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アラカルト思考の連続性うちの辺りは、日中なんだか梅雨のような湿気がありました。だんだんと秋になるのでしょうか、それともまた猛暑が戻るのでしょうか。◆ようやく雑務が落ち着いたので、研究執筆の準備に取りかかりました。ただ、3月からずっと凍結していたので、もとの思考に戻るまでどうしても時間がかかります。私の場合、いったん思考が途絶えると前後関係が抜けてしまうので大変なのです。食事を挟むだけでも前に考えていたことが分からなくなることがあるし、何より集中力が途切れてしまうので、たまに電気を消して電話線を抜いて仕事をしていることがあります。今日はもう一度アート思考の本を読み直し、デザイン思考との関係性などを確認していました。いろんな考え方が乱立して困りますが、個人的にはデザインもアートの一部と考えているので分けるのは嫌なのですが、とりあえず一般的な整理をしておきます。簡単な表を見つけたので貼っておきます(出典は日経新聞)。また、このアート思考はビジネスや経済の世界を中心に語られがちですが、実は小さい頃に体験しておくことが人間形成としてとても重要なのです。今後のまとめでは、その辺の意義をクローズアップできればと思っています。
│-│-│2021/08/21(土) 21:36│
アラカルトグレゴリ青山さんの山科さんぽ長雨に何度目かの緊急事態宣言と、なんとなく暗い話が多い中、誰かがどこかで書いていましたが「最近の明るいニュースは大谷選手だけ」とあり、「確かに!」と思ったりしました。サイトなどではトップに出てくるので、どうしても見てしまいますし、明るいニュースはニュースになりにくいという話を先日どこかで聞いた気がします。常に気持ちは明るく持っていたいものです。◆ところで、最近地元の方の情報で、漫画雑誌の「フラワーズ」9月号にグレゴリ青山さんが山科のことを書いているということを知りました。いろいろ本屋を巡りましたが見つからず、amazonで買おうと思っていたらジム近くの蔦屋書店さんに一冊置いてあったのでゲットしました。この手の雑誌はほとんど読まないので、作者のことも知りませんでしたが、椥辻をテーマに和菓子の芳治軒さんと、「女性の守り神」であり「伏見稲荷の奧の宮」と言われる折上稲荷神社さんをうまく取り上げて下さっていました(詳しくは雑誌をご覧下さい)。うちの町は地域情報の発信がぜんぜんできていませんので、こうして掲載いただくことはとても有り難いことです。やはり、私は漫画というメディアの影響力はとても強いと思っています。お金があれば、「京都深ぼりさんぽ」の姉妹本として「山科深ぼりさんぽ」の制作依頼をしたいくらいですし、彼女も書いていますが、「モルガンお雪さん」だけでもまんが化やアニメ化、あるいは映画化やドラマ化ができるような気がします。私も時間があればやりたいことは山のようにあるのですが、今年はとりあえず滋賀の文化政策事業のまとめに集中します。
│-│-│2021/08/20(金) 21:15│
アラカルト蘇る幼稚園の記憶明日の緊急事態宣言発出にともなう変更事項等が生じるため、いろいとと振り回されはじめています。どこの組織も大変なのかもしれません。ところで、今日は山科で大きな火災があり、それを知らずに帰りに渋滞に巻き込まれてしまいました。何かおかしいので、すぐに裏道に切り替えて正解でした。日中、すごい雷があったので、その影響だったのでしょうか。◆さて、趣味の話になりますが、最近凄いクルマを発見してしまいました(まぁ、最初に発見したのは学生ですが)。マツダの初代コスモスポーツです。持ち主に迷惑がかかる可能性があるので場所は秘密です。発売されたのが1967年ですから、半世紀も前のクルマです。後ろ姿からでもすぐにわかります。2枚目の写真出典はウィキペディアですが、全体像がわかるかと思います。私がまだ幼稚園の頃、『ウルトラマン』の車両に使われていたと思います。流線型でとても格好よかったですし、今見ても斬新です。それで思い出したのですが、当時私は東京の世田谷区砧というところにある「ゆかり文化幼稚園」という所に通っていて、その幼稚園の側の家の車庫にこの車が止めてあったのを記憶しています。その家は、橋を渡って幼稚園に行く間に位置していたというのも思い出しました。昔からクルマが好きだったんですね。ただ、変なことも思い出しました。実はあまり幼稚園が好きではなくて、一度かなりぐずったことがありました。橋の所から動こうとしなかった思い出があります。あの時、親には申し訳なかったと思いますが、ほんとに行きたくなかった。変なボスみたいな同級生とその取り巻きがいて、幼稚園の楽しい思い出がほとんどありません。でも、コスモスポーツのことは良いこととして覚えています。人間の記憶って面白いですね。そういえば、山科のアポロ自動車にも昔このクルマが展示されていたけれど、あのクルマはどこにいったのだろう?
│-│-│2021/08/19(木) 21:29│
アラカルトスマホを置いて読書を楽しもう京都も明後日から宣言がでるようで、たまりませんね。でも、昔から人々は疫病と対峙してきたわけやから、この時代だけではないんですよね。◆今日から職場の事務局が再開し、また思わぬ仕事がパラパラと降ってきて、1日振り回され、落ち着きません。とにかく無理しないようにします。ところで、先日、うちの学科の若手の先生が面白い冊子を作ってくれました。『先生とのたちばなし』です。とてもクオリティが高い。新学科では1回生に今夏休みレポートを宿題で貸しているんですが、参考図書としてできれば読んで欲しい本などを先生がたに学生がレポートし、まとめたもの。「たちばなし」とありますが、実際のインタビューはリモートでした。内容もさることながら、リモート会議が続いたので先生方の顔と名前が一致しなかったりしていましたが、この冊子のおかげで先生方のパーソナリティーが伺えたのが良かったです。さらに面白かったのが、実は私はこの学科ではイノベーション領域に組み入れられているんですが、きちんと「文化政策」という項目を作ってくれていたこと。これはほんとに嬉しかった。スマホの普及で、おそらく人類全体の読書量が減っていると思われます。たまにはスマホを置いて読書を楽しみましょう。
│-│-│2021/08/18(水) 22:06│
アラカルト良いものは時代を超える天候や道路状況が心配でしたが、無事に信楽のミホミュージアムで開催された毎年恒例の「夏期美術館研修会」に参加してきました。こういう時期なので、ほとんど関係者のみでの開催でした。今回はこれまでの滋賀県における美術館と学校連携活動の振り返りが少しあり、久しぶりに16年前に当時文化庁長官の河合隼雄先生がここに来られた時の映像を見ました。残っていたんですね。3枚目の写真一番右で腕を組まれているのが河合先生です。私は後ろ側の席の右から3人目(前の人と被っていますが)。まだ専任講師の時代でしたが、今でも昨日のことのように覚えています。この時、先生は「みんなで新しい文化を切り開いて欲しい」という言葉を残され、彼は翌年病に倒れます。あれから16年と2ヶ月。これまで積み上げてきたものをきちんと本に残すのがこの夏の仕事になりました。まぁ、私にはそういうことくらいしかできないんですけど。この時期、美術館は完全予約でしたが、大学生と思われる若者が沢山来ていました。SNSで拡散したのでしょう、近未来なトンネルを背景に、みんな自撮りをしていました。今までにない光景でした。開館して24年経ちますが、未だに色あせない美術館だと思います。良いものは時代を超えるといいますか。開催中の蒔絵展も素晴らしかった。とくに紫宸殿の右近の橘・左近の桜を表現した硯箱が個人的に一番の作品でした。この展示会を見てしまうと、日常世界がとても薄っぺらに感じます。過去には戻れませんが、過去に学ぶことは沢山あると改めて感じました。
│-│-│2021/08/17(火) 21:48│
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