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アラカルト地域創生への覚悟なんとか今週の入試日程は無事に終了しホッとしています。学生の人生を左右する大事なイベントなだけに、夜も眠れずかなり緊張の連続でした。◆今朝は、新聞で石破首相の施政方針演説をじっくり読みました。昨年の所信表明演説が20点くらいだとすると、今回は50点くらいは出せるかと思います。かなり突っ込んだ表現があったことは多少評価できるかと思います。ただ、全体的な構成に疑問を感じたのと、各項目内容のバラツキが大きすぎる点に準備不足があるように思いました。本来であれば、まず政治改革を前面に出し、その次に国民の不安対象である物価高や賃金問題・年金問題の事を丁寧に説明すべきだったと思います。が、この点が20点以下だったのが残念です。結局、体質が変わらない事を意味します。防災についてはかなり具体的な記載があるものの、他には数値目標すらありません。地方創生は少し頑張る意欲は伝わってきますが、これまでの失敗・失策の反省にたちここにこそ数値目標が必要なのですが、結局ばらまきになる可能性が高いです。ちなみに、地方創生に関して今年読んだ中でピカイチだったのが写真の本です。長年、兵庫県高岡市長を勤められた中貝氏が書かれたもので、どのように高岡を立て直されたのかが克明に書かれており、どの地域でも参考になります。ただ、地域資源は場所によって異なりますので、本書のノウハウをどう応用するかは使う人に問われます。また、いつか高岡の調査を深くしてみたいと思っていますが、書かれていることと現場の実態の差がどこまであるかも気になるところです。何より大事なのは「首長の覚悟」です。高岡には中貝氏がいたから良かったわけで、読んで頂ければわかりますが彼は相当な覚悟をもって事にあたってきています。とにかく、これからの日本は人口が増えることはありませんから、地方においては格差がますます広がっていきます。衰退する地域では自治体がだんだん機能しなくなっていくので、まずは広域合併が始まると予想しています。そうならないように、覚悟決めて地域振興をする人がどれだけ出てくるかでしょう。◆明日は朝からバタバタしますのでブログはお休みします。
│-│-│2025/01/25(土) 10:02│
アラカルト安土城考古博物館の展示リニューアル時期が決定入試初日は小さなトラブルはありましたが、大きな事故もなく無事終了しました。今日も何もないことを祈ります。◆ところで、嬉しいニュースが届きました。ずっと準備を続けていた安土城考古博物館の部分リニューアルがもうすぐ終わり、今年の3月18日にオープンすることが決まったようです。この施設はちょっとマニアックな部分が強いので、映像展示を通じて少しでも歴史に関心のない人も来ていただけることを期待しています。また、地域に住む人こそ訪れてほしいと願います。ただ、駅からも城跡からも微妙に遠いのが問題なんです。施設の立地条件というのはとても大事ですね。
安土城考古博物館 3月に展示リニューアル https://news.yahoo.co.jp/articles/f0f3ff839c890092ed72df7100a0267fa95001cf │-│-│2025/01/24(金) 08:46│
アラカルト日本人の美意識 〜不足の美、余白の美〜今日明日とうちの大学では一般入試が行われます。曇りですが、雪が降らなくて良かった。◆昨日、イチローさんがアメリカの野球殿堂入りを果たしました。アジア人初の快挙です。おめでとうございます。彼のフォームはとても綺麗で、今でもたまに動画サイトで見たりします。満票での選出でなかったようですが、彼は「1票足りないのは凄く良かった」「不完全であるのはいい」などと、前向きに答えていたのが印象的でした。もちろん悔しさもあるとは思いますが、まだまだ精進すべきところがあると受け取ったのでしょう。欧米では「人工美」や「完全な美」が好まれるといわれますが、日本では古来より「不足の美」や「余白の美」が尊ばれています。つまり、足りないところや何もない部分をマイナス的に捉えるのではなく、そうした部分にこそ見る人が新たなイメージや想像力を膨らませていく重要な要素としてとらえるという考え方です。それは、自然と調和した文化を長い間育んできた日本人特有の美意識なのだろうと思います。写真の茶碗は職場で使っているものです。ツルツルピカピカでシンメトリーな磁器よりも、こうした土の感じが残る陶器がなぜか好きです。
│-│-│2025/01/23(木) 08:58│
アラカルト七五三の若松またトランプ劇場が始まりました。今後の世界情勢が気になりますが、新たな国際秩序が誕生することを祈ります。◆今月のお華はいろいろです。中でも正月らしい若松はこの時期ならではです。下のところに金と銀の水引を結った形式を華道では「七五三の若松」と呼ぶようです。若松は生命の勢いと美しさが尊ばれ、依り代の意味もあるかと思います。七五三は割れない数字として祝いにふさわしく、水引・松の翠・三才格で表しているとのこと。ただ漠然と行けてあるのではなく、形にも意味があります。若松は比較的長くもつので、月末まで展示をしておく予定です。心安らかに自然を愛でることの日々が続きますように。
│-│-│2025/01/22(水) 10:18│
アラカルト組織はやっぱり人このところフジテレビが凄いことになっていますね。TBSも慌てて調査を始めたようですし。経営者の姿勢というのはホンマ大事です。◆経営者といえば、今月日経新聞の「私の履歴書」欄に掲載中の岡藤正広・伊藤忠商事代表取締役会長の話がすこぶる面白い(詳細は新聞を参照下さい)。大概、経営者の話は建前的で面白くないのですが、この方は破天荒というか文章力もあって惹きつけられます。とくに今日は社長就任のいきさつが書かれていて、涙が出るほどの内容でした。商社のことも伊藤忠のこともほとんど知りませんでしたが、会社の舞台裏が知れてとてもためになると同時に、とても身近に感じるようになりました。組織はやっぱり人ですね。
│-│-│2025/01/21(火) 11:03│
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