アラカルト

スタートラインに立つ

いよいよ明日から大型連休ですね。天気は悪くなるようですが、気分は晴れやかです。ま、極力原稿書かねばなりませんが。◆ところで、2年かけて検討してきた安土城跡の整備基本計画がまとまり、県のHPにもアップされました。それこそいろんな意見があったので事務局は大変だったと思います。有名なお城だけにこれからもいろいろ言われることになろうと思いますが、現状でもかなり危険箇所があるのでそこを優先的に整備するのと、現状公開部分を当面は整備・発掘を行いますので、急に広げることはありません。とにかく広大なエリアだけに、限られた予算と人材でできる方法論を確立し、徐々に広げていくこととなります。土地所有者の意向で現物復元はいまのところできませんが、デジタル復元についてはOKをもらっています。やっとスタートラインに立ったという感じです。長期計画なので、ゴール時に私は生きていない可能性があります。それに、平行してやることもありますし。なお、このポンチ絵をもう少し見栄え良くできないか交渉したのですが、ダメでした。◆写真のお菓子は半年の留学を終えたゼミ生から頂いたチョコ。ビターっぽく見えますが、とってもミルキーでした☆

特別史跡安土城跡整備基本計画
https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/bunakasports/bunkazaihogo/331042.html

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│-│-│2023/04/28(金) 22:29

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風呂敷使ってますか?

木曜日は200人授業が午前中にあり、今日は初めての課題を回収したので真面目に整理していたら、夕方になってしまいました。人数多過ぎ…。同じ授業でも150人と200人では何かが違います。150人でできていたアクティブラーニングの流れが、200人ではできない。あと、グループワークは5人と6人では大きく効果が異なると考えています。カリキュラム改変とクロスーバー科目(他学科乗り入れ授業)の関係で人数が減ることはない(今でも選考しています)。教育上の実践研究として今後追究すべき課題を与えられた感じです。まぁ、体がもたないので効率性を考えますけどね。◆昨日、ゼミプロジェクトのことを書きましたが、その関係者で京都の風呂敷を制作している山田繊維さんが、5月19日(金)〜5月21日(日)まで、京都文化博物館別館にてふろしきとSDGsを絡めた展覧会を実施されます。ゼミ生の活動もパネルにされているようです。学生にも情報を流してはいますが、反応がほとんどないのが残念です。会社の方曰く、風呂敷のような文化をもつ国は海外にもあるが、これだけ多様に残っているのは日本だけのようです。目の前にある貴重な文化をどう若者に伝えていくのかが私の仕事のような気がしています。この機会にまずは風呂敷のイロハから学んでみよう。

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│-│-│2023/04/27(木) 20:44

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エターナリープロジェクト再び

厚着をした上にチョッキを着ていったので、今日は寒さに震えることはなかったです。ニュースを見ていたら、こうした寒暖の差等で「春バテ」になる人が多いとのこと。いろんな言葉があるんですね。私は会議が続くとすぐ頭痛になる持病がありますが…基本デスクワークが嫌いなんです。◆ところで、研究室のHPに昨年度のゼミプロジェクトである「エターナリープロジェクト」のバナーを設置いたしました。プロジェクトの概要とともに、ゼミ生達が取材したお店等の情報をそのままにするのがもったいなくて、3月に全店版権処理をして掲載することができました。イベントの時にパネル展示したものです。伝統産業等にご関心がありましたらぜひご覧下さい。この関連から新しい情報がありますので、また後日アップができればと思います。◆夜に日経新聞の夕刊を広げたらどこかで見た顔が!うちの学科の丸山一芳先生がドーンと載っていました。オープンファクトリーと大阪万博に関する記事です(詳しくは新聞をご覧下さい)。2年前に新学部ができた際に着任いただきましたが、こうしてご活躍されているのを見るととても嬉しくなります。

「エターナリープロジェクトのページ」
/images/eternally_project.pdf

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│-│-│2023/04/26(水) 20:27

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本を書くということ

厚着をして出勤したのですが、それでも寒かった。明日はもう一枚多く着ようかどうしようか。◆写真の本は最近いただいたもの。どちらも文化史や信仰に関わるもの。お二人とも元学芸員でしたが、現役中はなかなか本を書くのができなかったとのこと。丁寧なお仕事で頭が下がります。私も雑務があると、なかなか書きたいと思う状態にならず、波があります。また、時間があれば書けるというものでもありませんし、気分が乗ってきても人間食べたり寝たりしないと生きられません。そのちょっとの変化で筆が進まなくなることなどいくらでもあります。不思議ですね。って、能力ないことの言い訳だったりして。

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│-│-│2023/04/25(火) 21:41

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色の二面性

大丈夫だろうと思って少し薄着で出勤したら寒かった…。明日はもっと寒くなるようです。この頃天気が変わりすぎですね。◆今週のお花は藤と黄色のユリでした。藤も凄い華ですが、ユリの華はゴージャス過ぎますね。ちょっと調べてみますと、黄色のユリは「陽気」というポジティブな花言葉がある一方、「不安」や「偽り」など、ネガティブな言葉もあります。もともと、黄色は古代のギリシャやローマでは温もりのある色とされポジティブな側面がありましたが、中世になるとキリストを裏切ったユダを指す色とし、堕落・衰退・病気・憂鬱・狂気・嫉妬・不名誉などの象徴色となり、これが20世紀半ばまで続いたようです。ただ、ルネサンス期以降復権が始まり、18世紀には中国趣味として流行し、ナポレオンの時代には明るい色調が次第に受け入れられていったようです。日本では黄色というと幸福の象徴のような色ですが、やはり色のもつ二面性というのは面白いものですね。

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│-│-│2023/04/24(月) 22:47

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