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アラカルト松ヶ崎の伝説今日は蝉の声を聞きました。まだなんとなく弱々しい感じですが、もうすぐ夏本番ですね。◆さて、近江八幡の話ですが、学生が個別グループ行動をしている時に少し時間があったので、ちょっと単独行動をしました。「松ヶ崎」という所に行ってみたかったんです。長命寺さんの近くで有名らしい所のようですが、場所が良く分からず海岸沿いをうろうろしていたら見つけました。「名勝」とはあるものの、あまり整備されておらず、ちょっと残念な感じ。実は、前に日牟禮八幡神社に行った時、本殿裏の鏡池に「世に伝う長命寺松ヶ崎に相通ずると云う」という記述というか伝説があり、池から数キロ離れた場所に何の縁があるのかを確認してみたかったのです。すぐ脇にあるお寺さんにも話を聞きましたが、結局とくに分からず…。昔は10本くらいの松があったそうですが、今は桜が植わっているだけです。ただ、不思議だったのは、海側に小さな岩組があり、その延長上に三上山(近江富士)が見えます。お寺さんによると、昔からある岩とのことで、なんとなく二見浦の夫婦岩のようにも見えます(大きさはまるで違いますが)。思うに、ここは昔の禊ぎ場だったのではないでしょうか。なんとなく雰囲気が唐崎に似ています(唐崎は、古代の朝廷により七瀬之祓(ななせのはらい)の一つとされた場所)。だから、ここに弁天様や金比羅様があるのだと思います。これらの神ももともと祓いの神に通じます。ということは、この場所は日牟禮さんよりも古い信仰地である可能性が高いような気もしますが、はっきりしません。このところ、なんだか松ヶ崎が気になって仕方ありません。ちなみに、この辺りの長命寺山周辺は大きな島だったのです。
│-│-│2021/07/12(月) 21:42│
アラカルト命宿る山鉾もう梅雨が終わったかのような良いお天気でした。朝からヨガワークに参加。ゆっくり自分の体を観察します。午後は、山鉾を見学しようと町中をうろうろしていたら、運良く長刀鉾が立ち上がるところに遭遇。京都に来て20年経ちますが、こうした場面は初めて観ました。有り難いものです。うねりながら起き上がっていく様は、何か巨大な生き物のように感じました。お昼は三条通りの「こしの」さんというお店でハモとナスの揚げ出し定食を、おやつはカスカードさんでチョコレートパンを頂きました。ちなみに、今月のスーパース−ジーの表紙はアウトクラスさんの新作コンプリートカーでした☆
│-│-│2021/07/11(日) 22:19│
アラカルト八幡・安土のフィールドワーク朝から「安土未来づくり応援プロジェクト」で、学生31人と八幡・安土のフィールドワークを敢行しました。ほんとは1泊2日で行う予定でしたが、大学から宿泊許可がとれなかったので、日帰り活動です。密にならないよう、小グループに分けて行動してもらいました。雨が心配でしたが、ほとんど降ることなく、また体調不良者が出ることもなく、無事終了することができました。その後、私は地元の方とずっと会食をしていたので、さきほど帰宅。グループ行動の間、私はまたマニアックな場所に行ってきたので、後日アップします。お昼は、八幡堀沿いの茶楽さんでキーマカレーランチを頂きました☆
│-│-│2021/07/10(土) 23:21│
アラカルトこの季節になぜヒオウギを飾るのか?今日は退院後の定期検診の日。5月の健康診断の結果を提示したところ、大きな問題はないとのこと。ただ、別件で眼底に異常があるらしく、また落ち着いたら再検査をしないといけません。◆七夕が過ぎると、例年京都ではコンチキチンと祇園祭の音色が広がりますが、今年も新型コロナで中止。ただ、山鉾は組み立てるところもあるようです。今週のお花は、「ヒオウギ(檜扇)」でした。この花の葉は扇状に広がる珍しい形をしているので、この名があります。これからオレンジ色の花を咲かせます。「檜扇」とは、本来は今の扇子の古い形です。祇園祭ではこの花が欠かせないのですが、それは疫病退散・悪霊退散に効果があるとされるからです。ではなぜ、扇がそのような効果があるのか。簡単にいうと、「扇」というのは、本来「蛇」を象徴化したもので、蛇は脱皮することから「悪いものを拭い去る」という意味があります。この蛇は太古の昔は神として祀られていて、その蛇神の根源が「山の神」につながるのです。古代の日本人は人が死ぬと山に帰ると考えていて、生まれ変わると信じられてきました。つまり、この山の神は人間の祖神であると考えられてきたのです。巡り巡って、ヒオウギ=蛇神=山の神=祖神という構図があるのですが、現代ではそのことがほとんど忘れ去られ、形だけが残っているのです。和歌山県熊野地方では、「扇立祭(おうぎたてまつり)」といって、巨大な檜扇を御神体とし、お祓いを行う古いお祭りが今でも行われています。ヒオウギは少し変わった形をしていますが、日本人にとってはとても歴史や信仰と深く結びついた「神の存在」のようなものなのです。
│-│-│2021/07/09(金) 21:05│
アラカルト新プロジェクトの発足今月に新プロジェクトを発足することにしました。その名も「京都橘大学 安土未来づくり応援プロジェクト」です。近江八幡市・安土未来づくり課さんへの協力をさせていただくことになったので、そのまんまですが…。週末に学生と現地のフィールドワークを実施します。まだコロナ禍なので、万全の体制で取り組みます。大学の許可が下りてから時間がなかったので、ネームプレートを外注する時間がなく、夜な夜な切り出して全員分を作成しました。5年後の2026年は「安土城築城450年」となり、滋賀県と近江八幡市では、かなり大規模な事業を展開されるはずです。地域政策としても今から準備しておく必要があり、次代を担う若い世代のアイデアを少しでも盛り込めればと考えています。
│-│-│2021/07/08(木) 22:08│
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