、いつもより早く職場へ。人がいないときに原稿構成作業をセッセと行います。いま行っている作業は、自分の原稿ではなく共著者の内容を私がいじくっているのです。何を生かして何を削るのかも一任されています。とても有り難いことで、このようななことは一生に二度とないとは思いますが、実はかえって考えすぎてしまいます。夏期期間中に結局完成できなかったので、後期にずるずると引きずりますが、どれだけ集中できるか自信はありません。神さまにお祈りをしておきましょう。◆今週の授業開始にあわせて、三宝院御流いけばな講座も始まったようです。今週は秋の草花が飾られていました。とってもゴージャズで素敵すぎます☆白い彼岸花も珍しい。お花はほんとに人の心を癒やしてくれますし、幸せを感じます。

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│-│-│2021/09/25(土) 21:15

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光のカーテン

右肩がなかなか治らず、このところ仕事終わりに週2回栗東の整骨院に通い、リハビリを行っています。とにかく運動量が少ないようです。専門の機具でトレーニングすると可動域が広がりますが、動かさないと痛みが出てきます。体って不思議。帰りに近江大橋を渡っていたら素晴らしい夕焼けに出会いました。光のカーテンが広がっています。まるで横向きのオーロラのようでした。湖と橋と夕焼け、ごちそうさまでした。

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│-│-│2021/09/24(金) 21:37

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ブドウから地域文化を考える

ニュースなどをみていると、今日はものすごい人出だったようですね…。2週間後が恐ろしい。緊急事態宣言の効力がなくなりつつあるように思います。まん延防止でリバウンドはもうこりごりなので、れからの政策は、解除ではなく段階的な緩和なのだろうと思われます。◆今週から授業が始まり、今日は今後の授業準備と会議の準備で結局一日職場に。一応学科長なので、いろいろ調整したり準備したりすることがあるのです。なので、結局原稿にまでいきつきませんでした。無理はしない。◆今週はブドウを楽しんでします☆もう時期は終わってしまいますが、お店によっては10月上旬まで置いているところもあります。お散歩がてら大学近くの販売所で買ったんですが、今年はピオーネとシャインマスカットのみ。私の好きなゴルビーは数が少なくすでに終了とのこと。シャインマスカットが人気ゆえに桃太郎は扱いをしていませんでした。山科はいろんな種類があるのが面白かったんですが、人気には勝てないようです。ただ、どこにでも置いてあるのなら、あえてその店に行く意味はありません。地域の文化ということを考えたとき、農産物でもその土地ならではの特徴を考えておかないと、あっという間に市場を奪われてしまうかも知れません。こういう時代だからこそ、種ありブドウが流行ったりして。ちなみに、関西は関東と違い、ほぼ全て種なしです。私は種ありでも全然OKなんですが、以前「関西人は種を嫌う」と関係者に聞いたことがあります。確かに食べやすいんですが、木の自然循環に問題が生じるのです。

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│-│-│2021/09/23(木) 21:21

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