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日本の異常性(その1):電力使用

関東や東北で停電の恐れがあるようですね。11年前の計画停電や4年前に北海道で起きたブラックアウトを思い出します。こういう時だけ騒ぐのではなく、日頃からの備えが大事。準備しておけば慌てることはありません。また、日本人は世界平均の3倍もの電力を使っているので、日常的な節電を心がけないとそのうち深刻な社会問題となるでしょう。使わないところの電気を消すのは当然ですし、そもそも過剰なところは根元から切ってえばいいんです。私の場合、昼間の電気使用の中心は照明とパソコンです。研究室の照明は強すぎるので、最初から真ん中を切ってしまっています。これで単純に3分の1は削減できます。また、パソコンはあえて小さいモニターを使用しています。さらに、離席するときは部屋の電源だけでなく、必ずモニターの電源をオフにします。多くの先生は大型モニターを複数併用していたりしますが、私からしたら贅沢かつ電力の無駄使いだと思っています。そりゃ、ちょっと不便なことはありますが、それで仕事ができなかったことはありません。むしろ、この小さいスペックを最大限に使うことを考えるようにしています。あと、この時期はもう暖房は必要なかったりしますが、もし寒いときに使えなくても足が冷えるだけなので、コート着て膝掛けすればなんとかしのげます。また、廊下や屋外照明などは、もっと人感センサーを使って必要なところに照射するようにすれば、そうとう電力を節約できるはずなのです。こういったことは前の本の原発限界論的な部分で提言しましたが、個別的な動きはそこそこあっても、なかなか政策的な動きに結びつかないので、実験的な環境を作って示す必要性を感じています。ほんまに、SDGsとかいいながら異常なほど電気を使いまくっているのが、今の日本なのです。みんなが1時間早く寝るだけでも大きな節電になるのです。

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│-│-│2022/03/22(火) 20:49

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あえて時代錯誤する

3連休最終日。今日も京都は大変な人出だったようです。私は仕事場に籠もって編集作業。昨日と打って変わり、なぜかサクサクと仕事が進みました☆どうして日によって効率に大きな差が出るのでしょうか。◆乗り換えたクルマは旧車の部類に入りますが、後付けのキーレスエントリーが付いています。ボタンを押せば開閉が楽にできますが、最近は「キーレス」を使わず「キー有り」にしています。時代錯誤といわれそうですが、考えてみれば「入れて回す」だけです。荷物がいっぱいあるときはキーレスは便利ですが、別になくてもいい。なんでもかんでも便利でボタンばかりにすると、電気やモーターが必要になるし、最近問題になっている半導体がいくらあっても足りなくなります。それに、電気系統に異常があったら全部ダメです。内側をロックして鍵を使わずに閉めるやり方も最近よくやります。ただ、鍵を車内に入れたままだと入れなくなりますけどね。昔、バスもない山村調査行ったときに一度やってしまったことがあります。途方に暮れていたら、現地のお兄さんが差し金を持ってきて「まかしとき!」といって、さっと開けてくれたのを思い出します。今のクルマは、ご丁寧にガードが付いて差し込めないらしい。進化って何なのか考えさせられます。

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│-│-│2022/03/21(月) 22:55

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未完成だから楽しい

3連休の中日。よく晴れたこともあってか、三条通りは超混雑していました。コロナ大丈夫か…。天気は良くても体調がいまいちで、何もかもが中途半端な1日でした。こんな日もありますね。◆朝は、かなり鮮明な夢を見ました。なぜかハリウッド俳優のキアヌ・リーブスさんが山科の東野に来ていて、偶然お会いし自分の持っていたグレーのポーチにサインを頂くというもの。好きな俳優さんの一人ではありますが、とくに最近映画を見ているわけでもなし、サインをもらう趣味もないし、不思議です。◆ジムニーが納車されて1ヶ月くらいになりますが、一つ困ったことがあります。雨が降るとバンパーがシミだらけになるのです。しかも、擦ってもとれない…。なので、専用のクリーナーでゴシゴシやったあとで、一番強力そうなコーティング剤で保護したらピカピカに☆ただ、これもいつまで持つのやら。ダメならこの上から再塗装しようと思います。旧車はいろいろありますが、その手間が楽しいんです。また、手を入れれば入れるほど愛おしくなります。今のクルマは完成しすぎていて、試行錯誤することが無さ過ぎるのです。

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│-│-│2022/03/20(日) 21:14

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水と風は100年かけて森を育てる

3連休が始まりましたが、雨なのでどこも行く気がしません。この時期に原稿編集を進めないと、また9月までできなくなるため仕事場へ。ただ、今日は溜まっていた事務処理と依頼原稿を作ったら終わってしまった…。◆ところで、今年の1月にアニメージュ展を観に行きましたが、その時に買ったのが写真の宮崎さんと大塚さんの本です。しっかり読みたかったので、隙間時間にチビリチビリと読み続け、今日読了しました。壮大なアニメ史を学んだ感じです。子どもの頃に観ていたアニメの舞台裏です。もう一度見直してみたいと思いました。宮崎さんは本当に哲学的な部分を重んじ、大塚さんは職人に徹するという、双方ともに個性的なキャラクターです。宮崎さんは「子どものための作品」にこだわりますが、実は私が好きなのは、彼が自分のために作った「ナウシカ」や「紅の豚」です。今、ジブリはマスコミをシャットアウトして何かをしているらしい。一説に「ナウシカ2」の製作をしているとも噂されていますが、私はその説を支持しています。なぜなら、「我々はこの2年間、ずっとマスクをする生活を強いられている」からで、劇中の世界が現実となったわけです。しかも、ウクライナで戦争が起き、もしかしたら核戦争になるかも知れません。そうなれば、ストーリーの前提となる「火の7日間」(ナウシカの時代よりも1000年前、人類が築き上げた文明をわずか7日間で崩壊させてしまった戦争のこと)までもが現実になる恐れもあります。村の老人は、敵将に対してこういう言葉を発します。「あんたは火を使う。そりゃわしらも少しは使うがの、多すぎる火は何も生みやせん。火は森を一日で灰にする。水と風は100年かけて森を育てるんじゃ」。これ以上「火」が使われないことを祈ります。◆どうしても銭湯に行きたかったので、夕方に草津の水春さんへ。大きいお風呂はやっぱりスッキリしますね☆

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│-│-│2022/03/19(土) 21:57

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情報発信力を鍛える

とても荒れた天気になった金曜日。雨もさることながら、風が凄かったように思います。結構いろんな所で、道が川になっていたりして。ただ、ジムニーだと多少の水没はまったく気にならないところが嬉しい。◆今日は、退院後の定期検査のため音羽病院へ。もともとMRIのような狭いところは苦手ですが、何度も検査しているとだんだん慣れてきます。結果は、とくに異常はないとのことで安堵。ただ、時間が経っても脳梗塞を起こす人もいるので引き続き検査はしますが、次回は1年後となりました。それで、日常的な検査は町医者にお願いするとのことで、紹介状を書いて頂きました。いろんな資料に目を通していると、音羽病院にも「地域連携課」なる部署があることを知りました。また、会報誌なども存在し、情報発信に意欲的な面を伺うことができました。うちの地域連携センターでは、私がセンター長を退任して以降、残念ながらニューズレターが廃止しされてしまいました。また、以前はタウン誌も発行していたのですが、それももう随分途絶えたままです。情報収集と情報発信というのは、ほんとうに地味な作業で面倒くさいのですが、状況を客観的に知る意味でもまたこちら側の意向を知ってもらう意味でも重要なもので、相互でやりとりすることで外部ネットワークの構築にも役立ちます。それを重要と考えるかどうかは、意識の問題になります。私もこれまでいろんな研究会やネットワークに関わってきましたが、そこで嫌というほど思い知らされたのは、人というのは「情報を取る」ことはしても、自分から「情報を発信する」ということはほとんどしないということです。ですから、ネットワークを構築しても情報を発信する人材は限られ、だいだい数人の同じ人が発信することになります。とくに研究会やボランタリーなネットワークの場合はどうしてもそうなりがちです。なぜ、そうなるのかというと、基本的に学校などで「情報発信を行う訓練がされていない」からです。ですので、関係する授業などでは「情報発信」を行う訓練を行ったりしています。ただ、学生が安易に発信すると、クレームが来たりするリスクを伴います。昨日も学生が粗相をしてある会社に謝罪したばかりですが、情報の重みを勉強させる上で、あえて行っています。教室の中だけでは実践的な力はなかなか身につかないのです。

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│-│-│2022/03/18(金) 22:14

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