アラカルト

満員御礼

滋賀県守山市で開催した第12回ルシール・アート・キッズ・フェスティバルは盛況のうちに無事終了いたしました。ただ、盛況すぎて運営が大混乱でした。コロナが落ち着き青天にも恵まれたため、これまでにない程の人が来場し、予約のワークショップはほぼ10分で売れ切れ、残りの人が随時受付のブログラムに殺到しました。そのプログラムは、立命館守山のコミュニティーサービスセンターで滋賀県立美術館が提供しているものでしたが、会場が人で溢れて危険なため、急遽整理券を制作するなどして対応していたら1日が終わっていました。ここ数年、コロナ禍でワークショップをずっとお断りしていたので、今回多くの方に体験いただけて本当に良かったと思います。なんだか、みなさんこれまで身動きとれなかったので、こうしたイベントにとても飢えていた感じでした。他の会場を全く見ることがはできませんでしたが、とても充実感がありました。職員のみなさん、出演された方々、学芸員さん、美術館ボランティアのみなさん、滋賀次世代芸術文化センターのスタッフの方々、学生さんたち、ほんまにお疲れさまでした。最後の大ホールのコンサートだけは滑り込みで鑑賞することができ、ピアニストの金子三勇士(かねこみゆじ)さんの演奏が素晴らしかったので、CDを一枚ゲットしました。しばらくはこれを車の中で鑑賞して余韻を楽しみます☆

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│-│-│2023/05/21(日) 23:07

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石の花 ー戦争と平和ー

明日の守山での音楽祭に向けて、朝早いので今夜から市内のホテルに入っています。◆さて、G7広島サミットが始まりました。各国首脳は40分も原爆資料館の見学をされたそうです。今は東西冷戦以降で最も核使用の危険性が高まっている時だといえます。誠に愚かなことです。技術の進歩はあっても、人間はそれほど進歩していないのでしょう。ところで、ウクライナ侵攻で世界的に再評価されている日本の漫画があります。坂口尚(さかぐちひさし:1946〜1995)さんの『石の花』(全5巻)です。今年、「漫画のカンヌ」とされるフランスの国際漫画賞を受賞しました。私はまったく知らなかったのでGW中から読み始め、先日読了しました。1941年にナチスドイツ軍が平穏であった旧ユーゴスラビアに侵攻し、その後の紛争がクリロとフィーという若者の目線から描かれています。複雑な環境であるからこそ、その問題を正面から取り組んだ傑作です。坂口さんはとても才能のある方だったようですが、巨匠手塚治虫氏の陰に隠れてしまった人という印象を持ちました。この作品を知らなかったことが日本人として恥ずかしく思いました。作中には悲惨な表現がこれでもかと出てくるので、読むには覚悟が必要ではありますが、戦争の実情をリアルに追体験することができます。タイトルは『石の花』ですが、私は『戦争と平和』というタイトルでも良いと思っています。人類はいつまで「戦争」という行為を続けるのでしょうか。また、もし日本が戦争に巻き込まれたら自分はペンを銃に持ち替えるのだろうか。防衛のためとはいえ人を殺すことに変わりありません。クリロとフィーの葛藤はそこにあります。◆今夜のブラタモリは「山科」でした。うちの裏山からスタートし、いつも生活している所や、いつもお世話になっている人たちが登場し、とても嬉しく思いました。これだけしっかり山科が全国放送されたのは、私がこのまちに来て初めてのことかと思います。今後も可能な範囲でまちの魅力を発掘し発信していければと思います。

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│-│-│2023/05/20(土) 20:50

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風呂敷へのアプローチ

授業前に京都文化博物館で今日明日と開催の風呂敷展を鑑賞。昨年ゼミ生がお世話になり、彼らの展示もちょこっとあったりして。空間全体をうまく利用した展示で、風呂敷体験なども楽しめます。普段風呂敷はあまり使わないので、この機会にどうアプローチできるか考えてみたいと思います。

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│-│-│2023/05/19(金) 22:15

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大学の広報戦略

全国的に気温が高くなったようで、京都は7月並とのこと。デモ、明日は10度以上低くなるようなので、上着は必須ですね。◆先日、来年度向けの新しい大学案内を頂きました。かなり派手で、年々進化していることを実感します。以前、学内で大がかりなイベントを行っていたのですが、それがこの表紙などに利用するものだったことが判明。かなり手間をかけて作られています。今の大学は少子化が進む時代ですので人を集めなければ潰れてしまいます。ですので、入試は学内の最重要事業となっていて、事務局には優秀な方々が沢山そろっています。うちの大学は常に攻め続けて20年やってきています。民間企業と同じ。宗教などの後ろ盾をもたない大学なので、堅実に時代のニーズを調査しできることを積み重ねているだけです。他とちょっと違うのは、失敗を恐れずに先手を打っていることだと思います。ところで、今回の経営学科の巻頭写真は今年卒業したうちのゼミ生達です。旧現代ビジネス学部の学生ですが、学部の顔になったのでとても嬉しく思います。4人揃えて欲しいというリクエストだったので、3人のチームリーダーと卒業制作を手がけた精鋭です。私もこの撮影には立ち会いました。みんな就職してしまっているので、なかなかこの資料を渡す機会もありませんが、いまごろクシャミしているかも知れません。

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│-│-│2023/05/18(木) 19:50

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乗り越えた先のアイデア

昨日から急に気候が変わった感じでしたが、今日の日中は完全に暑でした。熱中症に気をつけたいのと、衣替えをどうすかですね。◆現在、4回生のゼミプロジェクトでは「世代間交流」をテーマに、様々な世代が交流できるプログラムを考えています。運動が好きな学生が高齢者でも子どもでもできる「グランドゴルフ」を長い間研究していたのですが、体育館などでの実施については思いのほか許可してくれるところがなく、気持ちを切り替えて「モルック」という誰もが楽しめるゲームに切り替えています。ただ、これも「木」を使うため屋内での実施が難しいとの判断から、学生達は「モルック」の素材を「紙」に変更し、しかもトイレットペーパーの芯を活用するエコな道具を検討しているところです。それ以外のアイデアもかなり出てきたりしました。これまでにあまりないプログラムを開発するのは結構壁が多いのですが、それらを乗り越えるためにいろいろと考えていると新しいアイデアが出てきたりするものです。試作物の記録撮影しようとしたらみんなピースサインを入れてくる。

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│-│-│2023/05/17(水) 21:27

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