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アラカルト民俗(民具)学の意味と未来内閣の顔ぶれが決まってきました。「株価大幅下落」や「おきて破り解散」などすでにいろいろありますが、女性が少ない点が気になります。それに、今朝の日経社説では大いに岸田さんを持ち上げる文章となっていて、宗教・利権・物価の話は全く触れていなくてなさけない。期待はしませんが、希望は捨てないようにしたいと思います。◆一方で、日経の文化欄の方は面白い。以前山下真奈良知事による収蔵品廃棄発言があり、それを受けて「民俗学の意義」を問うような記事を作られています(詳細は記事を参照のこと)。社会的に議論する場が最近なかった感じでとても良いと思います。博物館は単なる保存の場ではないのですが、「収蔵品の社会的な意義」をどこまで問うてこられていたのかは熟考する必要があります。今日の記事では「アート」や「記憶」などのキーワードが出ていましたが、私はそれでは弱いと思っています。民具などは「SDGs」と結びつけて議論・活用すべきと考えていて、昔は何もないところから自然と共生しあれだけのものを創造してきたルーティンがあったからこそ、日本文化はこれほど長く続いてきたのだと思っています。今はその価値が分からなくなっている時代なので、それらを少しでも分かりやすい形で表に出すのが自分の仕事と思っています。時間はかかりますが、ゆっくりできることをしていきます。一方で、現代の生活道具というものも、どう精緻化し資料化するのかも考えていく必要があるでしょう。
│-│-│2024/10/01(火) 08:08│
アラカルト秋の地域イベント昨夜はテレビでやっていた「踊る大捜査線 THE MOVIE」を録画で視聴しました。懐かしい感じで確認したら、この映画ができたのが1998年、レインボーブリッジが完成したのが1993年です。東京の「都市博覧会(フロンティア博覧会)中止」の影響で忙殺されていたのを思い出しました。◆さて、昨日は山科区役所前で「第1回やましなエシカルマーケット」が開催されるというので、少し覗いてきました。福祉施設のブースが多数出展されていて、大学も子ども向けのワークショップフースを出展したり、レストスペースの提供などをしていました。これまで東部文化会館などでイベントをされていましたが、こうして町中でやる意味もあると思いました。これから、秋の地域イベントが目白押しです。以下にまとめておきました。
09月29日 第1回やましなエシカルマーケット(昨日開催済) 10月18〜20日 陶器まつり 10月20日 山科祭り 10月26〜27日 京都矯正展 10月27日 メディカルフェスタ 11月1〜3日 京薬祭(大学祭) 11月2日 わくわくフェスティバル 11月2日 山科ふれあいあおぞら駅伝 11月4日 ぐるっとふれ愛まちフェスタ 11月5日 六兵ヱ池公園「地域ふれあい広場」 11月9〜10日 橘祭(大学祭) 11月16日 山科でひろがる子ども食堂 11月23日 区民まつり 12月1日 山科検定 12月14日 義士まつり │-│-│2024/09/30(月) 10:09│
アラカルト小さな恐竜プロ野球は、最後の最後で命運が分かれてしまいましたね。でも、これからが面白くなりそうです。◆9月の終わりになりますが、うちの周りでは非常に小さな虫が大量発生しています。何種類かいて、夜になると電気につられて窓に押し寄せます。その虫を狙ってヤモリも活躍します。写真は台所の窓ですが、毎夜この風景を見て過ごしています。ヤモリは、小さな恐竜みたいで結構好きです。
│-│-│2024/09/29(日) 12:17│
アラカルト酔芙蓉が開花しました石破さんが次期自民総裁に決まりましたね。岸田さんがあまりに酷かったので、どこまで立て直せるかお手並み拝見です。期待はしませんが、少しでも新しい時代を切り開いていって欲しいと願います。◆後期授業が始まって1週間。バタバタが止まりません。年々仕事が増えていくのに加えて多くの授業を担当しているのと、新学科になって受講者数が急増したのが堪えます。それにゼミプロジェクトが大詰めを迎えています。無理しないようにボチボチ進めます。少し涼しくなったら酔芙蓉が咲き始めました☆一時は枯れる寸前までいった木ですが、今年も元気に花を咲かせています。時間帯によってお花の色が変化するのが面白い。綺麗なお花をみると元気になりますね。
│-│-│2024/09/28(土) 09:12│
アラカルト制度の見直しとその運用袴田さんの裁判が無罪判決となりました。何か心に引っかかっていたトゲがとれたような感じです。真実がどこにあるのかは置いておき、捜査方法や手続きなどで反省や改善すべき点が多かったと思うので、犯人捜し以上に大事なのは制度の見直しでしょう。◆9月19日および9月26日の日本経済新聞夕刊に、2回に分けて大阪中之島美術館の経営について取り上げられていました(詳細は新聞を参照のこと)。この美術館は、日本で初めてPFIコンセッション方式を取り入れた施設です。簡単にいうと、公設でありながら民間経営をしているのです。通常の美術館は総支出に対する収入の割合の平均が2割なので、8割が赤字(税金で補填)です。しかし、中之島美術館はなんとか黒字経営をしている珍しい施設です。その実情は厳しく、展覧会だけでなく「ユニークベニュー」という本来の事業以外のイベントを多々行うことで事業収入をまかなっています。私は準備室のころから少しお手伝いをしていましたが、そもそも美術館(国立国際美術館)の横に美術館を作ることに反対でしたので(土地を買った時代と情勢が異なるので、契約そのものを見直し天王寺の市立美術館を充実させてそこと合体させる案を提示していました)、だんだんと引いていきました。この記事ではいいことばかり書いていますが、課題点をあまり書いていない点に問題を感じます。記事を読んだ人がコンセッション万歳とならないといいのですが…。この制度についてはまだ始まったばかりですので、長い目で評価していくべきでしょう。なんでもそうですか、完璧な制度などありませんし、制度以上に大事なのは「誰が運用するか」だと思っています。また、美術館の役割も変化してきています。
│-│-│2024/09/27(金) 08:41│
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