アラカルト

世界平均の3倍もの電気を使い続ける日本人

東北の震災から9年。改めて犠牲になられた方々に哀悼の意を表しご冥福をお祈りいたします。現在でもまだ4万7千人もの方が避難を続けておられます。今夜のNHK特集で復興ハイウェイのことが取り上げられていました。ハードも確かに重要ではありますが、本当はその前にソフト整備や町の魅力をどう考えるのかという検討をしておかないと、思うような地域振興は望めないと思われます。そして原発。9年経っても根本問題は解決しないまま。そして福井の事件。今月、「世界」という雑誌で裏取引取材の舞台裏について特集がされていました。また、組織ぐるみで反対派に妨害をかける話など、読んでいて心の底から腹が立ちました。多くの人に読んでいただきたいです。今の電力会社に原発を扱う資格があるのかと問いたい。また、我々自身も電気に依存しすぎない生活を心がけなくてはなりません。正確な情報がないのでわかりませんが、感覚的におそらく関東よりも関西の方が一人あたりの電力使用量は大きいのではないかと思っています。そして日本人の一人あたりの使用平均は、世界平均の3倍なのです。皆、そのことに目を向けず、無限に電気があるかのように生活している恐ろしさをいつも感じます。こういう日だからこそ、防災のあり方や、資源の利用について考える日にできればと思います。

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│-│-│2020/03/11(水) 21:53

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鑑賞と創造のプログラム

新型コロナ感染の広がりに終わりが見えません。とうとう入学式も中止にするとの連絡がありました。こうなるとGWのイベントも危ないかも知れません。さて、どうしたものか。◆磐座の原稿を入校することができたので、しばし安堵。さて、次なる仕事にかかります。今の本業となるアートプログラムについての研究の続きを始めます。ビジュアルシンキングストラテジーに関する本は山のようにありますが、とりあえず主要なものから手をつけます。日本は受験勉強のために鑑賞教育すら放棄してきた歴史があり、前に受験校の美術の先生が嘆いていました。しかし、どんなに知識を詰め込もうとも、クリエイティブな脳は発達しません。また、鑑賞教育だけでもダメなのです。「創造的プログラム」をしっかりと組み込まないと、新たなアイデアや革新的な開発は生まれないし、生活におけるセンシティブな部分も欠落していきます。文化施設においても、まだまだ「鑑賞」が主体であり、「創造」的プログラムは驚くほど少ないのです。それぞれが別ではなく、両輪であるべきと考えています。びわ湖ホールのように高度なオペラを創造している施設もありますが、あれは施設内での話であって、市民県民の想像力が高まるわけではないのです。この辺の穴を埋めるという意味で、私の存在価値はまだあるのかなぁと思ったりします。◆今夜は、前に京野菜プロジェクトを行っていた卒業生とイタリアンのアッソルッソで会食。卒業しても本の編集をやるといっていたのですが、実際に働き始めたら無理とわかり、プロジェクトの修了式となりました。仕事始めると難しいですよねぇ。貸し出していた機材もやっと戻ってくることに。4年間の蓄積が日の目を見ないのは残念ですが、3回生のプロジェクトに生かせたらと思います。ここのピザを一度食べてみたかったのですが、とってもモチモチでナンに近い感じでした☆ここはちゃんとした窯で焼いてきます。生パスタもとても美味しかったです。それに最後に頼んだイチゴのクレームブリュレというのが最高に美味しかったです☆でも、ちょっとズボンがパンパン…

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│-│-│2020/03/10(火) 23:32

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京都の不思議な地名

株価が急落しているようで、市場が大混乱です。一時的なものなのか、長引くのか、先行き不安がいろんなところで続きます。もしかしたら、このままウイルス対応が長引くと人々の生活様式が変化していくかも知れません。◆昨日の話になりますが、昼食後軽く体を動かしたかったので、近くを少しお散歩しました。普段行かないところを歩こうと思い、裏道をぐるぐると。すると、鏡山小学校の前に出ました。この地域には鏡山という地名はありませんが、鏡山を望むところにこの学校があるので、「鏡山学区」という名称はあります。で、ここの地名が「御陵血洗町」といいます。知らない人はビックリすると思います。私も最初にこの地名を知ったときには驚きました。しかし、その名前の由来は義経伝説と関係があるのです。この地にある「血洗池」という場所で、かつて牛若丸(後の源義経)が関原與市(せきはらのよいち)一党を切り、刀についた血をこの池で洗ったところからこの地名があるとされています。その他にもいろんな説はありますが、すぐ近くにある京都薬科大学のグランド内に、その血洗池と義経が腰を掛けたとされる「腰掛石」が今でも残されています(非公開)。なんか歴史の一場面を想像してしまいます。京都は歴史がとても古いので、ちょっと歩くだけでいろんな気づきがあって面白いです。学校はいま難しい対応を迫られているところではありますが、皆仲良く元気に育っていって欲しいと願います。

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│-│-│2020/03/09(月) 22:35

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大人のプラモデル

3月11日が近づいてくると震災の番組が多くなってきます。今夜の大槌町役場のドキュメンタリーは、震災の教訓を正面から捉えていたよい番組だったと思います。過去には戻れません、過去から何を学び次に生かすかです。一方で、自然に逆らわない地域計画という視点も忘れてはならないと思います。私はそれが計画の原点だと今でも思っています。◆午後から晴れて気持ちよかったですが、今日も1日家にいたので、ずっと放っていたダッシュボードの仕上げを行いました。だいぶ時間も経っているので、塗装も落ち着いているかと思います。細かい部品を組み付けていきました。メーター、時計、エアコンルーバー、アシスタントグリップ、グローブボックス、アッシュトレイ、エアコンダクトなど。オークションでお安く手に入れたものですが、ドロドロだったのを綺麗にクリーニングして乾かしてあったものを順番に取り付けます。ついでに裏側の錆処理も。かなり放置していましたが、ようやく完成です☆これは、まぁ、大人のプラモデルでしょうねぇ。問題はJB32のエアコンにドッキングできるかなのですが…◆お昼だけ、近くのレガーロさんまで外出。今日はジビエ料理(鹿肉のステーキ)にしました。ここの鹿肉はおそらく牛のステーキよりも美味しく調理されていると思います☆スイーツは、サツマイモとオレンジのタルトでした☆

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│-│-│2020/03/08(日) 22:31

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ブランディングデザイン

いい陽気の土曜日でしたが、ちょっと職場に寄ってきたくらいで、家でおとなしくしていました。なかなか辛い。◆先日、ちらっと寄った本屋でなんとなく気になって買ったのが写真の本。ゼミプロジェクトで商品開発をしている関係で、こういうタイトルには惹かれてしまします。慶応大学では日本初のアートマネジメント講座を受講した経緯があるので、半母校的な感覚があります。ほんとに「売れる」ように企画・開発するって大変。最近、産学連携で開発された商品の情報を新聞等でよく目にしますが、どれだけ反響があったのかまでは書かれていません。連携して何かを作るのは簡単です。それが社会的に評価されたり、きちんと売れ切れたりするレベルまでもっていくのは並大抵なことではできません。水野さんのことは知りませんでしたが、くまモンや中川政七商店のブランディングデザインを手がけられた人で、一言一言が共感するところばかりで、とても刺激を受ける内容でした。あと、とても正直な方なんだろうなぁという印象を受けました。しかも内容的に、今私が研究しているビジュアルシンキングストラテジー(美術鑑賞法)にも繋がる内容だったという点で、とても縁を感じた次第です。変なハウツー本とは異なります。日本の教育やビジネスは次の段階に入っていると考えて良いのですが、それを実践している人は恐ろしく少ないというのが気になるところです。◆お昼は久しぶりに椥辻のスマイルキッチンジクさんで薬膳健康ランチを頂きました。いつもここでは元気を頂きます☆ごちそうさまでした。なんでも、ここで働いていた方がうちの大学の事務局に入ったらしいのですが、最近スタッフが多すぎて名前が全然わからないのが悩みです。入れ替わりも激しいし、だんだん覚えようという気力が失せています…いけないですね。ただ、何年も同じ場所にいても直接話す機会はほとんどないので、いつの間にか辞めているなんてことも多々あります。昔はもっと交流が盛んだったように思うのですが、時代の流れなんでしょうか。

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│-│-│2020/03/07(土) 22:25

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