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京都の特別公開:山科・随心院

ようやく入試が終わりホッとしています。実はこの2日間、結構体調不良というか片頭痛で薬を飲みながらの対応でした。でも、昨夜早めに寝たら今朝はだいぶ体が軽くなっていました。◆写真は、先日大学院の授業で訪れた山科の小野にある随心院です。現在、秋期京都非公開文化財特別公開中で、本尊「如意輪観世音菩薩坐像」や快慶作「金剛薩埵坐像」などの仏像を内陣まで入って拝観できるだけでなく、書院の中にまで入って「四愛図」を鑑賞することができます。私は何度もここには訪れていますが、このような機会は初めてでした。また、なぜか色とりどりの和傘で空間演出がなされていました。随心院の特別公開は、11月30日までとなっています。

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│-│-│2025/11/15(土) 08:52

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早まる入試と変わる大学

学内では日に日にインフルに感染する学生が増えています。人混みに行くときには注意したいですね。◆昨日今日と推薦入試が始まっています。私はそれなりに責任のある立場になっているので、精神的に追い詰められますが、受験生は人生がかかっているのでもっと大変ですね。2、3年くらい前から入試が前倒しになっていて、受験生が年内試験で決着をつける方向になってきています。なんとかまだ定員確保はできていますが、今後ますます少子化が進んでいくので、そろそろ本格的なリカレント教育やネット大学のようなものなど、新たな戦略が必要になってくるかも知れません。ただ、従来型のシステムも存続していくことでしょう。私はAI授業などよりガチ対面(体験)授業を極めます。こういう時代だからこそ、ホンモノをきちんと見せたり体験させたりしないといけないと考えています(機械はあくまでその補助)。

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│-│-│2025/11/14(金) 08:49

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京都の紅葉が始まりました

朝起きるのがつらくなる季節となってきましたが、家の前の紅葉が赤く色づいてきました。本格的には来週からでしょうけれど、今週辺りから町中の混雑や渋滞が始まっていくと思います。リフォームしてから初めての紅葉シーズン。とても楽しみです。

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│-│-│2025/11/13(木) 08:48

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作品に込められた意図

映画「国宝」の勢いが止まりません。興行収入170億円を突破し、これまで邦画実写歴代1位だった「踊る大捜査線 THE MOVIE 2」(173.5億円)に迫ります。確かに、もう一回映画館で観たいかも。◆先週の金曜ロードショーで放送された「おおかみこどもの雨と雪」を録画で鑑賞しました(画像は公式HPより)。「竜とそばかすの姫」の細田守監督が2012年に制作したものです。何の基本情報もなく観始めたら、設定が奇抜でしかも序盤で主人公の夫が亡くなるので、あまり気持ちの良くないまま展開が続きます。また、子どもも本人も死にかける場面があり、安心して鑑賞できない作品でした。ただ、この作品に込められた「生まれながらの境遇」「人に言えない悩み」「社会的差別・孤立」「田舎暮らし」「子育て」「子どもの成長」「近所づきあい・共助」「親離れ、子離れ」といったコンセプトは、後からじわじわ来ます。少し経ってからまた観るとまた印象が変わる(それぞれの立場が良くわかってくる)ような作品だと思いました。

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│-│-│2025/11/12(水) 09:57

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町工場の付加価値

一段と冷え込んできたので、そろそろコートが必要ですね。京都はこれからが紅葉のシーズンです。◆先日の日経新聞・日曜版「NIKKEI THE STYLE」にオープンファクトリー特集の切り抜きをじっくり読んだらとても興味深かったです(詳細は新聞を参照ください)。もう30年以上前になりますが、東京都墨田区の「小さな博物館」と「3M運動」というオープンファクトリー的な事業にほんの少し関わっていたのを思い出しました。今でも、町工場や職人さんの付加価値をどう認知向上させるかについて考え続けています。時代に合わせた環境改変が必要なのだとは思いますが、ものづくりの基本は変えて欲しくないと思います。

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│-│-│2025/11/11(火) 08:32

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