アラカルト

リハビリの成果

雨が多くなったせいか、日に日にあじさいの蕾が大きくなるのがわかります。今年は藤森神社の紫陽花園に行ってみたいです。さて、今日は授業が無かったので、定例のリハビリミーティングのために静岡に行ってきました。丁度良い電車が無かったので、熱海経由で沼津に。驚いたのは、父が思ったより早く車椅子を乗りこなしていたことです。あと2ヶ月くらいかかるだろうと思っていたのですが、片手片足だけで結構スイスイと。集中力がとぎれることはあるものの、日本の経済について議論したり、自分の好きな俳句の事は左手でなんとかこなしていました。好きなことは多少障害があっても脳が通常と変わらない反応をするということがよく分かります。病院に居られる時間も限られますので、課題は多々ありますが、一つ一つ進んで行ければと思います。帰りに母親と夕食にパスタを。母の日に何もしていなかったので、ご馳走させていただきました。帰りの新幹線では、駅で買ったおはぎをパクつきました。作りたてだったのか、とても新鮮な食感でした☆

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│-│-│2017/05/26(金) 22:28

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ご当地キャラクター

雨なので蒸し暑くなるかと思ったら、まだ涼しい感じです。京都の梅雨はしんどいので、いましばらくこの状態が続いて欲しいです。さて、今日は授業で「ご当地キャラクター」をテーマにしました。先日、和歌山県那智勝浦町の公式キャラクター案を授業で10案提出したばかりですので、タイムリーかと思い取り上げました。良い面ばかりではなく、これまで問題になった歴史を少しお話ししました。とくに以前私も巻き込まれた奈良のせんとくん騒動のこともあって、キャラクターはつくることより、どう展開するのかを考えないと逆効果もありえるということです。あの時は本当にまいりました。また、キャラクター以前にまちの魅力をしっかり創出しておかないと、本末転倒になります。キャラクターが飽和状態になる中で、熊本のくまモンが今のところがんばっている背景には広報を展開するブランディング組織が存在し、綿密な展開方法を検討した上でキャラクターのデザインや性格・演出を決めているという特徴があります。他の町でもうまくいったからといって、安易に展開すると大きな落とし穴があるものです。今日のお菓子は、学内で出張販売をされていた如月さんの柏餅にしました。もちろんつぶあんをチョイス。見た目以上にやわらかい触感で、とろけてしまう感じでした☆

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│-│-│2017/05/25(木) 22:22

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オレオマフィン

天気はあいにくですが、暑さが少しましになった感じです。と言っている間に梅雨になるのでしょうか。今週は母親が京都に来る予定でしたが、結局行程変更で母の妹が住む奈良県東吉野村伊豆尾というところに行ったようです。とても山深いところにあるお寺さんです。昨日はそこから高野山に行ったようです。私はまだ高野山に行ったことがないですが、恐らく近いうちに行くことになるでしょう。高野山と言うより地主神としての丹生都比売神社に以前から関心があるからです。もともとこの辺りは水銀(=丹)の産地で、後から入ってきた空海はそこで得られる利益を元手に活躍していったと、最近の研究ではそう考える人が増えています。ある意味いろんな才覚があったのでしょう。私は空海よりももっと古い時代に関心があります。丹は以前のニシキトベ(丹敷戸畔)とも関係があり、恐らく熊野でもかつては水銀が採れたのだと考えています。神武の熊野攻略の目的は水銀であったと推測しています。当時の人からすると水銀は黄金と同じくらいかそれ以上の価値があったはずなのです。また、空海はそのことをよく知っていたはずです。今日はお昼に学生がプレゼンのリハーサルをチェックして欲しいとやってきましたが、その内のお菓子好きの子が、マフィンを作って持ってきてくれました☆マフィンの中と上部にクッキーの「オレオ」が入れられていて、かなり斬新でした。名付けて「オレオマフィン」だそうです。とても上手に作ってあるのはもちろんのこと、手作りのお菓子は気持ちがこもっているためか、なんとなく味わい深く感じました☆ごちそうさまでした。

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│-│-│2017/05/24(水) 21:52

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第7回・山科バルフェスタのご案内

最近、なぜか自治体からの頼まれごとが多く、ほぼ毎日のようにお役所の方々が研究室に来られます。他にも抱えているものが多くあるので、最低限のことしかできませんので、お許し下さい。話していていつも思うのですが、地域は変わっても中心課題には「少子高齢化の問題」「産業の問題」「観光の問題」など共通する部分があります。他と同じ事をしていても奪い合いになるので、どう差別化するのかを真剣に考え実行しないと何も変わりません。その辺のアイデアは提供できるかと思います。またすぐにうまくいくこともありませんので、失敗の積み重ねと、その失敗の検証を何年も続けることが大事なのです。その先に未来が見えてくるものです。失敗は必要なことなんです。私は「いつか」という言葉は使いません。「いつかやります」というのは「やりません」と同義と考えているからです。小さいことからでもできる政策を着実にしていって欲しいと願います。さて、前置きが長くなりましたが、今週末に「第7回・山科バルフェスタ」が山科駅前の商店街で開催されます。大学も協力をしています。もう7回なのですね。早いものです。今回は「山科発見」ということで、山科クイズを行います。土曜日は振替授業があるので、日曜日のみにクイズ大会を実施し、私が解説をすることになっています。が、まだ十分準備ができていません。当日はアドリブでなんとか乗り切りたいと思います。バルでは美味しい食べ物が並びますが、今回の一押しは「スイーツパラダイス」です。地域のお菓子屋さんから出店いただき、一カ所でいろんなものを買うことができるブースが設置されます。昼も夜もやっておりますので、ご関心がありましたらぜひ遊びに来て下さい☆

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│-│-│2017/05/23(火) 22:51

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ニシキトベの復活

もう扇風機を出そうかと思うくらいの暑さ。でも明後日くらいからこの暑さは和らぐようです。さて、偶然に先週入手した本を読了しました。佐藤シューちひろさんという方が書いた『ニシキトベの復活』という不思議な本です。発行が5月15日となっているので、恐らくまだ本のレビューなどはほとんど書かれていないのではないでしょうか。ニシキトベと言っても知らない人がほとんどだと思いますが、約2000年ほど前に熊野地方にいた女王と考えられています。記紀には神武天皇に殺されたと記されているのみです。これまでその存在がほとんど知られなかったのは、まず文献がなかったためです。この本はニシキトベに関する日本初の文献と言えます。ただ、彫刻家である著者の書かれた内容は根拠のない推測ばかりが続いており、例えば神武や高倉下は大陸人とか、ヤマタノオロチが女性とか、ニギハヤヒがモンゴル人とか、大変です(笑)テレパシーやダウジングについても普通にでてきます。時代背景も皇紀2600年を下地にしているので、縄文時代となっていますが、そもそもその頃に金属の剣はありません。おそらく弥生時代か古墳時代でしょう。内容的に共感できる部分も少なくありませんが、いかんせん感覚記載が中心ですので、断定する客観的根拠がないのが問題です。この本が不思議だと思うのには訳があります。読んでいてとにかく驚いたのは、彼女がインスピレーションを感じた時期(2014年)と私がニシキトベに関わり始めた時期とがピタリと合致するのです。彼女は何かに突き動かされるように熊野に来てニシキトベの像を制作していくのですが、本格的に現地に入った時期が2015年の夏。同じ時期に私は学生を連れて熊野に入り、学生には街を見学してもらいながら、私はニシキトベの碑にのみ足を運びました。同時期にすごく近い場所に熊野にいたことになります。私はそれほど感性が強い人間ではありませんが、何か目に見えない強い力に引きつけられるような感覚があるのは事実です。ニシキトベと同じ時期に神武に殺されたとされる和歌山市のナグサトベは地域の人にずっと供養されてきました。しかし、なぜかニシキトベはどこがお墓なのかもよくわからず、きちんと供養したいという気持ちがあります。関連する史跡は少しずつわかってきたので、地元の伝承なども可能な限り根拠を明確にしていかなければ、間違った解釈が蔓延していくことが危惧されます。また、これまでの定説のように、もし神武天皇が実在しないとなると、彼女の存在も否定されてしまいますが、恐らくそうではないだろうと考えます。何らかの物証が見つかるとよいのですが、だいぶ前のことなので、そう簡単な作業ではないことは理解しています。なかなか現地に行く時間もとれないので、これを機会に地元での研究がきちんと進むことを期待するところです。今日のおやつは先日いただいた熊野の鮎菓子を。いくつもパクパクいけちゃう感じです。ごちそうさまでした☆

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│-│-│2017/05/22(月) 22:51

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