アラカルト

なぜ神社で鏡を祀るのか

8月も下旬というのにまだ真夏のような陽気。急に寒くなると風邪をひきやすくなるので、徐々に下がっていって欲しい。やっぱり足首が痛いので整骨院でテーピングをしていただきました。これで少し様子をみようと思ったけど、お風呂に入ったらビロビロに…◆さて、昨年の4月に御陵の本圀寺さんの境内で磐座を発見(再発見)したのですが、昨年末にそのことについて会報誌に書いて欲しいとお寺さんから頼まれていたものが仕上がってきました。とっても格調高い冊子に私の文章は不釣り合いですが、高尚な文章は書けませんので仕方ありません。この磐座が天智天皇陵ならびに岩屋神社と関係する可能性があるとの解説をしたものです。もしご関心がありましたら個別にご連絡を下さい。文字データになりますがお送りをいたします。ちなみに、記事には書いていませんが、なぜ神社に鏡が祀られるようになったのかはいろんな説があろうかと思いますが、この磐を見ていると、本来大陸から銅鏡が入ってくる以前の形式はこのようなものであったのではないかと思えてなりません。表面はかなり崩れていますが、遠目でみると綺麗な円形というか球形をしています。そして、なぜこの地が「鏡山」と呼ばれるのかという本当の理由が最近わかりました。縄文人の意識を突き詰めることで、気づきがありました。それはまた別の機会に書きたいと思います。

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│-│-│2020/08/25(火) 21:48

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とりあえず「やってみる」

京都は明日の方が暑いらしいです。気をつけましょう。◆今日は朝から大阪に行っていました。中之島の図書館で開催中の景観模型工房さんの作品展を観てきました。300分の1の景観模型です。毎年国際博物館研修の一環として製作されていて、今回はかなりの数が展示されていました。展示室の中で世界旅行や時空旅行をすることができます。以前、女子大の頃ですが、社長さんにお越しいただき模型実習というのを行ったことがあり、懐かしいです。前に事故で亡くなった院生が、生前にどうしてもやってほしいというので、いろいろ調整して学内で今日のような展示会と実習を合わせたようなプログラムを考え展開しました。その院生はお姉さんも連れてきて、ほんとに楽しそうに受講していたのを昨日のように思い出します。時間数が短く、中途半端なところで終了する授業ではありましたが、実施して本当に良かったと思っています。初めてのことはどうしても失敗を恐れますが、恐れてばかりでは何もできないので、とりあえず「やってみる」ようにしています。失敗したらその時臨機応変に対処すればいい。当時はプログラムにかなり自由度があり、文化政策らしい授業をしてなぁ。模型をみるといつもその学生の顔が目に浮かびます。◆帰りは中之島から大阪駅まで歩いてみましたが、途中で露天神社(お初天神)さんに寄りました。参拝するのは実は初めて。ここは曽根崎心中ゆかりの地です。そこから今は恋人の聖地になっていました。社殿前には右近の橘があり、8月ですがもうオレンジ色の実が沢山ついていました。確実に季節は変わっています。最近なぜか足首が痛くて長距離歩けません…

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│-│-│2020/08/24(月) 21:54

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心の中のつっかえ棒

結局今日も暑かったですねぇ。夜は少しましな感じではありますが。◆とくに予定も入れず午前中はボーッとしていましたが、心の中のつっかえ棒のように、気持ちの中で京都アニメーションさんが気にかかっていました。昨年の今頃はほんとに毎日のように考え続けていたんです。地蔵盆ということもあり、まず大善寺さんにお参りし、その後もう落ち着いているだろうと思い、チラッと現場に立ち寄りました。すでに更地にされ、綺麗な塀と花壇ができていました。ここは住宅街なので、迷惑のかからない場所にきちんと慰霊のできる空間が欲しいと思いました。その後木幡に移動し、本社屋を見学してきました。JR木幡駅の目の前です。幹線道路よりにあるショップはまだ閉鎖中でした。このようなのどかな場所で戦後最大級の事件が起きたとは未だに信じられません。でも過去に戻ることはできませんので、一歩一歩前に進むしかないのだと思います。◆お昼は六地蔵の王将さんに行き、おやつは木幡駅近くのカフェで苺ケーキをいただきました☆今日は六地蔵と木幡をかなり散策して疲れたせいか、家に戻ったらすぐに爆睡してしまいました。もしかしたら、心の中のつっかえが少しとれたかも知れません。

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│-│-│2020/08/23(日) 23:42

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民俗学者・八雲樹

ひと雨来たので、少し楽な感じがします。今日はよく眠れるかなぁ。◆今日も振替休日ですので、2連休。有り難く休みます。髪がだいぶ伸びてしまったので、朝からヘアサロンへ。またブドウパンをいただきしました☆いつもありがとうございます。午後は前に買ってあった漫画を読んでいました。「ミステリー民俗学者・八雲樹」です。似たような小説で「心霊探偵八雲」というシリーズがありますが、八雲樹の方が先だと思います。民俗学者が主人公という珍しい漫画。18年くらい前のものです。漫画ですが、国際日本文化研究センターの小松和彦先生(民俗学者)がコラムを書かれていて、きちんとした説をもとにシナリオができている点が面白いです。民俗事象にからめて必ず殺人事件が起きるんですが、推理には科学的な根拠が関係する部分が多く、民俗知識はあまり必要ないという点が少し残念だったかも知れません。2005年にテレビドラマ化されたことがあったようです(主演:及川光博さん)。一般的に民俗学者って地味なんでしょうねぇ。◆お昼はレガーロさんで、自家製ロースハムの厚切りソテーランチをいただきました☆スイーツはフルーツのタルトでした☆

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│-│-│2020/08/22(土) 22:26

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生き延びるための観光経営

天気予報をみていると、だんだんと気温が下がっていくようで、そろそろ秋がはじまってくるのでしょうか。◆今夜は、昨日放送していたカンブリア宮殿を録画で見ました。ゲストは星野リゾート社長の星野佳路さん。最近、マイクロツーリズムとかいって結構メディアにでているので、一度見てみたいと思っていました。結論からすると、近場の住民をターゲットに町探検的なプログラムを展開するというもので、我々からするといつもやっていることなので、とくに新鮮味はありませんでした。ただ、観光事業者も本格的に地域資源の再評価をしているということです。見ていて驚いたのが、会社の倒産確率をきちんと算出されていたことです。星野リゾートの場合、38.5%と資料に書かれていました。新型コロナの影響がいつまで続くのかわかりませんが、星野リゾートで40%弱ということでしたら、大概は危機的状況なのでしょう。事例の中に青森屋が登場していました。宿泊したことはありませんが、震災後にそれまでホテルが保管されていた小川原湖民俗資料館の収蔵資料の被害状況が気になり2回ほど行きましたが、けんもほろろ。結局、数年後あの貴重な民具資料は自治体が引き取ることで決着。ホテル側は古牧温泉時代の文化遺産には関心がないようで、調べてみたら旧渋沢邸・アチックミュージアムも手放すようです(2022年に東京都江東区に整備されるイノベーションセンター内に移転設置予定とのこと)。ホテル業界はの生き延びるために今までにない事業を展開し始めていますが、ある意味この機会に足下の歴史や文化など地域把握をしっかりとする良いチャンスなのかも。それこそがほんとの「キュレーション」なのです。近い将来、ホテルスタッフも学芸員資格が必要になる時代が来るかも知れません。◆スーパーの屋上で空を見上げたら、素晴らしい夕焼けが広がっていました☆

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│-│-│2020/08/21(金) 22:10

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