アラカルト

パワー・オブ・アート

想像していた以上に寒かった1日。厚手のコートにしておけば良かった。まだ何度か寒さが戻ることがありそうですね。◆卒業生に渡す記念品が届きました!橘先生という知り合いの陶芸家さんの作品です。一応筆置きです。お花畑のようですね☆一つとして同じものがありません。年明けから新型コロナの関係で作品のテーマをギリギリでガラッと変えたとのこと。とにかく、辛くてもこれを見たらちょっとホッコリしてもらえるものになればという思いで制作されたそうです。手渡しできなかったので、送付することにしました。みんな喜んでくれるだろうか。橘先生はこれまで課題を抱える子どもや、障害のある子どもたちにも寄り添って陶芸を教えてこられた方です。手のつけようのない暴れん坊の小学生を、陶芸という手法で立ち直らせたこともあるのです。いつもニコニコされている方ですが、その対応力はものすごいものがあります。また、芸術が持つ力によって人の心に大きな変化をもたらすことがあるということなのです。彼の作品には独特の力強さがあり、毎年この作品を通じて進化しているようにも感じられます。

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│-│-│2020/03/16(月) 21:22

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商売道具の修理

気がつけば3月も半ば。今年の3月は、なぜか震災のあった2011年とちょっとかぶる感覚があります。放射能と同じく、ウイルスも目に見えないですし。◆朝、夢をみました。自分は学生でした。細かいところは覚えていないのですが、産業廃棄物についての調査を担当していました。学校は六地蔵あたりにあり、いまの大学とは関係がないようでした。その日は授業を休んでまで調査に行っていました。今の山科駅前が産業廃棄物で埋め尽くされていて、地形そのものが変わっていました。まったく違う光景を見ているのですが、なぜかそこが山科駅であることが分かるという不思議。近未来の予知夢でしょうか。調査の当日はなぜか引っ越しをする日でもあり、学校にほど近い場所に下宿することになっていました。脈絡のない夢ですが、夢の中ではいつもリアルです。◆さて、現実の朝では、メガネが壊れました。レンズとフレームを繋ぐ部品が壊れ、グラグラに。レンズに破損はないようなので、一安心。メガネは重要な商売道具ですし、これがないと生活できませんので、さっそく北白川の眼鏡店「OBJ(「オブジェ」と読みます)」さんへ。修理に1週間もかかるとのことでしたが、仕方ありません。古いメガネ(3枚目の写真:手前側)をしばらく復活させます。ただ、これ、大分古いのと、写真ではわかりにくいですが、レンズがボロボロ。もう1つ新しいの作った方がいいかも知れませんね。せっかく北白川に来たので、ちょっとうろうろしてしまいました。もちろん人混みは避けてですが、また後日アップします。◆今朝の朝刊にスズキの100周年広告が出ていました。残念ながらジムニーの写真はありませんでしたが、今後も独自な道をつき進んで欲しいと思います。

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│-│-│2020/03/15(日) 22:27

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人の上に立つことの厳しさ

東京は雪が降ったそうですが、桜が開花するという矛盾。桜のクシャミが聞こえてきそうです。明日あさっては、また寒さが戻るようです。◆今日は文献を読み進めておきたかったので、一日仕事場に籠もっていました。新型コロナの関係もあり、学内はほとんど誰もおらず静かで、比較的集中できました。◆先日発売になったジムニー専門誌の最新号を購入。今回はスズキの鈴木修会長のスペシャルインタビューが掲載された特別号でした!彼は1930年1月31日の生まれの90歳です。父が1930年1月30日の生まれですから、1日違い。そして、スズキは前身となる鈴木式織機株式会社として組織化されたのが1920年3月15日です。最初に鈴木式織機製作所として創業したのが1909年ではありますが、株式会社となってから明日がちょうど100周年なんです。しかも、初代ジムニーが発売されたのが1970年4月10日ですから、今年の4月10日でジムニー誕生50周年というわけで、かなり節目の時期です。私はスズキの回し者ではありませんが、なぜか不思議な巡り合わせがあるので、うれしい限りです。前に鈴木修さんの話で印象に残っていることがあります。彼はまだ誰も相手にしていなかったインド市場に目をつけ、早くから事業提携を行ってきています。これまで200回はインドに行っています。でも、1度も「観光」をしたことがないそうです。自分が観光するのは100歳を過ぎてからと決めているそうです。働き方改革の視点からはどうかとは思いますが、そのくらいの強い意思をもって走り続けてきたからこそ今があるわけです。また、ちょっとでも気を緩めたら上場企業だろうがすぐにダメになると考えているのです。人の上に立つことの厳しさをいつも教えられます。彼がいたからこそ、また彼が岐阜の下呂出身だったからこそ、社内で反対されていた四輪駆動車としてのジムニーが誕生するに至ったのです。今号にはアウトクラスカーズの赤地社長さんと彼のジムニーコレクションの記事も豊富に掲載されていて、読み応えがありました☆それにしても、私のジムニーはいつになるのだろうか…

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│-│-│2020/03/14(土) 22:12

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その失敗こそ次に繋がるプロセス

今日は本来卒業式が行われる予定でしたが、全ての事業が中止となりました。晴天に恵まれましたが、静かに卒業の日を迎えました。4年間おつかれさまでした。ご卒業おめでとうございます。準備していた資料等は郵送することにいたします。不安の立ちこめる門出となりましたが、生きているといろんなことがあります。臨機応変に対応し乗り切ってくれることを祈ります。思えば会社員だった頃はバブル崩壊とそれに伴う経済損失を経験しました。大きなプロジェクトを抱えていたので、私のいた会社だけでも損失がたしか70億円はあったかと記憶しています(ある程度の保証はあったのですが)。その後、苦しい時代が5年くらい続いたでしょうか。その時の経験があったので、今があります。あの時思ったのは、「どんなに厳しい時代でも業績を伸ばす組織はある」ということです。その後、大学に移り今は少子化のまっただ中にいます。小さな女子大が共学にすることを決定し、多くの人から「無謀」と言われました。地域振興においても「山科は無理」と言われ続けました。でも、大学は成長し続けましたし、地域も大きく変わりました。諦めずに工夫すれば光が見えることがあるのです。個人的には小さな成功を積み重ねることを意識しました。その過程で失敗も多々ありましたが、その失敗こそ次に繋がる大事なプロセスだと考えれば良いのだと思います。◆今日のスイーツは、先日卒業生から頂いたチーズケーキ。なぜかナイフが見当たらなかったので、箸でカットしたので、切り口が雑ですが…。2種類の味が楽しめ、病みつきになりそうな味でした☆ごちそうさまでした。

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│-│-│2020/03/13(金) 22:48

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サービスの本質

朝、鶯の声がたくさん聞こえる季節となりました☆鶯って冬の間どこにいるのでしょうか。◆さて、この間、那智勝浦町の資料をたくさん送っていただいたので、紹介コーナーのリニューアルをしました。ボードが備え付けられているのに、あまり使われていない場所だったので有効活用しています。建物の奥の方なので見に来る人は多くないかも知れませんが、おそらく京都でこれだけ那智勝浦町の情報をおいている場所はないかも知れません。こういうチラシやパンフレットは、同じようなテーマでもこまめに改善して新規性を出していくことが大切です。まずは手に取ってもらえるかが勝負です。ついでに、この間の駈け上がりのことも展示しておきます。ところで、この時期は閑散期なので、現地の方はいまのところ新型コロナの影響は少ないとのことでしたが、今後長引くとどうなるかわかりません。インバウンドばかりに頼っていると、いざという時に首が回らなくなります。足下の国内の人がどれだけリピートするかも大事なのです。一番大事なお客さんは町内あるいは近隣地域の人だったりするのですが、そのことを忘れがちになったりします。私もよく施設運営の調査をしたりしますが、立地場所周辺の住民がまったく利用しないという所は案外多いのです。サービスの本質はまず足下です。地域の人が来ない場所というのは、そもそも本質的に問題があり、そこを改善しないといけないのです。もちろん、ターゲット設定が全く異なる場合はありますが、地元割合をある程度固めておけば、今回のような時に慌てなくて済むのだと思います。例えば、マグロの解体ショーなどは、最近いろんな場所で行われるようになりました。見たことのない人にとっては面白いですが、何度も見たことのある人にとってはそれほどの感動はないので、新しいプログラムを考えたり、見せ方を工夫するなど、「他にはないオリジナリティ」を常に探求する必要があり、「何度来ても発見がある」ところであればリピートされるのです。

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│-│-│2020/03/12(木) 22:15

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