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アラカルト幸せなひととき風は強かったですが、良い天気となりました。学内の桜が満開となり、どこにも行かなくても楽しめる環境となりました。研究室から見える素敵な景色を独り占め。幸せなひとときです。
│-│-│2021/03/26(金) 22:30│
アラカルトブラックボックス化の先にあるもの2020年度の終わりがだんだん近づいてきています。実はこの3月末で大学勤務が丁度20年となります。教育環境とはまったく異なる世界から入ったので、最初はどうなることやらと思いましたが、小さな課題は沢山ありましたが、大きな失敗を起こすこともなくそれなりの成果を残せたかなぁとは思います。かなり使い捨てされたこともあったですが、それも経験でしょうか。◆ところで、最近新しいツールが手に入りました。ボールペンではありません。車に使用するもので、ウォッシャーノズルの目詰まり等を解消する道具です。両側に2本の針が付いていて、細い方が目詰まりをとるもので、反対側の太い方はノズルの向きを調整するための針です。最近は細い針金を利用した荷札などが使われなくなり丁度良いものがなく、ノズルが詰まるとそのままにして、オイル交換の時などにお店の人にお願いしていました。ただ、このくらいのことは自分でやろうと思い、前から欲しかったんです。黄砂や花粉の時期ですし、これから重宝します。車は好きで洗車はしますが、あんまり自分で整備しないので、できそうなことは覚えていければと思います。昔、工場のおっちゃんに「そのくらい自分でやれ!」って良く怒られたなぁ。それに昔は作業をしている場面をずっと見させてくれました。今は「ロビーで座ってて下さい」ですから、作業場面を見ることすらなくなりました。効率性も大事ではありますが、物事のブラックボックス化は創造力や創作力をなくしてしまうことに繋がります。?まず作業を見る、?自分で分解する、?見よう見まねで組み立てる(で、壊しちゃったりなんかする)。こうしたプロセスを経てモノの仕組みを理解し、次なる創作の意欲や発想が生まれるのですが、今の社会はそれを放棄しているかのようです。電子化が進めばさらに関心を持たなくなるでしょう。もちろん、秘密保持という問題や、人に見られると作業に集中できないなどの問題もあると思います。あるいは個人で修理できたら売り上げが減るという問題などもありますが、教育という視点で考えると可能な範囲で見せるべきなのです。そんなワークショップスペースがあると素敵だなと思います。個人的に好きなのは、岐阜・各務ヶ原市航空宇宙博物館と東京・お台場のヒストリックガレージにあるレストアスペースです。来場者が飛行機や旧車のレストア作業を見られる空間があるのです。ブラックボックス化が進んでしまうと、極端な話、親がどんな仕事をしているのかすら知らない子どもが増えてしまいます。また、利用することだけで物事の裏側や本質に関心をもたなくなります。文教分野では、1980年代後半くらいにその事が社会問題化し、子ども達に構造を理解してもらえるように、「シースルーモデル」といって中身が見えるように作る動きがありました。しかし、そうした動きもあっという間になくなったような気がします。個人的にはこのことをずいぶん昔から深刻に受け止めています。また、電子化が進み、シースルーにできないものも沢山でてきました。今はお金すら形の見えないモノになってしまいました。今はいいのでしょうが、本質を理解できなくなるばかりか、不測の事態に対応する能力も失われていくはずです。ただ、最近は工場見学的施設などが親子に好評で、インスタントラーメン博物館など製造過程をただ見るだけでなく、自分でも作れる環境ができつつあるのは一つの方向だと考えています。あと、凄いなぁと思うのは、近江八幡のクラブハリエさんです。あのバームクーヘンはレシピが公開されていますし、作る場面もお客さんに見せています。ああいうことができる組織が本当の意味で「強い組織」なのだと思います。
│-│-│2021/03/25(木) 21:17│
アラカルト経験の積み重ねが自信と未来をつくる全国で感染者がまた急増しています。まぁ、こんなに陽気が良ければ当然でしょう。遠隔授業には戻りたくないけど、覚悟しないとなぁ。◆さて、今日は朝から京都市京セラ美術館を訪問。卒業生が3年前からリニューアルの業務を担当していましたが、お互い都合がなかなかつかず、ようやく対面。お元気そうでした(私は死にかけましたが…)。舞台裏は本当に大変だったそう。そして、今月で契約が切れるため、地方の施設に移るとのこと。これまで培ってきた経験が生きることを祈ります。コツコツと重ねてきたことが、必ず自信と未来に繋がります。展示も見学しましたが、今開催中の特別展がとてもインパクトがありました。また、建物の中庭が意外に面白い空間で、とても精神的に落ち着く感じがしました。◆お昼は、東山駅近くにある「明日香」というお店で天麩羅定食を頂きました☆油ものはLDLに引っかかるとは思いますが、たまには良いでしょう。天麩羅は大好きなんです。天麩羅のおつゆも全部飲みたかったですが、チュッチュと吸っただけで終えました。
│-│-│2021/03/24(水) 21:23│
アラカルト京都時宗道場御朱印巡り学内の桜が最盛期を迎えつつあります。数日前のことですが、気持ちが良かったので、休憩時間に少し大学周りを散歩していたら、なぜか歓喜光寺さんが気になったので寄ってみました。このお寺は時宗六条派の本山で、もとは京都六条河原、今の錦天満宮さんの位置にあり、明治の神仏分離令までは錦天満宮さんと同じ境内にありました。明治40年に東山の法国寺と合併しそこに移転ましたが、さらに駐車場改修の関係で昭和50年にここ山科に移ってきています。ですので、本堂は法国寺のもので京都府京都府指定有形文化財となっています。詳しくはよく分かりませんが、時宗の珍しい建築様式なのだそう。このお堂は、豊臣秀頼が母・淀君の安寧を願って建立されたと伝わっている貴重な遺産です。また、中世の生活様式を知る上で日本の国宝となっている『一遍上人絵伝(六条縁起)』は、元はこのお寺に伝わったものです。昔に較べたら入りやすくなったんですけど、どうしても存在が薄い。寺務所を覗くと、「京都時宗道場御朱印巡り」と書かれたチラシがありました。お寺の方によると、昨年の1月に始める予定だったのですが、コロナの関係で今月からスタートしたとのこと。とても縁を感じましたので、御朱印プロジェクトの一環としてやってみることにしました。御朱印帳はオリジナルで、各寺院の概要が書かれています。京都は真宗の寺院が圧倒的に多いですが、意外に時宗のお寺もあることがわかり、これから気ままに時宗巡りをしたいと思います。
│-│-│2021/03/23(火) 21:43│
アラカルト本麻奈良晒新棟が完成し他の工事もほぼ終わったため、今週から学内の大移動が始まっています。私は何も変わらず。引っ越しはあまり好きではないのでラッキーです。ただ、使わない本も多いので、この時代早めに電子化しておく方がいいのかも知れません。◆さて、奈良の続きです。まちを歩いていて足が止まったのがこのお店。麻布(まふ)「おかい」さん。この辺りは昔から何度も来ていますが、記憶にないので興味関心が向かわなかったんでしょう。逆に、最近はこうした文化に深く関心を持ちます。奈良は木綿が知られているのは知っていて、靴下なども使ってはいますが、実は麻も有名だったそう。奈良晒(ならさらし)とも称するようです。お店の人の話では、最盛期は麻を扱うお店が100軒以上あったそうですが、現在は7軒ほどらしい。世の中、知らないことが多すぎる。麻は徳島とも繋がります。3年前に滋賀で近江布(麻)の布巾を買ってまだ使っていますが、そろそろ痛みも多くなってきたので、今度は奈良の麻ふきんを使ってみたいと思います。
│-│-│2021/03/22(月) 21:35│
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