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アラカルト持続する地域の条件昨日の雨で桜がだいぶ散ってしまいましたね。でもまだつぼみがある木もあるので、なんとか入学式まではもってくれそうです◆さて、地域再生の木下さんが新しい本を出されたので、早速読んでみました。まちづくり版のハウツー本のようなものですが、現場を知っている人だけに説得力があります。筆が速くてうらやましい。自治体の担当者には読んでもらいたいけれど…。内容は多岐に渡りますが、主軸の主張は、「まちづくりは補助金・コンサルに頼るな。身内を教育して自分たちで考えて稼げ。」というものです。主張は理解できるのですが、矛盾もはらんでいます。よく「稼げ、稼げ」といいますが、そんなことができる人はそう多くないということ。また教育ですぐにそうした人材が育つとも思えません。また、たとえいい人材がいたとしても、その人が地域に関わるかどうかも疑問です。基本、リスクを恐れて何もしない人が多いわけです。この本を読んでいて改めて思ったのは、地域再生がうまくいっている事例の多くは「レアケース」なのだと。今後、少子高齢化で全国的にますます地域が疲弊していくことが予想されます。国も白旗上げている状態ですので、そんな簡単にいくわけがありません。当たり前ですが、レアケースであれ何であれ、課題を地域で共有し早くから対策を講じている所が生き残るはずですし、そこに人も集まります。その条件として重要なのは個人の稼ぐ力というよりも、基盤となる持続可能な地域産業をどう育てられるかという点にあると考えています。人口が増えていくには、加えてまちの魅力が欠かせません。でもまぁ、この方、名字が一緒なのでとてもやりずらい。ただ、文化的な視点はほぼ皆無なので、極力かぶらないよう私は文化政策としての地域再生を考えていくとこととします。
│-│-│2021/03/29(月) 21:42│
アラカルトシューズリペア明日は天気が回復するようですが、黄砂と花粉が凄いことになるようです。マスクは欠かせませんね。◆朝からヨガワークに参加。いつも参加している時間に、自力整体プログラムの矢上真理恵さんが来られていました。自力整体を創始した矢上裕さんの娘さんのようです。私は昔から肩こり腰痛が酷いので、関東にいた頃から裕さんのことは知っていて、京都に移ってから何度か神戸のスタジオに行ったことがあります。もう20年も前の話です。すっかり忘れていましたが、レッスンを受けながら「そういえば、こういうのあったなぁ」となんだか懐かしくなりました。まぁ、私の場合、小手先の技術以上に考えないといけないのは、根本的な仕事の整理なのでしょうけれど…。嫌われる人間になろう。◆ところで、靴底がかなり減ってきたので、前から気になっていたリペアショップに交換をお願いしてみました。昨年、足首を痛めてから、最近はリーガルのシューズに変えています。リーガルにしてから痛みが治まり、それは有り難いのですが、リーガルの唯一の欠点が靴底です。歩くと床に黒い筋ができてしまい、本当に困ります。あり得ない素材を使っていることになぜ会社は気がつかないのでしょうか、理解に苦しみます。また、専門店や百貨店にリペアをお願いすると最低でも1ヶ月くらいかかります。そこで、寺町にある「RESH」さんにお願いしてみたら、なんと30分で仕上げて頂けました。しかも、担当の方は若く、親切で、イケメンでした。課題をお話しし、素材をいくつかの中から選ぶことができました。履き心地などがよければ、今後ここでリペアをしてもらうことにします。◆お昼はリペアをして頂いている間に、同じ寺町のエローラさんでインドカレーを頂きました。地下にあるお店でしたが、お客さんでぎっしり。今日はマトンカレーとチキンカレーをチョイスしました☆
│-│-│2021/03/28(日) 22:37│
アラカルト京都町中散策今日は仕事終わりに京都の町中に繰り出しました。あちこちで桜を楽しめるのは嬉しいのですが、かなり密…。感染の急拡大は避けられないでしょう。◆知り合いの陶芸家さんが祇園のギャラリーで展示会をされているというので、遊びに行ってきました。うちの学生もバイトで手伝っているらしいので、その様子も確認。昔は問屋さんが展示などを担当していたようですが、時代も変わり作家さんがプレゼンをしないと生き残れない感じです。その後、いつもお世話になっている方と会食したあと、暖かいこともあり酔い冷ましにウォーキングがてらぷらぷら夜の町を散策。驚いたのは梅小路公園駅周辺の再開発が急ピッチで、巨大なホテルが出来上がっていました。コロナで町に出ることも少なくなりましたが、たまにはうろうろしないと浦島太郎になってしまいそうです。
│-│-│2021/03/27(土) 23:50│
アラカルト幸せなひととき風は強かったですが、良い天気となりました。学内の桜が満開となり、どこにも行かなくても楽しめる環境となりました。研究室から見える素敵な景色を独り占め。幸せなひとときです。
│-│-│2021/03/26(金) 22:30│
アラカルトブラックボックス化の先にあるもの2020年度の終わりがだんだん近づいてきています。実はこの3月末で大学勤務が丁度20年となります。教育環境とはまったく異なる世界から入ったので、最初はどうなることやらと思いましたが、小さな課題は沢山ありましたが、大きな失敗を起こすこともなくそれなりの成果を残せたかなぁとは思います。かなり使い捨てされたこともあったですが、それも経験でしょうか。◆ところで、最近新しいツールが手に入りました。ボールペンではありません。車に使用するもので、ウォッシャーノズルの目詰まり等を解消する道具です。両側に2本の針が付いていて、細い方が目詰まりをとるもので、反対側の太い方はノズルの向きを調整するための針です。最近は細い針金を利用した荷札などが使われなくなり丁度良いものがなく、ノズルが詰まるとそのままにして、オイル交換の時などにお店の人にお願いしていました。ただ、このくらいのことは自分でやろうと思い、前から欲しかったんです。黄砂や花粉の時期ですし、これから重宝します。車は好きで洗車はしますが、あんまり自分で整備しないので、できそうなことは覚えていければと思います。昔、工場のおっちゃんに「そのくらい自分でやれ!」って良く怒られたなぁ。それに昔は作業をしている場面をずっと見させてくれました。今は「ロビーで座ってて下さい」ですから、作業場面を見ることすらなくなりました。効率性も大事ではありますが、物事のブラックボックス化は創造力や創作力をなくしてしまうことに繋がります。?まず作業を見る、?自分で分解する、?見よう見まねで組み立てる(で、壊しちゃったりなんかする)。こうしたプロセスを経てモノの仕組みを理解し、次なる創作の意欲や発想が生まれるのですが、今の社会はそれを放棄しているかのようです。電子化が進めばさらに関心を持たなくなるでしょう。もちろん、秘密保持という問題や、人に見られると作業に集中できないなどの問題もあると思います。あるいは個人で修理できたら売り上げが減るという問題などもありますが、教育という視点で考えると可能な範囲で見せるべきなのです。そんなワークショップスペースがあると素敵だなと思います。個人的に好きなのは、岐阜・各務ヶ原市航空宇宙博物館と東京・お台場のヒストリックガレージにあるレストアスペースです。来場者が飛行機や旧車のレストア作業を見られる空間があるのです。ブラックボックス化が進んでしまうと、極端な話、親がどんな仕事をしているのかすら知らない子どもが増えてしまいます。また、利用することだけで物事の裏側や本質に関心をもたなくなります。文教分野では、1980年代後半くらいにその事が社会問題化し、子ども達に構造を理解してもらえるように、「シースルーモデル」といって中身が見えるように作る動きがありました。しかし、そうした動きもあっという間になくなったような気がします。個人的にはこのことをずいぶん昔から深刻に受け止めています。また、電子化が進み、シースルーにできないものも沢山でてきました。今はお金すら形の見えないモノになってしまいました。今はいいのでしょうが、本質を理解できなくなるばかりか、不測の事態に対応する能力も失われていくはずです。ただ、最近は工場見学的施設などが親子に好評で、インスタントラーメン博物館など製造過程をただ見るだけでなく、自分でも作れる環境ができつつあるのは一つの方向だと考えています。あと、凄いなぁと思うのは、近江八幡のクラブハリエさんです。あのバームクーヘンはレシピが公開されていますし、作る場面もお客さんに見せています。ああいうことができる組織が本当の意味で「強い組織」なのだと思います。
│-│-│2021/03/25(木) 21:17│
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