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アラカルト会議 & 忘年会今日は京都ホテルにてずっと缶詰会議でした。学芸員資格を担当する先生方の集まりで、2019年に国際博物館会議が京都であるので、よろしくと言われましたが、内容がまったく具体的でないので、発表でもしてやろうかと思いました。レセプションでは嵯峨大念仏狂言というのを観ました。ここで「土蜘蛛」というのがでてくるのですが、現代では悪者ですが、そもそもは日本の原住民なのです。朝廷に従わないので、悪者にさせられてしまうんです。こういう物語にもプロパガンダが多く内在しています。桃太郎の話もまったくそう。鬼ではなく温羅という実在の人物で、名前に示すよう、地元ではかなり温厚で信頼のあつい人物であったという伝承が残っています。それが桃太郎(吉備津彦)に対抗したために殺され、鬼にさせられてしまうのです。彼の首はいまでも吉備津彦神社に祀られています。会議のあと、そのまま大学の忘年会に参加。京都ブライトンホテルでしたので、お食事がとっても美味しかったです☆楽しい時間はあっという間です(笑)
│-│-│2016/12/10(土) 00:04│
アラカルト21.5兆円!今朝の日経1面です。どんどん積み上がって21.5兆円。このうちのどれくらいが国民負担になるのでしょう。これだけのお金があれば、原発1基分のメガソーラーが86基つくれてしまいます(場所の問題はおいておいて)。今後過酷事故が起こらないという保証はありません。原発を動かすのなら、動かしたい人が保証責任をとる仕組みをつくるべきだと考えます。ただ、事故の規模を予測することができないので確実なことはできず、とても矛盾を孕んだ政策であるといわざるを得ません。このような政策がいつまで続き、いつまで支持されるのでしょうか。
戦争はする、カジノはつくる、原発も稼働・輸出する、金利はマイナスにする、憲法は変えたい、赤字はどんどん増える。そして今日の税制改正大綱においても財政再建を本気で考える気がないことがわかります。いったいこの国はどこにいこうとしているのでしょうか。骨身を削って地域振興をしていますが、残念ながら私には明るい未来が見えてこないし、国の政策については疑問符ばかりついてしまいます。 │-│-│2016/12/09(金) 09:18│
アラカルト花を立てるということドタバタの一週間でしたが、なんとか山を越しました。授業期間に打ち合わせや来客があると授業準備をする時間がなくなり、綱渡り状態になります。とくにこの時期は卒業論文の指導も重なるので、時間に余裕を持っておくことを心がけないといけません。さて、昨日から学内で醍醐未生流の「華展」が学内(響友館1階)で開催されています。どれも個性的で気持ちが癒されます。華道は生花とも言われますが、もともとは立花からきていて、花を立てることに意味があります。「たてはな」とは「たちばな(橘)」にも通じるようにも思います。また、そもそも古来から神籬(ひもろぎ)といって神様が舞い降りる場所には花や木を立てることから、その辺りが華道の原始のようにも思われます。つい何でも古代に結びつけるくせが出ていけませんね。
│-│-│2016/12/08(木) 23:51│
アラカルト神武東征世の中には不思議なことが沢山あります。私は2011年から4年間、東日本大震災の調査に明け暮れましたが、その過程で人間の極限の生活、とくにアイヌの人々やサンカの人々の研究をしていたら、そのまま古代史の研究へと繋がっていきました。当時まったくの門外漢でした。そしてある人との不思議な出会いから、神武天皇以前の伝承を知ることとなり、なぜか出雲や熊野とも関わりを持つことになりました。一般に神武東征は嘘の話と捉えられていますが、熊野に行けば行くほど古事記や日本書紀には書かれていない伝承や痕跡に出会います。神武天皇なのか崇神天皇なのかは別にしろ、もし存在しないとしたらなぜこのような伝承や史跡が残るのかという問題を考える必要があります。しかし、学会ではあまり真剣に考えていないんです。これは民俗学会で研究すべき視点です。意外にも熊野については南方熊楠先生はそうした論考はどうも残していないようです。伝承というのは扱いを気をつけなくてはなりません。真実の伝承もあれば、意図的に作られた伝承もあるからです。ただ、長年そういうものに触れていると、直感的にどちらかがなんとなく分かるようになります。問題はどうやって論証するかが難しいところなのです。一方、古事記や日本書紀にも真実の記述もあれば嘘の記述もあります。とくに記紀の許し難い罪は「高天原」という元々の中央政権がどこにあったのかをぼやかしてしまったことです。本当の歴史がわからなくなってしまったのです。だから全国規模で伝承調査をしたら面白い事実が分かるのではないか、そんなことを思っていた矢先に写真の本に出会いました。これも不思議でした。新聞社がこういうことをすることにとても驚きましたが、さすが記者さん、丁寧に調査をされ私が考えていたことを分かりやすく整理してくれています。とても貴重な本だと思います。神武天皇の時代が2600年前というのはまずあり得ません。縄文時代末期か弥生時代前期頃ですから。それを信じる方がおかしいのです。記紀の記述から神武東征は弥生時代か古墳時代であることは間違いありません。征服した側から見るのではなく、征服された側から歴史をひもといていくことで、伝承だけではない小さな痕跡が見つかるのではないかと考えています。最近私の生活は現代にいながら心は古代におります(笑)何かのご縁です、気長に取り組んでいこうと思います。今日は外での打ち合わせの後にたまに行くモスバーガーで期間限定の「とびきりハンバーグサンド」を。国産ベーコンととろけるチーズが挟まっていて、とびきり美味しかったです☆
│-│-│2016/12/07(水) 23:00│
アラカルトキャットハンズ今夜は寒い!本格的な冬が来たという感じです。今日は朝からお客さんがひっきりなしに来られ、それはそれで嬉しいことですが、授業が終わって整理がついたらもう夜中!働き過ぎをなんとかしないと。あと、首の痛みがなかなかとれず、寒さと痛さでちょっとイライラ気味です。お客さんの中で、京都市の保険センターの方が講演依頼というので、「なぜ私?」と疑問だったのですが、健康ウォークというプログラム(組織名はキャットハンズ)を充実するために、地域をもっと知りたいとのことでした。各区で取組がなされていますが、中でも山科区は参加者も多くとても活発なのだそう。ものすごくパワーを感じます。昔の状況を思うと、大きく変わってきたことを今日も実感しました。窓口になっている方が、私が10年以上前に市民の方と連携して作ったウォーキングマップを大切に保管されていて、ずっとこのマップを作られた方にお会いしたかったと言われて、涙が出るほど嬉しかったです。2年間、地域をくまなく歩いてみんなで作ったのですが、あの時一緒に歩いた方の何人かはすでに天寿を全うされています。が、眼を閉じれば皆天国で喜んでくれている姿が浮かびます。これからも出会いを大切にしていきたいと思いました。というか、今日は早く寝ます(笑)
│-│-│2016/12/06(火) 22:57│
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