アラカルト

自分は自分、人は人

京都は台風がそれてほとんど雨も降らなかった感じです。今週から授業が始まり、教室にいることが多いのであまり外の様子が分からなかったりしますが。◆最近、何気なく本屋で買ったもの。『自分は自分、人は人』。当たり前のことですが、社会生活をしているとどうしても周りに振り回されてしまいます。でも最近はだいぶ悟ってきたみたいで、無理に何かをしようと思わなくなってきています。ダメならダメでいいじゃない、と流すことができるようになってきたと思います。多少成長しているのかな。

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│-│-│2020/09/24(木) 22:05

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気持ちのよいサービスを味わう

今日はようやく1回生と会うことができました。話していたら、自粛期間はとても寂しかったようです。これからお友達を沢山つくって欲しいと思います。◆さて、週末の話になります。2日目は、神山町から一気にまた淡路島に移動し、青海波の近くにある「のじまスコーラ」さんでランチをとりました。ここもパソナグループが手がけた複合観光施設です。廃校となった「旧野島小学校」を改装し、農業の六次産業化等を通じて地域活性化を目指し、2012年に再生させた複合観光施設です。スコーラとは、イタリア語で「学校」を意味します。3階建てになっていて、1階はカフェ・直売所・ベーカリー・加工所/集荷・選果場があり、2階には世界1,000人の料理人に選ばれた奥田政行シェフがプロデュースしたイタリアンレストラン、3階はバーベキュースペースやキッズスペースなどがあります。また、屋外にはミニ動物園がありました。実は前から存在は知っており、一度訪れてみたいと思っていた所でした。で、訪れてみてビックリ。建物はオープンして大分経過していたので、そろそろリニューアルが必要な感じではありましたが、来場者の数がとにかくすごかったです。もと校庭だったスペースが駐車場になっているのですが、車でビッシリ。とてももと学校だっとは思えないような施設です。この日は思いつきで行ったので予約していませんでしたが、スタッフが丁寧に案内していただき、豪華な食事を堪能することができました。2日連続の贅沢。たまにはいいですね。とくに、スタッフのサービスが最高で、いままで受けたサービスの中でも上位でしょう。さすがパソナさんという感じで、青海波さんより良かったです。また、このレストランでも淡路島の食材をふんだんに使った美味しい創作料理を頂くことができ、地域愛のようなものも感じました。この施設は他地域にとっても参考となる再生事例だと思います。建物もきっと喜んでいることでしょう。ミニ動物園では、山羊ちゃんが屋根の上で遊んでいました。

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│-│-│2020/09/23(水) 22:09

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パソナさんの切り札:淡路島の「青海波」

また台風が来るようで警戒ですね。ようやく普通の授業ができて有り難いですが、スケジュールが過密なので、健康には気をつけたいと思います。◆さて、この間の土曜日の話ですが、徳島に行く前に昼食をとったのが淡路島の「青海波(せいかいは)」さんです。ここは、総合人材サービス大手のパソナグループが先月オープンさせたばかりのお店。その後、パソナさんは8月31日に、主な本社機能を東京からここ淡路島に移転すると発表し、全国に大きな衝撃を与えました。本社機能を担う約1800人のうち約1200人を2024年5月末までに段階的に移転・完了させるというニュースに私も驚きました。パソナさんは、2008年からこの島の地域開発に乗り出し、2010年には複合観光施設の「のじまスコーラ」、2017年には体験型テーマパークの「ニジゲンノモリ」、2018年にはハローキティの創作レストラン「HELLO KITTY SMILE」など、多くの事業を展開し、今年は和食・洋食・劇場の機能をもつ「青海波」のオープンと、本社機能移転の発表がなされたわけです。この日は青海波の中にある和食の「青の舎」を予約。少しお高いですが、海を見ながら贅沢なランチを頂きました☆淡路の山の幸、海の幸がふんだんに使われ、空間も階段状になった全ての席から海が見える、まさに劇場空間のようでした。ここは大人が楽しめる空間として計画したものと考えられます。これから、淡路がどんどん進化しそうな予感を感じました。

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│-│-│2020/09/22(火) 21:46

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徳島の知られざる聖地:立岩神社

晴天のシルバーウィーク3日目とあって、京都の道路は大渋滞となっていました。こういう時期は裏道走行です。大学は今日から後期が始まり、ようやく普通の授業ができるようになりました。でもマスクしながら講義するので、途中で窒息しそうになります。通気性の良いマスクが欲しい。◆さて、昨日の徳島の続きです。上一宮大粟神社の次は、「立岩神社(たていわじんじゃ)」というところに参拝しました。神山町の幹線道路からそうとう奥に入ったところにあり、元山という山の山頂付近です。念のため道の駅の方に行き方を確認して、突入しました。行ってダメなら引き返します。未整備の細い道が延々と続いてはいましたが、舗装はされていたので想像していたよりはあっさり到着することができました。でも、ちょっとでも脱輪したら一巻の終わり的な感じでした。ここには恐らく徳島最大であろう磐座が鎮座しています。写真ではわかりにくいですが、大変立派なもので、ギョッとするレベルです。実際に見た印象では熊野のコトビキ岩と同レベルの神格だと思います。ただ、知名度はほとんどないに等しいです…。「神山町」の「神」はこの岩に降り立ったのでしょう、きっと。また、この岩の中央がぱっくり割れています。「天の岩戸」との表示があり、古事記に出てくる天の岩戸はこの場所との解説もありました。そう断定するのは少々難しいとは思いますが、古代信仰をそのまま今に伝えている貴重な場所であることは間違いありません。この岩の裂け目は産道でもありますから、生命が生み出される場所でもあり、死霊が戻る場所、再生する場所でもあると考えられます。祭神は「志那都比古神(しなつひこのかみ)」「志那都比売神(しなつひめのかみ)」(この二神は風の神)「弥都波女神(みつはめのかみ)」(水の神、水銀の神)の三神を祀っています。山神に関係する蛇神の記述もありますが、それが退治される伝承も見られます。つまり宗教改革によって古い神が退治されていくわけです。みつはめとは水銀のことで丹を意味します。有名な丹生都比売(にうつひめ)も同じです。徳島は中央構造線が真ん中を突っ切っていますので、丹=水銀がかつては沢山採掘さたのですが、取り過ぎていまはほとんど見つからないと思います。古代において丹は今でいうダイヤモンドのように貴重なものでした。私は神話に出てくる高天原は、山頂に近い場所であったのではないかと考えていますので、こうした元山や有名な剣山も高天原の一つだったと推理しています。しかも、この場所は山の上にもかかわらずすぐ脇に豊富な水量のある川を確認することができ、人が生活するには問題のない場所です。前に登った剣山も、山頂からちょっと下がったところに剣山御神水があり、想像するに縄文海進時代(超温暖化時代)には、こうした山の上での生活が盛んであったはずで、今後こうした高地における発掘成果などが期待されるところです。◆神山町の道の駅で美味しそうなクルミクッキーがあったので食べてみました。そぼろみたいな感じで美味しかったです☆

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│-│-│2020/09/21(月) 22:23

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徳島の古社:上一宮大粟神社

徳島2日目です。今日は前から行きたかった上一宮大粟神社(かみいちのみやおおあわじんじゃ)に参拝しました。徳島県の神山町にあり、大粟山という山の中腹にあります。かつて、聖武天皇の勅願所となった由緒ある古社です。以前、近くの道の駅に寄ったことがあったのですが、その時はこの神社の存在はまったく知りませんでした。その後、いろいろ徳島の歴史を調べているうちに、かなり重要な神社であることが分かってきました。阿波における一之宮といえば、鳴門の大麻比古神社なのですが、それ以外に以前このブログでも紹介した天石門別八倉比売神社があり、その他に徳島市内の一宮神社、そしてこの上一宮大粟神社があります。一説には、古くは上一宮大粟神社が阿波国一之宮であり、徳島市内の一宮神社はその下社(下一宮)として創建されたのとのことです。また、上一宮大粟神社は式内大社・天石門別八倉比売神社の論社の一つともなっていて、それぞれに関係性があるようなのです。神社の空間も非常に神秘的な雰囲気がありました。上一宮大粟神社の御祭神は大宜都比売命(オオゲツヒメノミコト)です。この神様は食物を司る女神で、伊勢神宮外宮にお祀りされている豊受大神(トヨウケノオオカミ)と同神とされます。『古事記』においては、阿波国の別名として大宜都比売の名前が初めて登場しますので、日本史上とても重要な神であり場所であるはずなのですが、ほとんど知られておりません。また説明書きも一切ありませんでした。阿波の歴史は意図的に隠されているとしか思えてならず、そうした断片を見つけていくことにとても関心があります。境内にはもう彼岸花が沢山咲いていました。今回は徳島だけでなく淡路島にも寄りましたので、またちょくちょくアップしていきたいと思います。

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│-│-│2020/09/20(日) 22:12

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